


シティリーグTOP16入賞デッキ分布
シティリーグ2024シーズン1の開幕後一カ月は、「ロストギラティナ」「リザードンex」「パオジアンex」のTOP3を「サーナイトex」「ミュウVMAX」「ルギアVSTAR」が追いかけるという構図でした。
そこへ最新弾の「古代の咆哮」「未来の一閃」が投入されて1週間。10/30-11/06の期間で使用率一位を獲得したのは新カードを擁する「トドロクツキex」でした。そしてそれを「リザードンex」「ロストギラティナ」「パオジアンex」が追いかけるという構図が展開されました。
使用率TOP集団以外では、不振が続いていた「サーナイトex」が優勝多数で使用率にも回復の兆しがあります。
そんな環境のなか、各デッキの構築も定まってきた11/06-11/12の結果はどうだったのでしょうか。
注目すべき点は以下の4点です。
- 「エボリューション型」の活躍で「リザードンex」が使用率1位
- 「サーナイトex」完全復活!2位の「ロストギラティナ」に僅差の3位
- 「トドロクツキex」使用率低下で5位転落
- 「テツノブジンex」使用率に変化は少ないが優勝多数
それでは、各デッキの入賞構築を確認しながらそれぞれのトピックを詳しく見ていきましょう。
デッキタイプ | 使用数 | 優勝数 | シェア率 |
---|---|---|---|
リザードンex | 170 | 4 | 15.6% |
ロストギラティナ | 154 | 10 | 14.2% |
サーナイトex | 143 | 5 | 13.1% |
パオジアンex | 122 | 4 | 11.2% |
トドロクツキex | 115 | 4 | 10.6% |
ミライドンex | 73 | 1 | 6.7% |
ミュウVMAX | 69 | 1 | 6.3% |
サーフゴーex | 45 | 3 | 4.1% |
ルギア | 37 | 1 | 3.4% |
テツノブジンex | 36 | 6 | 3.3% |
ロストバレット | 36 | 2 | 3.3% |
その他 | 88 | 2 | 8.1% |
※データは公式のイベント結果一覧 | トレーナーズウェブサイトに記載されているものを集計した値です。
シティリーグTOP16入賞デッキリスト
リザードンex優勝デッキ
使用率1位となったのは「リザードンex」。
ポケカ四天王決定戦で活躍した「ワザマシン型」が今週も目立ちますが、「キルリア型」も健在で、優勝4件の他、準優勝9件と絶好調です。
ただし、四天王決定戦で「パオジアンex」への強力なアンチカードとなっていた「ねんきんコロニー」の《リククラゲ》は、分布が偏っていない状況では事故要因となるためか不採用のリストが多いようです。

戦績:ポケカ四天王決定戦

戦績:シティリーグ優勝
開催日:2023年11月11日
【デッキコード】FVVVFf-wSmcf9-fv5V1k

戦績:シティリーグ優勝
開催日:2023年11月05日
【デッキコード】xc8JxD-lxmmjR-xxK8cc
ロストギラティナ優勝デッキ
入賞数1位は逃したものの安定した成績を残している「ロストギラティナ」が使用率第2位でした。
特筆すべきは優勝率で、今週の優勝数は10件と2位の約2倍となっています。
全環境からの構築の変化としては《マナフィ》《ジラーチ》《ミカルゲ》といった対策カードの採用0~1枚に抑えている点。
空いた枠に新カードの《カウンターキャッチャー》を1枚採用し、《ツツジ》《ナンジャモ》の手札干渉を合計3枚に増やしている点です。
《カウンターキャッチャー》は実質《ボスの指令》でありながらサポートではないため、これまでできなかった《アクロマの実験》や《ツツジ》《ナンジャモ》といったカードで《ボスの指令》を探してそのターンに使用するという動きを実現できます。
「ロストギラティナ」はどちらかといえばサイドを先行されることが多いうえに、「ロストマイン」や「げっこうしゅりけん」でダメージを調整しやすいデッキというのもこの動きを後押ししてくれています。
《テツノブジンex》《テツノカイナex》の登場で小型を並べるデッキには向かい風かと思われましたが、それを上回る安定感と対応力には脱帽です。
ただ、新デッキのためまだ相性を断定できませんが「トドロクツキex」が苦手な傾向があるのは若干の不安要素として残ります。

戦績:シティリーグ優勝
開催日:2023年11月09日
【デッキコード】NHggNn-kMPxY2-NL6Lgg

戦績:シティリーグ優勝
開催日:2023年11月11日
【デッキコード】nNLLgn-AySg9T-nQHLnN

戦績:シティリーグ優勝
開催日:2023年11月12日
【デッキコード】MyyMUM-QprIuu-yXMMX3
サーナイトex優勝デッキ
新弾前は使用率が大きく下がっていた「サーナイトex」ですが、《サケブシッポ》の採用で前週から使用率が回復。今週はさらに使用率を伸ばして3位に返り咲きました。
前週に引き続き優勝率も高く、今週の優勝数は5件で「ロストギラティナ」に次いで全デッキ中第3位となっています。
構築においては、《サケブシッポ》のほか《フトゥー博士のシナリオ》と《ゴージャスマント》の採用も見られるようになっています。
しばらく構築に変化が少なかったデッキなので、こうしたアップデートを喜んでいる方は多いのではないでしょうか。
今後の定番になるか、動向を見守っていきましょう。

