


今アルセウスギラティナデッキが熱い!
アルセウス系のデッキは、「アルセウスVSTAR」の「スターバース」という特性によって、デッキから好きなカードを2枚引くことができるため、序盤の安定感が非常に高く、根強い人気のあるデッキです。
前環境では環境上位のデッキとの相性が悪く、あまり活躍できていませんでした。
しかし、新たなレギュレーションになり、新カードも追加されたことで、アルセウス系デッキは超絶強化され、現在の環境で注目を集めているデッキのひとつとなりました。
特に影響を与えた2枚として挙げられるのは、
- マキシマムベルト
- ヒーローマント
というACE SPECのカードです。
ACE SPECはデッキに1枚しか入れられないため、その分非常に強力な効果を持っています。
今回紹介するアルセウスギラティナデッキでは「マキシマムベルト」が採用されており、「マキシマムベルト」のお陰で環境上位デッキとの相性が格段に良くなりました。
マキシマムベルトが強い理由

引用元:駿河屋
マキシマムベルト
このカードをつけているポケモンが使うワザの、相手のバトル場の「ポケモンex」へのダメージは「+50」される。
マキシマムベルトが強い理由は、環境上位デッキの主力ポケモンのHPと関係があります。
例えば環境TOPのリザードンexのHPは330です。
以前までは、ギラティナVSTARのワザ「ロストインパクト」でも280ダメージしか与えられず、倒せないHPでした。
しかし、マキシマムベルトのお陰でexポケモンに対しては+50ダメージされるため、280ダメージ+50ダメージで合計330ダメージを与えて一撃で倒せるようになりました。
リザードンex以外にも、環境で活躍しているポケモンとのバトルで格段に相性が改善されました。
改善された例)パオジアンex HP220
アルセウスVSTARのワザ「トリニティノヴァ」
アルセウスVSTARは2ターン目に攻撃したい都合上、ダブルターボエネルギーを付けていることが多いポケモンです。
200ダメージ-20(ダブルターボエネルギー)+50(マキシマムベルト)=230ダメージ
となるので、パオジアンexを一撃で倒せるようになりました。
このように、アルセウスVSTARとギラティナVSTARどちらに付けても環境上位デッキとの相性が良くなっているので、今使うべきデッキのひとつとしてピックアップしました。
なぜ初心者にオススメなのか?
アルセウスVSTARデッキは開始直後のターン目標が相手のデッキによらず、明確でわかりやすいことから、初心者にオススメのデッキとされています。
アルセウス系デッキの序盤の目標は、先行の場合、
1ターン目にアルセウスVを出して、エネルギーを貼る(ダブルターボエネルギーorそれ以外のどちらでも可)
2ターン目にアルセウスVSTARに進化し、エネルギーを貼ってトリニティノヴァを使う
(1ターン目にダブルターボエネルギーが貼れていない場合は必ずダブルターボエネルギーを貼る)
トリニティノヴァでベンチのポケモンのワザが使えるようにエネルギーを貼る
といった形で、ここまで出来てしまえばあとは相手のポケモンに合わせてバトル場のポケモンや使うワザを選んでいくだけになります。
2ターン目の動きを完成させるためにアルセウスVSTARの特性「スターバース」を使用できるので、1ターン目のエネルギー手貼りと2ターン目の進化さえ出来てしまえば、目標通りに動くことが出来ます。
また、後攻の場合もほぼ同じで、
1ターン目にアルセウスVにエネルギーを手貼りする
(ダブルターボエネルギーが貼れた場合はワザ「トリニティチャージ」を使用する)
2ターン目にアルセウスVSTARに進化し、特性「スターバース」を使用しながら状況に応じた行動を行うだけになります。
3ターン目以降は相手のポケモンや行動に合わせて、適時「ジャッジマン」や「ナンジャモ」を使用しながら相手を妨害し、相手のポケモンを倒してサイドを6枚取り切ることに集中出来ます。
3ターン目以降は相手のデッキへの理解力や対応力が求められますが、1~2ターン目の動きさえ出来てしまえば対等に戦うことが出来るので、初心者が最初に覚えるデッキとしては一番適しているのではないでしょうか。
アルセウスギラティナのサンプルリスト

