


目次
- エーススペックとは?
- エーススペック評価ランキング
- 評価基準
- プライムキャッチャー
- アンフェアスタンプ
- きらめく結晶
- プレシャスキャリー
- 偉大な大樹
- マキシマムベルト
- ポケモン回収サイクロン
- ヒーローマント
- レガシーエネルギー
- エネルギー転送PRO
- パーフェクトミキサー
- シークレットボックス
- ハイパーアロマ
- ネオアッパーエネルギー
- リッチエネルギー
- つりざおMAX
- マスターボール
- メガトンブロアー
- ポケバイタルA
- トレジャーガジェット
- ニュートラルセンター
- デンジャラス光線
- 覚醒のドラム
- スクランブルスイッチ
- 希望のアミュレット
- リブートポッド
- サバイブギプス
- ミラクルインカム
- デラックスボム
エーススペックとは?
「ACE SPEC(エーススペック)」は1つのデッキに1種1枚しか入れることができないカードタイプです。
同盟カードはもちろん、別の名前の「エーススペック」も含めて1枚しかデッキに入れることができません。
その代りに強力化効果を持っていますので、どのエーススペックを採用するかはデッキの方針を左右する大きな選択になります。
それゆえに、デッキを組むたびにどのエーススペックを採用するかで悩んでしまいますよね。
今回はそんな方のために、各カードの評価と使い方を価格とともにご紹介します。
※本記事の価格は2025年5月29日のものです。
エーススペック評価ランキング
カード画像 | カード名 | 評価 最低価格 |
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SS 120円 |
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SS 680円 |
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S 100円 |
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S 1,980円 |
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S 180円 |
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S 50円 |
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S 30円 |
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S 580円 |
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A 30円 |
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A 80円 |
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A 1,380円 |
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A 440円 |
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A 100円 |
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A 300円 |
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A 50円 |
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B 70円 |
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B 100円 |
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B 40円 |
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B 60円 |
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C 80円 |
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C 80円 |
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C 48円 |
