


シティリーグTOP16入賞デッキ分布
いよいよシティリーグ2024シーズン1が開幕しました。
ポケカプレイヤーの皆さんはご自身が予約した日程までに環境を見定めて、デッキ選択と構築を固めたいと思っているでしょう。
とはいえ各地で開催されるシティリーグの結果をすべて確認する時間が取れる方ばかりではありません。
そこでTOP16に入賞してデッキの分布と注目それぞれのデッキ構築の変化などをまとめてご紹介します。
デッキタイプ | 使用数 | シェア率 |
---|---|---|
ロストギラティナ | 43 | 19% |
リザードンex | 41 | 18.1% |
サーナイトex | 36 | 15.9% |
パオジアンex | 28 | 12.4% |
ミュウVMAX | 23 | 10.2% |
ルギア | 17 | 7.5% |
ミライドンex | 12 | 5.3% |
ロストバレット | 6 | 2.6% |
ゾロアーク | 4 | 1.7% |
ゾれんげきウーラオス | 4 | 1.7% |
その他 | 12 | 5.3% |
シティリーグTOP16入賞デッキリスト
ロストギラティナ優勝デッキ
「ロストギラティナ」の優勝は以下の4デッキでした。
《ジラーチ》の登場で立ち位置が悪くなるかと思われた「ロストギラティナ」ですが、ふたを開ければ入賞数トップの上に優勝者も多いです。
これは《ジラーチ》を採用しているデッキが「サーナイトex」「リザードンex」などにとどまっており、両者に対して《頂への雪道》などの強力な勝ち筋を用意できていることが理由と考えられます。
構築の特徴としては、4人中3人が《マナフィ》を不採用にしている点でしょうか。
その他、対戦相手が《ジラーチ》と《マナフィ》の両方を設置した場合に、ベンチスペースが圧迫される点をついて《セイボリー》を採用している方にも注目です。

戦績:シティリーグ優勝
開催日:2023年10月1日
【デッキコード】X2MpEM-HycqhM-p2y3pX

戦績:シティリーグ優勝
開催日:2023年10月1日
【デッキコード】DcK8YY-6ZaXPL-cD8D8Y

戦績:シティリーグ優勝
開催日:2023年10月1日
【デッキコード】LLgLgL-yGcK6v-6NQgLn

戦績:シティリーグ優勝
開催日:2023年10月1日
【デッキコード】wvFkf5-U9yXcE-kfvFff
リザードンex優勝デッキ
TOP16の入賞数2位はまさかの「リザードンex」です。《ジラーチ》と《マナフィ》の両方を設置した場合に、ベンチスペースが圧迫される点をついて《セイボリー》を採用している方にも注目です。
優勝は2日間で1人だけですが、準優勝4人、TOP4も6人と好成績が多いです。
この大躍進の最大の要因は《ジラーチ》で間違いありません。
「ロストギラティナ」戦での「リザードンex」の負けパターンである「ロストインパクト」+「ロストマイン」で「リザードンex」を簡単に落とされてしまうという展開を防げるようになりました。
また、入賞数が増えている「パオジアンex」と「ミュウVMAX」に有利が取れている点も要因の一つでしょう。
ただし構築は、補助輪を《ピジョットex》にしている型、《キルリア》にしている型、「ロストギミック」にしている型とばらつきがあり、まだ発展途上といった印象です。

戦績:シティリーグ優勝
開催日:2023年10月1日
【デッキコード】FwFFfk-Vl4uKN-fV5FFV

戦績:シティリーグTOP4
開催日:2023年10月1日
【デッキコード】FvVkbF-f4Ue8W-ff1VwV

戦績:シティリーグTOP4
開催日:2023年10月1日
【デッキコード】XXp3p2-U93guS-pypySy
サーナイトex優勝デッキ
入賞数3位は「サーナイトex」でしたが、こちらも優勝者は1人にとどまっています。
「リザードンex」とは反対にこちらは構築が固まっており、変化は《ジラーチ》の採用くらいです。
苦手なデッキが少なく安定して勝ちやすいデッキではありますが、どうにもならない事故が発生することがあるので、優勝を逃しているのでしょうか。
2日間ではデータも少ないですから、シーズンを通して評価を下したいデッキです。

戦績:シティリーグ優勝
開催日:2023年10月1日
【デッキコード】gNg9Ni-LMwuXp-ggN6ng
パオジアンex優勝デッキ
この2日間で勢力を急激に伸ばしているのが「パオジアンex」です。
優勝は《オリジンパルキアVSTAR》および《ピジョットex》を採用した1件だけですが、準優勝が4人と好成績を残しています。
《頂への雪道》が非常に重いデッキですので、《ビーダル》を採用して、V・exに頼らない構築が流行しています。

戦績:シティリーグ優勝
開催日:2023年10月1日
【デッキコード】gyppEXp-N18GGB-2XpMpM

戦績:シティリーグ準優勝
開催日:2023年10月1日
【デッキコード】LNggLP-aT9aDD-g6gLLn
ミュウVMAX入賞デッキ
「ミュウVMAX」はTOP16の入賞数は多いですが、優勝することはできませんでした。
また、TOP4も雪道型が一人のみと勝ち切れてない印象です。
主な要因は「リザードンex」の隆盛ですが、ほとんどのデッキに《ミカルゲ》や《ドラピオンV》が採用されなくなるということでもありますので、《頂への雪道》で「リザードンex」対策をすれば、ある程度勝ち星を稼ぐことができるでしょう。

戦績:シティリーグTOP4
開催日:2023年10月1日
【デッキコード】gPn69Q-PNtjiX-NnNNgN
ルギアVSTAR入賞デッキ
「ルギアVSTAR」はTOP16の入賞数は10%を下回りましたが、優勝者1名のほかTOP8にも複数入賞しており好成績のデッキの一つです。
使用率トップの「ロストギラティナ」に有利なこともあり、次週以降に期待が持てます。
構築は新弾で変わったところはない、「白ルギア」ですが、CL横浜でも見られた「とおせんぼ」の《カビゴン》+《ボスの指令》の多投型でサーナイトを意識しているようです。

戦績:シティリーグ優勝
開催日:2023年10月1日
【デッキコード】5wkffk-9VEvpJ-f5FFwk
今後の環境予想
今後の環境としては、拡張パック「古代の咆哮」「未来の一閃」が発売される10月27日までは、ここで紹介した上位デッキの入賞が続くと考えられます。
ただ、上位デッキの中では順位変動が起こってもおかしくありません。
筆者が特に注目しているのは「パオジアンex」です。
初週では、特に立ち位置が良かった「ロストギラティナ」から《マナフィ》が抜けているため、《ビーダル》を採用して《頂への雪道》が効きにくくした「パオジアンex」ならば有利に立ち回れると予想できます。
また、「ミュウVMAX」は立ち位置が悪いように感じます。
今週しっかりと優勝もしている「ルギアVSTAR」に使用率で抜かされることもあるでしょう。
その他、「リザードンex」が「ロストギラティナ」へのプランをどうするのか、などデッキ分布よりも、構築の変化に注目していきたいです。


あわせて読みたい
著者情報
コメント
コメント0件
レビューはありません。