戦績:CARDBOXメディアポリス横浜日吉本町店 シティリーグ優勝
開催日:2024年1月27日
【デッキコード】FFVFk5-WhTouh-d5vVkk
こちらのリストは実際にシティリーグで優勝した方のデッキリストになります。
シティリーグはジムバトルよりもより競技的な大会の位置付けで、アルセウスギラティナデッキはその競技的な大会でも優勝できるポテンシャルを秘めているデッキということがわかります。
主要カード解説
アルセウスV・VSTAR
アルセウスVは最初にバトル場に出したいポケモンなので4枚フルで採用しています。
5枚目のアルセウスVとして「メタモン」を採用している型もあります。
ギラティナV・VSTAR
もう一つの主力ポケモンです。
ワザ「ロストインパクト」はエネルギーを2個分ロストする必要がありますが、
ダブルターボエネルギーであれば1枚ロストに送るだけでいいので、ベンチに控えているアルセウスVSTARのダブルターボエネルギーをロストすることもあります。
テツノイサハex
もう一つの主力ポケモンです。
主にリザードンex戦で活躍するポケモンで、アルセウスVSTARでエネルギーをベンチのポケモンVに貼ることができれば、そのエネルギーを活用してすぐに攻撃することが出来ます。
テツノイサハexを使う場合は、「トリニティチャージ」や「トリニティノヴァ」で貼るエネルギーは基本草エネルギーを多めに選ぶようにしましょう。
ビッパ・ビーダル・ホシガリス
ドローソース要員です。
ホシガリスで不要カードをデッキの下に送りつつ、ビーダルのはたらくまえばでデッキの上からカードを5枚になるようにドローすることが出来ます。
ビーダルは優先して出したいポケモンですが、ホシガリスは余裕があれば並べたいポケモンです。
相手がかがやくゲッコウガと基本水エネルギーを使用している場合は、ベンチのポケモンが倒されてしまうおそれがあるので、出さないことも視野に入れましょう。
ネストボール・ハイパーボール・キャプチャーアロマ
デッキからポケモンをサーチするカードです。
特にハイパーボールとキャプチャーアロマは2ターン目にアルセウスVSTARを持ってくる時に使うので、1ターン目に無闇に使うのは避けましょう。
ポケモンいれかえ
使用しているポケモンの逃げるために必要なエネルギーが2個以上のポケモンばかりなので、バトル場とベンチを入れ替える際はできる限り「ポケモンいれかえ」を使用しましょう。
カウンターキャッチャー
相手にサイド枚数が負けている場合に、相手のベンチポケモンを呼び出すのに使用します。
逆転の一手にもなりかねないので、序盤のハイパーボールのコストにする際は注意しましょう。
ロストスイーパー
相手のポケモンに「ヒーローマント」が付けられて一撃で倒せなくなってしまった場合に使用します。
先にダメージを与えておいて、後から使用してきぜつさせることも出来ます。
マキシマムベルト
このデッキのキーカードです。
相手のデッキに入っている主力ポケモンを一撃で倒すために使用しましょう。
ロストスイーパーで剥がされることもあるので、先に貼っておくのはやめましょう。
ナンジャモ・ジャッジマン
相手の理想的な動きを妨害するために使用します。
多めに入っているので、自分の手札が良くない場合も使用しましょう。
その場合はより手札が多くなるナンジャモから先に使用します。
ボスの指令
相手のベンチポケモンを倒したい時に使用します。
自分が攻撃できない場合は相手の逃げるために必要なエネルギーが多いポケモンを呼び出して時間を稼ぎます。
ナタネの活気
テツノイサハexのエネルギーが足りない時に使用します。
手札に基本草エネルギーを用意する必要があるので注意しましょう。
ポケモンリーグ本部
相手がたねポケモン主体のデッキであれば、このスタジアムを出すことで妨害することができます。
ただし、こちらのテツノイサハexの必要エネルギーも無色1個分増えてしまうので、テツノイサハexを出したい場合は注意しましょう。
ダブルターボエネルギー
1~2ターン目にアルセウスへ貼りたいので4枚入っています。
ジェットエネルギー
ダブルターボエネルギーを貼った状態のアルセウスに貼ることで、バトル場に出ながら3エネルギーに到達することが出来ます。
また、ポケモンいれかえの代わりとして使用することもあります。
まずは1~2ターン目の動きを練習しよう!
デッキが組めたら、解説した1~2ターン目の動きが出来るように自分ひとりで回してみましょう。
上手い人ほどデッキの構築に問題が無いか、デッキをスムーズに回すことが出来るか確認するために一人回ししています。
各カードの使い方や理想的な動き方を確認して、回せるようになったらジムバトルに挑戦してみましょう!


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