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C 48円 |
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C 80円 |
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C 50円 |
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C 48円 |
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C 80円 |
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C 50円 |
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C 50円 |
評価基準
評価基準は「汎用性」「唯一性」「実績」の3項目でそれぞれ5段階で評価を付けました。※詳細は次項
3項目の合計点を以下の基準で総合評価に反映しています。
「SS:14~」
「S:13」
「A:11~12」
「B:9~10」
「C:~8」
ただし、ほとんどのエーススペックは通常のカードと比べて非常に強力な効果を持っています。
そのため、評価が低いカードでも相性の良いカードやデッキが見つかって急に活躍することもあります。
実際に《つりざおMAX》や《ポケバイタルA》《リッチエネルギー》は登場からしばらくは見向きもされないカードでしたが、採用される機会が増えてきています。
1枚ずつしか採用できないものですし、今後は追加されることもなさそうなので、念のために全種揃えておくことをお勧めします。
汎用性
5:
どんなデッキでも活躍する
4:
どんなデッキでも活躍できるが、不要なデッキもある
3:
条件が合うデッキでなら活躍でき、その条件が緩い
2:
条件が合うデッキでなら活躍するが、その条件が厳しい
1:
現状では活躍する場面がない
唯一性
5:
・全カードで同じ役割のカードがない
・同じ役割のカードよりも性能が非常に高い
4:
・同じ役割のカードは同カード種にはなく、多種のカードに採用実績がある
・同じ役割のカードよりやや性能が高い
3:
同じ役割のカードは同カード種にはないが、多種のカードに採用実績はない
2:
同じカード種に同じ役割のカードがある
1:
同じ役割のカードが多数存在する
汎用性
5:
採用されているデッキが常に大会で入賞している
4:
採用されているデッキが頻繫に大会で入賞している
3:
採用されているデッキが定期的に大会で入賞している
2:
採用されているデッキがまれに大会で入賞している
1:
採用されているデッキが大会で入賞したことがほぼない
プライムキャッチャー
理由がなければこのカードを採用しておけば間違いないという1枚です。
スタンダードの呼び出し札と言えば《ボスの指令》ですが、エクストラには自分のポケモンの入れ替えまでできる《グズマ》というカードがあります。
《グズマ》はエクストラでも強力なカードとして人気ですが、《プライムキャッチャー》グッズになった分《グズマ》の上位互換とも言えます。
間違いなくスタンダードで許されるパワーを超えたカードで、エーススペックだからこそ許された性能です。
その性能から採用率は断トツで高く、需要に比例して価格も3000円近くまで高騰していました。
ポケカへの参入障壁にもなりかねないカードでしたが、2024年12月に「テラスタルフェスex」で再録さたことで供給量が激増し、現在(2025年5月)は最低価格120円となっています。
アンフェアスタンプ
《プライムキャッチャー》と並んでとびぬけたカードパワーを誇るのが《アンフェアスタンプ》です。
いわゆる手札干渉系のカードなのですが、ゲーム終盤は自分の手札も減っていしまう《ナンジャモ》や、お互いに絶対に手札が4枚になる《ジャッジマン》と比べて、《アンフェアスタンプ》使えば確実に相手の手札だけが少なくなるというメリットがあります。
その点は昨年までスタンダードでも活躍していた《ツツジ》と同じですが、ゲーム終盤まで使用できないというような制約もありません。
そしてこれらのサポートと違い《アンフェアスタンプ》はグッズであるため、呼び出し系のなど別のサポートと組み合わせて使うことができます。
扱いやすさと状況を一気に好転させるパワーを備えた強力な一枚です。
「テラスタルフェスex」で再録されなかったため高騰し、しばらくは1500~2000円前後で価格が推移していました。
ただ最近はスピードの速い「タケルライコex」が強いため、2進化デッキが序盤の安定感を重視させざるをえなくなり採用率が低下しました。
それに伴い価格は700円弱まで落ちてきています。
