


ついに始まったビクティニBWR争奪戦!
Xの優勝報告から優勝デッキのレシピと特徴を紹介します。
優勝デッキリスト
ゼクロムex

【デッキコード】kvbFwk-Uep2oc-fbwVVv

【デッキコード】bVvfFb-hzvTci-FkfV5d

【デッキコード】pMRMRM-TnifJK-y2XXRS

【デッキコード】PnLQgg-t6br59-H9NLQ9
一番人気は予想通り「ゼクロムex」です。
《シビビール》による安定したエネルギー加速と《ゼクロムex》の高火力が魅力のデッキです。
このデッキが最大勢力ゆえに雷タイプの弱点を突ける《テラキオン》はほとんどの優勝者が採用していました。
構築で差が出ているのはまず《テラキオン》のワザに必要な闘エネルギーを《基本闘エネルギー》にするか《ルミナスエネルギー》するかです。
《基本闘エネルギー》にするメリットは《エネルギー回収》に対応している点です。
一方で《ルミナスエネルギー》にすると雷エネルギーとしても使えるので、他のアタッカーでワザを出す際の邪魔にならない点です。
加えて他のタイプのサブアタッカーを採用することもできるようになります。
この枠は《シンボラー》を採用した構築は何件か見られました。
ベンチ狙撃で70点は優秀ですし、闘抵抗でHP120なので《テラキオン》にワンパンされないというメリットもあります。
《エネルギー回収》を使えることをどれくらい評価するかで変わる点ですが、今のところは《ルミナスエネルギー》がよさそうですね。
ブルンゲルex

【デッキコード】9L9LnL-7ptJYM-QLH9gQ

【デッキコード】SM2yRp-LLnvZo-2yMRXy

【デッキコード】Syy22R-F2GJWY-RRpMMU
2番手は《ブルンゲルex》です。
グッズロック+妨害+高耐久で戦うデッキで、構築は3タイプほどあります。
最もシンプルなのは「ブルンゲル単」でこれは妨害カードやサポートを最も多く採用できるので、自分の動きを最もとしやすい型です。
2つ目は「エルフーン型」でこちらは《エルフーンex》によるエネルギー加速で《ブルンゲルex》が早期に下ワザを出せるようになります。
最後は「ゾロアーク型」でエネルギー1枚で行動できる点が共通しており、《トウコ》や《イグニッションエネルギー》を共有できるのでコンセプトをブラさずにやれることを増やせています。
どの構築も強力なので自分のプレイ方針に合わせてデッキを選ぶのが良いでしょう。
ドリュウズex

【デッキコード】pURXyX-1BPYTI-SSRMMX

【デッキコード】8GcDYG-hMJBnp-DDYJxx

【デッキコード】dFbb5k-XXccXH-F5VV5v
意外な人気デッキとなったのが《ドリュウズex》です。
この環境にはベンチ狙撃を防ぐポケモンがいませんので、先ほど紹介した《シンボラー》も含めてベンチ狙撃を備えたポケモンは非常に強力です。
加えて《ドリュウズex》は闘タイプなので雷タイプの弱点を突けますし、《テラキオン》も無理なく採用できます。
問題となるのがエネルギーの供給ですが、そこは《エルフーンex》と組み合わせることで解決しています。
また、ベンチ狙撃するポケモンに田間が乗っている必要があるという条件は少し重いように思えますがここもある程度は解決できます。
この環境では《シビビール》や《プルリル》のように逃げるエネルギーが重いポケモンが各デッキに存在します。
これらを呼び出してバトル場に縛りつつ《タブンネ》や《エルフーンex》でダメージを入れておくというプランがあります。
このプランでいく場合、呼び出し札は6枚以上は採用しておきたいですね。
ともかく一番人気の「ゼクロムex」に有利そうなのが高評価なため人気が集まったようです。
ジャローダex

【デッキコード】pSpMRM-FUN66q-Ry2R3p

【デッキコード】VbkFVk-Sbv8jE-Vv5bbk
続いて紹介するのは「ジャローダex」ですが、ここからは上位3デッキに比べて優勝報告が少なくなります。
BWR争奪戦ではポケモンをサーチする手段が限られているうえに、《ふしぎなアメ》や《ワザマシンエヴォリューション》もないので2進化ポケモンの運用は簡単ではありません。
その証拠に先に紹介した3デッキには2進化ポケモンが全く採用されていません。
そんな2進化ポケモンの中で、完成したときのリターンの大きさゆえに《ジャローダex》は活躍の機会を得ています。
《ジャローダex》はなんとワザを使うと好きなカードを3枚までサーチできるのです。
そのため一度ワザを出せれば後ろのアタッカーは無理なく用意できます。
加えて同じ草ポケモンに《エルフーンex》という相方がいるのも大きいです。
高耐久ですしある程度火力もでるので、動き出せば手が付けられないのは間違いありません。
序盤を乗り切れる自信があるのならばおすすめのデッキですね。
ゾロアーク

