


シティリーグTOP16入賞デッキ分布
最新弾の「古代の咆哮」「未来の一閃」発売後のシティリーグ2024シーズン1の初週は「トドロクツキex」が抜け出し、「リザードンex」「ロストギラティナ」「パオジアンex」が追いかけるという構図になりました。
しかしながら、新カードの評価も定まってきた2~3週目は「トドロクツキex」の人気が低迷、「サーナイトex」が復調したことで、「ロストギラティナ」「リザードンex」「サーナイトex」の3強を「トドロクツキex」「パオジアンex」が追いかけるという形になりました。
そんな環境のなか、各デッキの構築も定まってきた4週目の11/06-11/12の結果はどうだったのでしょうか。
注目すべき点は以下の3点です。
- 「ロストギラティナ」「サーナイトex」「リザードンex」が使用率・優勝率ともに高く3強化
- 先週優勝を多数出した「テツノブジンex」の使用率が大幅アップ
- 「ミュウVMAX」「ルギアVSTAR」不振、特に「ルギアVSTAR」は環境外か?
それでは、各デッキの入賞構築を確認しながらそれぞれのトピックを詳しく見ていきましょう。
デッキタイプ | 使用数 | 優勝数 | シェア率 |
---|---|---|---|
ロストギラティナ | 182 | 7 | 18.3% |
サーナイトex | 131 | 8 | 13.2% |
リザードンex | 126 | 5 | 12.7% |
トドロクツキex | 105 | 5 | 10.6% |
パオジアンex | 92 | 1 | 9.3% |
ミライドンex | 75 | 1 | 7.5% |
テツノブジンex | 60 | 2 | 6.0% |
ミュウVMAX | 57 | 2 | 5.7% |
ロストバレット | 45 | 3 | 4.5% |
サーフゴーex | 21 | 1 | 2.1% |
ルギア | 14 | 1 | 1.4% |
カビゴンLO | 13 | 1 | 1.3% |
その他 | 88 | 2 | 8.1% |
※データは公式のイベント結果一覧 | トレーナーズウェブサイトに記載されているものを集計した値です。
シティリーグTOP16入賞デッキリスト
ロストギラティナ優勝デッキ
入賞数トップは変わらぬ安定感の「ロストギラティナ」。優勝数も7件で第2位でした。
前週に引き続き優勝率も高く、同じく使用率・優勝率の高い「サーナイトex」「リザードンex」とともに3強を形成しています。
構築の変化としては《マナフィ》《ジラーチ》《ミカルゲ》といった対策カードを一枚も採用しない型が増えている点でしょうか。
ただし《マナフィ》に関しては採用しているリストもあります。
これらのリストでは、空いた枠に《カウンターキャッチャー》を2枚採用し、《ツツジ》《ナンジャモ》の手札干渉を合計3枚に増やしています。
または《カウンターキャッチャー》の採用を1枚にとどめ、《ポケギア3.0》を採用している場合もあります。
《カウンターキャッチャー》は実質《ボスの指令》でありながらサポートではないため、これまでできなかった《アクロマの実験》や《ツツジ》《ナンジャモ》といったカードで《ボスの指令》を探してそのターンに使用するという動きを実現できます。
「ロストギラティナ」はどちらかといえばサイドを先行されることが多いうえに、「ロストマイン」や「げっこうしゅりけん」でダメージを調整しやすいデッキというのもこの動きを後押ししてくれています。
「テツノブジンex」が増えてきたことと、「トドロクツキex」が苦手なのは不安点ですがシティリーグの安定択であることは間違いないでしょう。

戦績:シティリーグ優勝
開催日:2023年11月18日
【デッキコード】VFdVFV-9lW9AD-wVkFfk

戦績:シティリーグ優勝
開催日:2023年11月18日
【デッキコード】MMXMpy-KKTEdw-MU22My

戦績:シティリーグ優勝
開催日:2023年11月19日
【デッキコード】nLNgLL-awpM3g-innNLn
サーナイトex優勝デッキ
新弾前は使用率が大きく下がっていた「サーナイトex」ですが、《サケブシッポ》の採用で前週から使用率が回復。先週の3位からさらに順位を伸ばして、今週は使用率2位。
前週に引き続き優勝率も高く、同じく使用率・優勝率の高い「ロストギラティナ」「リザードンex」とともに3強を形成、優勝数は8件と第1位です。
構築においては、《サケブシッポ》と《ゴージャスマント》の採用は定着しつつあります。
そのほか先週は《フトゥー博士のシナリオ》の採用も見られましたが、今週は《セイボリー》に譲った様子です。
《セイボリー》は少なくとも2枚、多くの方が3枚採用してますが、これはベンチ狙撃手段がダメージの《サケブシッポ》とダメカンの《クレセリア》の両方を手に入れたことが原因です。
両方に対応するためには、《マナフィ》と《ジラーチ》の両方をベンチに置くことになります。この状況なら《セイボリー》は主要ポケモンを削るか対策ポケモンを諦めるかの2択を迫ることができます。
ベンチ狙撃手段が2種類あるのは「ロスト系デッキ」と同じですが、《アクロマの実験》を打たなければならないロストと違って、「サーナイトex」はサポートが自由なのでこういった戦法を取れるようです。