ただ間違いなく強力なカードなので安いうちに買っておくのは良い選択でしょう。
きらめく結晶
ワザを出すためのエネルギーを一つ減らしてくれる《きらめく結晶》も非常に強力です。
無色1個分減らす能力なら《カウンターゲイン》がありますが、こちらは使えるポケモンが限られるという問題があります。
それに比べて《きらめく結晶》はタイプに関わらず減らせるという唯一無二の能力を持っています。
似た役割はネオアッパーエネルギーでも可能ですが、「ポケモンのどうぐ」であるため《ペパー》で簡単にサーチできる《きらめく結晶》の方が扱いやすく好まれています。
エネルギー加速がないデッキでしか使われないカードですが、「ドラパルトex」「オーガポンバレット」などのデッキを強引に成立させるほどのパワーカードです。
採用されるデッキが限られるので価格は高い時期でも500円前後でしたが、「テラスタルフェスex」での再録で100円台で買える店も見られるようになりました。
プレシャスキャリー
条件なしで好きな枚数ポケモンを展開できる《プレシャスキャリー》も人気の1枚です。
登場直後はデッキに1枚しか採用できないカードにデッキの安定性を任せられるのか?という疑問から評価が高くなかったカードでした。
しかしCLでこのカードを採用した「リザードンex」が活躍したことで、最序盤に使えなくても十分に強力なカードであることが認識され使用するデッキが増えていきました。
特に《なかよしポフィン》に対応していないポケモンを複数並べたい「Nのゾロアーク」や「オーダイル」などで採用されています。
収録された「スターターセット テラスタイプ:ステラ ニンフィアex」の中で唯一活躍しているカードということもあって、需要に対する流通量が少なく価格が高騰しています。
緩やかな増加傾向が続いており、現在(2025年6月)は2,000円弱です。
「スターターセット テラスタイプ:ステラ ニンフィアex」の価格が1800円なので、これ以上の高騰は考えにくいのですが、このセットが入手しづらくなってくると2000円以上で取引される日が来るかもしれません。
偉大な大樹
2進化ポケモンを簡単に進化させられる《偉大な大樹》も活躍する場面が多いカードです。
2進化ポケモンの準備には《ふしぎなアメ》を使うことが多いのですが、現在のスタンダードでは《スボミー》が気軽にグッズロックしてくるので《ふしぎなアメ》を使えない場面が多くなっています。
そこでグッズを使わずにアタッカーを用意できるように「リザードンex」をはじめとした2進化デッキがこのカードを採用するようになりました。
《スボミー》の登場前は使用頻度が低かったため200円前後で変えたカードなのですが、需要の増加と「テラスタルフェスex」で再録されなかったという事情からやや高騰しており価格は600円前後まで上がっていました。
ただこのカードを採用するデッキの減少によって現在(2025年6月)は再び200円前後まで下がっています。
マキシマムベルト
ポケモンexへのダメージを50点アップしてくれる《マキシマムベルト》は打点アップカードとしては破格の性能です。
1度のみの打点アップなら《からておうの稽古》で40点、継続的に上げられるカードなら《まけんきハチマキ》の30点が最高性能です。
これらと比較すると継続的に50点あげられる《マキシマムベルト》の強力さがわかりますね。
青天井火力を持った「タケルライコex」や「サーフゴーex」などが採用することはありませんが、「リザードンex」や「Nのゾロアークex」「ブリジュラスex」など中打点のデッキが2進化デッキを対策したい場合に採用することが多いです。
ただこれらのデッキでも構築方針によっては他のエーススペックを採用する場合もあるので、使用頻度はそこまで高くありません。
それに加えて「テラスタルフェスex」で再録されたこともあり、現在(2025年6月)の最低価格はなんと48円です。
ポケモン回収サイクロン
耐久デッキのお供《ポケモン回収サイクロン》!
ポケモン回収系のカードはスタンダードでは《フトゥー博士のシナリオ》と《ボタン》がありますが、対象に制限がなくついているカードをすべて一緒に戻せるのは《ポケモン回収サイクロン》だけです。
もちろんグッズの「回収カード」も他にはありませんので、唯一無二の性能といえます。
採用デッキは「ブリジュラスex」「ミロカロス」「ヤドキング」が中心ですが、「リザードンex」や「サーフゴーex」でも使われることがあります。
「BW版」はやや値段が高く1000円前後で取引されていますが、「SV版」なら最安価格は48円です。
ヒーローマント
《ヒーローマント》も耐久デッキのお供です。
条件・デメリット無しのHP増加カードでは《勇気のおまもり》の50点が最高です。
使用条件があるものなら古代にのみつけられる《ブーストエナジー古代》が60、「シロナのポケモン」のみの《シロナのパワーウエイト》が70まで上げられます。