戦績:シティリーグ優勝
開催日:2023年11月11日
【デッキコード】LnniQN-DezpE5-PH6gLL

戦績:シティリーグ優勝
開催日:2023年11月11日
【デッキコード】VVVFVf-L6ueoB-Fkd51F

戦績:シティリーグ優勝
開催日:2023年11月12日
【デッキコード】X3MMMS-MopOHd-MXMXyy
パオジアンex優勝デッキ
ポケカ四天王決定戦で大活躍した「パオジアンex」も順調に勝ち星を集めて使用率4位。
新戦力として《テツノカイナex》を採用している型が見事優勝しています。
《頂への雪道》という明確な弱点へ対処するために、《ポケストップ》を3~4枚、《ビッパ》《ビーダル》を2セット採用という点は継続したままですが構築の違いで3つのタイプがあります。
3タイプは《テツノカイナex》に必要な《雷エネルギー》と《大地の器》を採用した「ごっつぁん型」、《クロススイッチャー》+《キャンセルコロン》+「げっこうしゅりけん」を中心とした「しゅりけん型」両方を採用した「ハイブリット型」の3つです。
発売したてということもあってか「ごっつぁん型」が多いようですが、サイドを取るペースはどちらも同じなので今後もこのままとは限りません。構築の変化に注目していきましょう。

戦績:シティリーグTOP4
開催日:2023年11月11日
【デッキコード】kVv5Fk-h1FUEn-Vkfvwf

戦績:シティリーグ優勝
開催日:2023年11月11日
【デッキコード】V5FkfV-IlWKu4-VFbVfk

戦績:シティリーグ優勝
開催日:2023年11月12日
【デッキコード】FfFvVV-uw0bNA-VvVVkk
トドロクツキex優勝デッキ
発売直後に使用率1位を取り、このまま環境の覇者となるかと期待された「トドロクツキex」でしたが、使用率5位に転落
新カードの《トドロクツキex》を中心に戦うデッキです。
発売前の段階では、ここまで活躍するとは思われていませんでしたが、強力なグッズとサポートによるエネルギー加速で先手2ターン目・後手1ターン目から大技を出せる点が非常に強力でした。
構築は少しづつ定まってきていますが、「ガラルファイヤーV型」「ダークライVSTAR型」、「ビーダル型」など「リザードンex」同様複数の型が乱立しています。
シティリーグTOP16入賞者のなかでは若干ですが「ダークライ型」が多いようです。ダークライ型はグッズの採用の幅があるのも利点で、珍しいところでは《クロスシーバー》を採用している方もいました。
いずれの型もまだまだ発展の余地があるので今後も構築の変化は注目です。

戦績:シティリーグ優勝
開催日:2023年11月11日
【デッキコード】LnnLLg-L2aDeC-Q6gLnN

戦績:シティリーグ優勝
開催日:2023年11月12日
【デッキコード】ffFfwV-D2ft81-5VFkVv
サーフゴーex入賞デッキ
ひそかに使用率を伸ばしているのが「サーフゴーex」。
最新弾の《大地の器》というエネルギー補充手段が来たことでデッキが完成に至ったといわれています。
まだ、使用数自体は多くありませんが、毎週確実に優勝している今後に期待のデッキです。

戦績:シティリーグ優勝
開催日:2023年11月12日
【デッキコード】LnHnLn-BvimVF-L9LnHN

戦績:シティリーグ優勝
開催日:2023年11月12日
【デッキコード】xcDcxD-BGc1rg-x88x8D

戦績:シティリーグ優勝
開催日:2023年11月12日
【デッキコード】FvkVfF-ntGOEe-1VVVbV
テツノブジンex優勝デッキ
最速で先攻1ターン目に勝利することができると発売前から注目されていた「テツノブジンex」は前週までは、あまり勝率を上げられていませんでした。
今週も入賞数自体はあまり変わらないのですが、優勝数が一気に増加しました。
今週の優勝数1位はロストギラティナの10件ですが、6件の優勝を記録し2位を獲得しました。
デッキの型は《テツノブジンex》で削って《チャーレムV》の「ヨガループ」を決めるものですが、採用しているポケモンは2パターンあります。
一つは《れんげきウーラオスVMAX》を採用する型、もう一つは《エンテイV》です。
このデッキもまだまだ成長途中のデッキかと思われますので、今後の活躍に期待していきましょう。

戦績:シティリーグ優勝
開催日:2023年11月12日
【デッキコード】LnNinn-TreA0D-N9gLNH

戦績:シティリーグ優勝
開催日:2023年11月12日
【デッキコード】884xKx-GhnlPU-DYxxx8

戦績:シティリーグ優勝
開催日:2023年11月12日
【デッキコード】MMySyM-d32Nua-pXMMME


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