【デッキコード】vkfVfb-JGnB5N-vFbVFV
「ゾロアーク」は軽いエネルギーで動ける非ルールアタッカーのみで構成されたデッキです。
《チョロネコ》のワザ「わるいおさそい」でポケモンをそろえられるので安定感があるのが魅力です。
《チョロネコ》で集めたポケモンは《ズルズキン》の火力アップに貢献するのも好相性です!
もちろん《ゾロアーク》もアタッカーとして優秀ですし、《チョロネコ》の進化先の《レパルダス》も悪くありません。
非ルールのアタッカーで戦うデッキが好みの方には非常におすすめのデッキです。
レシラムex

【デッキコード】yyMSR2-MTrQRD-MpRS23
「レシラムex」の優勝報告は数件のみでしたが、悪いデッキではありません。
エネルギー加速を2進化の《エンブオー》に頼るので出足の遅さは気になります。
加えて《エンブオー》は逃げるエネルギーが4つも必要なので、呼び出されると非常にリカバリに時間がかかるのも問題です。
とはいえ最序盤のカード集めを担当する《クイタラン》やサブアタッカーの《ビクティニは非常に優秀ですので、入れ替え札を多めに採用しておけば無理なく攻められるデッキになります。
3ラウンドのうちに「ブルンゲルex」とさえ当たらなければ優勝も十分狙えるでしょう。
キュレムex

【デッキコード】8xc4JG-tbkctC-xGDDYG
「キュレムex」も優勝報告は数件のみでしたが、ベンチへの全体攻撃という明確な強みがあるデッキなので紹介しておきます。
《キュレムex》に必要なエネルギーはやはり《エルフーンex》で供給します。
《キュレムex》のベンチダメージは相手がサイドをとっていなければ全く入らないので、まずは相手にサイドを先行してもらいます。
理想は1→3→5と進めてもらうことですので、《マコモ》の回復なども駆使して相手のサイドを調整しましょう。
呼び出しも絡めてうまくやればサイドを4~6枚一度に取得することもできるので、調整し甲斐があるデッキです。
環境全体の特徴
環境のポイントはこんなところでしょうか。
- ボールは少ないがポケモンの展開はできる
- 2進化は非常に厳しい
- エネ加速をするか要求エネが少ないアタッカーを使うか
- グッズロックは意外とキツい
ボールは少ないがポケモンの展開はできる
ポケモンをサーチできるトレーナーは《ハイパーボール》と《トウコ》のみです。
ただ、ポケモンをそろえることについては優秀なポケモンがそろっています。
特に《エモンガ》は無色エネ1つでベンチに展開できるのでどんなデッキにも採用可能です。
このカードをバトル場においてスタートしたいがために4枚採用しているデッキも少なくありません。
2進化は非常に厳しい
2進化が厳しい理由は4つあります。
- 中間進化を飛ばせない
- サーチ札が少ない
- ポケモンはトラッシュから回収できない
- 中間進化が落とされる
最大の理由は《ふしぎなアメ》も《ワザマシンエヴォリューション》もないので素直に3ターンかけて進化していくしかないことです。
にもかかわらずサーチ手段は《ハイパーボール》と《トウコ》のみです。
《博士の研究》で集めようにも、進化ポケモンをトラッシュから回収するカードが存在しないので、切ってしまうと2枚目が引けないという事態になりかねません。
そのうえデッキの枠に余裕があるので、各デッキ3~8枚ほど呼び出し札を採用しています。
頑張って立てた中間進化を落とされるとリカバリは困難になっていきます。
そんなわけで2進化のポケモンをほとんど採用されない環境となっています。
エネ加速をするか要求エネが少ないアタッカーを使うか
エネ加速の手段はこの3枚のみです。
特性でエネルギーをつけられる《シビビール》が最も強力ですが、雷エネルギーしか付けられないのでこれを使える「ゼクロムex」はデッキとしての完成度が他のデッキよりも高くなります。
2進化の《エンブオー》は運用が困難なので、他のデッキは《エルフーンex》に頼ることになります。
その結果「エルフーン○○」というデッキが多数存在します。
またエネルギー加速を必要としないアタッカーで戦うという方針もあります。
この方針が取れるのは「ゾロアーク」くらいですがこちらも安定感が高い良いデッキに仕上がっています。
グッズロックは意外とキツい
強力なグッズがあまりない環境なので《ブルンゲルex》のグッズロックはあまり有効ではないのではないかと思われていました。
ただ、ほぼすべてのデッキが《ポケギア3.0》を4枚採用しているので、ここが止まると思うようにサポートが打てず案外機能不全になってしまいます。
加えて《シビビール》のような逃げるエネルギーが重いポケモンも少なくない環境です。
「呼び出し+グッズロック」のコンボで何もできないターンができることもしばしばあります。
スタンダードほど強烈ではありませんが、軽く見られる効果ではありませんので手張りや《ふうせん》の張りどころはしっかりと考えておきましょう。
まとめ
人気のデッキと環境の特徴はある程度お分かりいただけましたでしょうか。
引き続きデッキ構築のトレンドを追っていきますので、次週以降もお楽しみに!


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