同等の上昇幅の《ゴージャスマント》は取られるサイドが1枚多くなるという大きなデメリットがあります。
無条件でHP100アップというのは破格の性能なのです。
採用されるデッキは「ミロカロスex」「ヤドキング」「オーダイル」「Nのゾロアークex」「リザードンex」「ドラパルトex」などです。
価格については採用頻度が高くないためまだ600円弱で購入できますが「テラスタルフェスex」で再録されなかったカードなので少しずつ上昇しています。
レガシーエネルギー
《レガシーエネルギー》は現在のスタンダードでの活躍はありませんが間違いなく強力なカードです。
Fレギュレーションのころに主に「ルギアVSTAR」で採用され《テツノカイナex》や《オーガポン いどのめんex》《ネオラントV》がワザを使う際に使用されました。
エネルギーを自由にサーチできる「ルギアVSTAR」というデッキが強かったというのもありますが、ポケカでは相性差があるマッチアップでも1ターン差でゲームが決まる展開が多いので、サイドレースを狂わせるこのカードは間違いなく優秀なカードです。
レギュ落ちまでに相性の良いデッキが現れれば間違いなく活躍することになるでしょう。
エネルギー転送PRO
《エネルギー転送PRO》はほぼ「サーフゴーex」の専用カードとなっています。
デッキに全種の基本エネルギーを1枚ずつ採用することで一気にエネルギーを8枚確保できます。
対象がエネルギーのみとはいえ1枚で手札をここまで増やせるカードは他にはありません。
エネルギーをトラッシュできれば種類を問わない「サーフゴーex」だからこそかがやくカードですが、カードパワーが高いことは間違いありません。
価格は「サーフゴーex」の活躍に比例して上がってきており100円弱、登場直後は50円ほどでしたのでこのデッキ以外での採用がないことも含めてももう少し上がりそうですね。
パーフェクトミキサー
一気にトラッシュを肥やせる《パーフェクトミキサー》は代わりの利かないエーススペックです。
登場からしばらくは「ソウブレイズex」の打点を上げるために使われるのみでしたが、レギュ落ち後は「サーナイトex」でもエネルギーをトラッシュする手段として採用されています。
収録されたのが「スターターセット テラスタイプ:ステラ ソウブレイズex」のみなので需要に対して供給が足りておらず、価格は1,400円弱まで高騰しています。
シークレットボックス
《シークレットボックス》もサーチカードとして唯一無二の性能をしています。
これほど多種のカードを他にありませんし、スタジアムとサポートは確定サーチがほとんどないので、「これしかない!」というレベルでデッキにマッチすることがあるカードです。
Fレギュレーションのころの「大空洞ミライドン」が特にそうで《ゼロの大空洞》《森の封印石》《エレキジェネレーター》《カシオペア》の4枚をサーチして後攻1ターン目から《テツノカイナex》で攻撃できる体制を整えていました。
レギュレーション変更後は「ヤドキング」「Nのゾロアークex」「サーナイトex」「ホップのザシアン」などで採用され始めました。
そして直近では「タケルライコex」のスピードに追い付くために2進化デッキが採用するようになり需要が爆増!
長い間200円前後だったのですが再録がなかったことも追い風になって上昇傾向が続き現在(2025年6月)の最低価格はなんと780円です。
ハイパーアロマ
《ハイパーアロマ》は1進化のポケモンを複数並べたいデッキで採用されます。
基本的には進化ポケモンをサーチするグッズは《ハイパーボール》なので、ゲーム序盤で2体以上並べようとするとコストが重いうえに複数集めるのは困難です。
この問題を解決する手段として採用されるのが《ハイパーアロマ》です。
1進化のポケモンを複数並べたいデッキというのは1進化のポケモンがシステムポケモンになっている場合なので、このカードを1枚採用するだけで一気にデッキが動き出します。
代表的な例は「Nのゾロアークex」「サーフゴーex」「サーナイトex(Fレギュ)」などです。
再録がないカードですが、現レギュレーションで使用するデッキが「Nのゾロアークex」のみであるため価格はまだ100円弱です。
今後の「Nのゾロアークex」の活躍や新デッキ次第では高騰する可能性が高いカードです。
ネオアッパーエネルギー
エネルギー2枚分になる《ネオアッパーエネルギー》は強力なカードなのですが、《きらめく結晶》と役割がほぼ同じであるためやや不遇な扱いを受けています。
というのも「ポケモンのどうぐ」である《きらめく結晶》は《ペパー》で簡単にサーチできるのに対して、特殊エネルギーのサーチ手段は限られているからです。
現スタンダードでは《アクロマの執念》のみでしょうか。