戦績:シティリーグ優勝
開催日:2023年11月18日
【デッキコード】nnLgiN-iqmmjc-giLnnL

戦績:シティリーグ優勝
開催日:2023年11月18日
【デッキコード】V1Vkk5-dEZeix-VVVVkf

戦績:シティリーグ優勝
開催日:2023年11月18日
【デッキコード】yUEXMy-TkmV6I-Myp2SM
リザードンex優勝デッキ
使用率3位となったのは「リザードンex」。
こちらも前週に引き続きく使用率・優勝率ともに高く「ロストギラティナ」「サーナイトex」とともに3強を形成しています。
ポケカ四天王決定戦で活躍した「ワザマシン型」がかなり増えてきているようで、「キルリア型」「アルセウス型」はかなり数を減らしています。
今週の優勝数は5件でしたが、いずれも「ワザマシン型」となっていました。
構築の変化としては、《森の封印石》の付け先として《エンテイV》の採用が増えてきた点があげられます。
サイドを2枚取られるアタッカーが増えるのは一長一短在りますので、今後の構築の変化にも注目です。

戦績:シティリーグ優勝
開催日:2023年11月17日
【デッキコード】pSSMMy-nERFn6-MMR2XX

戦績:シティリーグ優勝
開催日:2023年11月18日
【デッキコード】acD8Kx-BlvlrD-xx8xYx

戦績:シティリーグ優勝
開催日:2023年11月18日
【デッキコード】MyMMXy-RFWeru-XM2UXy
トドロクツキex優勝デッキ
発売直後に使用率1位を取ったものの先週は使用率を落としていた「トドロクツキex」が再燃、使用率4位となりました。
今週の優勝数は「リザードンex」と同じく5件で、「トドロクツキex」を含めた上位4デッキ以外は優勝数が少なく、今週はこれらのデッキに勝ち星が集約していたようです。
構築は少しづつ定まってきており「ガラルファイヤーV型」が多くなってきています。
また型に関わらず、《エネルギーつけかえ》を利用して「げっこうしゅりけん」を打つ戦法が採用されており、《オーリム博士の気迫》から最速で後手1ターン目にベンチを2体取りすることができます。
このパッケージは他にも応用ができそうなので、3エネルギー以下の強力なアタッカーが見つかれば新たな構築が生まれるかもしれません。

戦績:シティリーグ優勝
開催日:2023年11月15日
【デッキコード】x8x8xD-9SZOve-xYD4Gc

戦績:シティリーグ優勝
開催日:2023年11月17日
【デッキコード】MyMMMM-XjhmRY-XEM3EM

戦績:シティリーグ優勝
開催日:2023年11月18日
【デッキコード】nnLHiN-S8ozTV-iLQLLg
パオジアンex優勝デッキ
ポケカ四天王決定戦で大活躍した「パオジアンex」も入賞数は多く、使用率5位。
構築としては、新戦力の《テツノカイナex》を採用した「ごっつぁん型」、《クロススイッチャー》+《キャンセルコロン》+「げっこうしゅりけん」を中心とした「しゅりけん型」、両方を採用した「ハイブリット型」の3つが中心でしたが、「ブジンパルキア型」というものが新たに登場しました。
《パオジアンex》を採用しているデッキで今週唯一の優勝がこの「ブジンパルキア型」でした。
これは「パオジアンex」というよりも「パルキア」デッキなのですが、《オリジンパルキアVSTAR》で若干足りなかった火力を《テツノブジンex》で補うというプランのようです。
他にもTOP8に入賞しており、今後はこちらの型の動向にも注目です。

戦績:シティリーグTOP優勝
開催日:2023年11月13日
【デッキコード】kfVVkk-Kz6X5J-VfFk5v

戦績:シティリーグTOP8
開催日:2023年11月17日
【デッキコード】LNNnng-m1yHhN-LHLigL

戦績:シティリーグTOP8
開催日:2023年11月18日
【デッキコード】DcxDYx-ywO94g-DaJx8D
テツノブジンex優勝デッキ
先週一気に優勝数が増えた「テツノブジンex」でしたが、今週は入賞数も大幅に増加、使用率は7番手でした。
デッキとしては《テツノブジンex》で削って《チャーレムV》の「ヨガループ」を決めるのが目標戦略となります。
初期段階では、《れんげきウーラオスVMAX》を採用した「インテレオン+ウーラース」のようなデッキでしたが、先週結果を残したのは《エンテイV》を採用した「ブジンエンテイ」です。
今週は優勝したのは、「ウーラオス型」でしたがTOP16には入勝多くが「ブジンエンテイ」でした。
《エンテイV》は《れんげきウーラオスVMAX》よりも簡単に用意できるアタッカーで、《かがやくリザードン》と《マグマの滝壺》を共有できるメリットがあります。
また《マグマの滝壺》を複数採用することで、《頂への雪道》にも対応できるようになっており、非常によくできた構築といえます。
2週間で使用率が若干増えた程度でしたが、今後はさらに増加する可能性も十分にあるでしょう。

戦績:シティリーグ優勝
開催日:2023年11月17日
【デッキコード】MXE3yp-wt0Kpf-XM2MMp

戦績:シティリーグ優勝
開催日:2023年11月18日
【デッキコード】VFwvFF-b3rUhl-VVVkfV

戦績:シティリーグTOP4
開催日:2023年11月18日
【デッキコード】HnnLLi-6veYtl-HNnnNL


あわせて読みたい
著者情報
コメント
コメント0件
レビューはありません。