そのためやや扱いにくいカードとなってしまっているのですが《きらめく結晶》が流行すると《ジャミングタワー》で対策されてしまうので、そのタイミングで《ジャミングタワー》が効かないこのカードが採用されることもあります。
現スタンダードで採用するのは「ドラパルトex」だけなのですが、その「ドラパルトex」が圧倒的シェア率を誇っているため採用圏内のこのカードの価格も上がっています。
100円で買えるカードというイメージがある方も多いと思いますが現在(2025年6月)の最低価格は420円です。
採録がなかったことも響いているようですね。
リッチエネルギー
《ノココッチ》につけて使いまわすコンボが発見されて注目を集めている《リッチエネルギー》。
使用できるデッキは「手張りが不要なデッキ=エネルギー加速が容易なデッキ」に限られますが、エーススペックを繰り返し使えるのは強力です。
条件を満たしているのは「リザードンex」「ブリジュラスex」「サーナイトex」「ダイゴのメタグロスex」などです。
いずれもテーマ内にカードを手札に加える特性を持ったポケモンがいないデッキなので、このコンボが救世主になるのではと期待されています。
ただ活躍は限定的だったため一時的な値上がりにとどまり、登場から長く見向きもされていなかった時期の最低価格と同水準の50円です。
つりざおMAX
「ヤドキング」で初めて使われた《つりざおMAX》。
強力な効果ではありますが、5枚も一度に回収したいというデッキがなかったことで登場直後は名前しか注目されていませんでした。
ところが「1ターンで特定のカードを手札に揃えたい」「コンボに使ったカードをトラッシュしてしまう」という「ヤドキング」が現れたことで日の目を浴びることになりました。
使ってみると一気にすべての要求を満たしてくれるので非常に気持ちがいいカードです。
他のデッキで使うとは考えにくいので価格は100円弱ですが、今後の「ヤドキング」の活躍次第では500円くらいまではいきそうです。
マスターボール
《マスターボール》はあると便利なカードですが、エーススペックの枠を使うほどのパワーはないという評価を受けているカードです。
過去に「ルギアVSTAR」で採用が検討されましたが、この1枚で大きく安定感が向上するということもなく忘れ去られていきました。
今後の活躍もあまり期待できないため価格は100円です。
メガトンブロアー
《メガトンブロアー》は「ポケモンのどうぐ」「特殊エネルギー」「スタジアム」を一気に対策できるカードです。
エーススペックの枠を特定のデッキにしか効果がない対策カードに割けないという事情で採用される機会は非常に少ないカードです。
《ジャミングタワー》が「ポケモンのどうぐ」「スタジアム」を同時に対策できるカードであるのもつらいところです。
ただし「特殊エネルギー」をすべてトラッシュできるという効果は他に類を見ないほど強力です。
「ルギアVSTAR」のような特殊エネルギーを多用するデッキが猛威を振るうことになったときにはこのカードが活躍することになるでしょう。
残念ながら現在(2025年6月)は活躍する機会がなく最低価格は40円です。
ポケバイタルA
《ポケバイタルA》はポケカに置いて非常に評価の低いHP回復という効果を持ったカードです。
ほとんどの場合バトル場のポケモンは1度ワザで気絶させられますし、HPを回復させたいなら「回収系」のカードで手札に戻せば全回復させられるからです。
ところが「ミロカロスex」でついに活躍の機会を得ました。
まさかこのカードがCL福岡のTOP16のうち3人が使用しているとは誰が予想できたでしょうか。
バトル場のポケモンを維持したままHPを回復するというのは確かに「回収系」のカードにはできない役割でした。
とはいえ他のデッキに採用される未来が見えないためか価格はほとんど動いておらず、現在(2025年6月)は60円です。
トレジャーガジェット
唯一無二の性能は持っており活躍の機会をうかがっているのが《トレジャーガジェット》です。
通常のデッキでは「ポケモンのどうぐ」の採用枚数を増やすと事故率が上がるので5枚以上採用することはなく、必要な場面で必要な道具をサーチできればよいので「《ペパー》でよい」となっていまいます。
このカードが輝くとしたら「ポケモンのどうぐ」を集めることでメリットがあるデッキが登場したときです。
その時は《ペパー》とともに採用されることになるであろうことは間違いありません。
ただその時にもわざ《マシンマシン》という競合がいるのがつらいところ。
派手な効果なのではまれば強いはずですが、現在(2025年6月)は評価も価格も低く80円です。
ニュートラルセンター
油断していると詰むカードそれが《ニュートラルセンター》です。
アタッカーがポケモンexのみのデッキも少なくありませんので、油断している相手にはこのカード1枚で勝ちまで持っていけるパワーがあります。
弱点としてはスタジアムを張り替えるだけで対処されてしまうことです。
そのため、採用するなら他の妨害系のスタジアムと合わせて採用し、相手がスタジアムを使い切った後に使うというのが良いでしょう。
コントロール系デッキでの採用になるかと思われますが、現在(2025年6月)はまだ相性の良いデッキが見つかっておらず評価も価格も低く80円です。
デンジャラス光線
《デンジャラス光線》は相手のポケモンを「やけど」と「こんらん」にするカードです。
特殊状態はベンチに下がればすべて回復してしまうので、一度しか特殊状態にできないこのカードを使うのは厳しいところがあります。
ただ、一度に2つの特殊状態を付与できるカードは他にないので、相手の特殊状態の数を参照するようなカードが現れれば活躍の機会があるかもしれません。
現在(2025年6月)はまだ使い道が見つかっていないため、評価も価格も低く48円です。
覚醒のドラム
古代の専用エーススペック《覚醒のドラム》。
グッズで最大6枚ドローはなかなかの性能なのだが、「古代」というデッキはポケモンの展開が得意ではないので展開の補助に使えないドローカードというのはあまり噛み合っていない。
そのうえ「古代」に必須のサポートである《オーリム博士の気迫》に3枚ドローが付いているのでエーススペックの枠を使うほどドローを求めていない。
こうした事情から本当に使われる未来が見えないカードです。
他のデッキではそもそも使用ができないので、現在(2025年6月)は評価も価格も低く48円です。
スクランブルスイッチ
《スクランブルスイッチ》はエネルギーを一気に付け替えられる珍しいカードです。
付け替えたポケモンをバトル場に出せるので、そのままワザを出せるのも良い点です。
自身にエネルギーをつける特性を持ったポケモンとエネルギー要求が厳しいポケモンを組み合わせて使うことで有効活用する事ができます。
《ダイゴのメタグロスex》と《サザンドラex》を組み合わせるというプランが注目されているので、今後活躍の機会があるかもしれません。
希望のアミュレット
《希望のアミュレット》は好きなカードを3枚サーチできるという非常に強力な効果を持っています。
ただし、気絶時こうかというのは非上に使いづらい効果です。
このカードが付いているポケモンを気絶させるタイミングを相手が選べてしまうので、最悪の場合は最後のサイドを取るタイミングまで無視されることもあります。
このカードを強く使えるとしたら対処せざるを得ないポケモンを押し付けるタイプのデッキになるでしょうが、現状活躍の可能性は薄そうです。
リブートポッド
《リブートポッド》は「未来」専用のエーススペックです。
最大で6枚もエネルギーを盤面につけられるのは強力なのだが、このカードは「未来」というデッキで採用されたことがありません。
理由としてはまず「未来」というデッキはトラッシュにエネルギーを貯めるデッキではないので使えない。
そして「未来」のポケモンでベンチに並ぶのは打点強化要因でしかない《テツノカシラ》なのでエネルギーをつける意味がない。
この2点から「未来」デッキで使われず、当然他のデッキは使用できないのでこのカードの評価は非常に低くなっています。
サバイブギプス
《サバイブギプス》はポケモンの耐久力を上げられるカードです。
ダメカンを置く手段がないデッキが相手ならば、ほぼ確実に1ターンもらえるので強力ではあります。
ただ、1ターン稼ぐだけなら《ヒーローマント》で良いことが多く「カースドボム」が流行しているスタンダードにおいて効果が全くなくなる可能性があるこちらを優先することは少ないです。
とはいえ、HPの低いポケモンでも1ターン耐えられるようにできるのは《サバイブギプス》ならではのメリットであるので、活躍の機会が来る可能性は十分にあります。
ミラクルインカム
《ミラクルインカム》はエーススペックの中でも最弱と言われています。
他のエーススペックがサポート以上の活躍をする中このカードはサポート使用権を使ってサポートと全く同じ役割をするだけでしかありません。
唯一のメリットともいえるのは2枚回収できる点ですが、1ターンに1枚しか使えないサポートを2枚も回収しても効果は薄いのが苦しいところです。
2枚セットでしか使えないサポートが発売されれば活躍の機会があるかもしれないが、ルール的にも可能性は非常に薄いと思われます。
デラックスボム
《デラックスボム》はうまくいけば打点を120点も上げられる非常に強力なカードです。
ただし、ダメカンを乗せる対象も効果が発動するタイミングも相手が選んでいるようなものです。
カードゲームの基本である「相手に依存するカードは弱い」という原則に基づいて評価するとこのカードは非常に使いづらいといわざるをえません。


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