


はじめに
今週もシティリーグシーズン4の集計結果をお伝えします。
前回の記事では新弾発売直後の2日間のデータでしたが、今回は一週間のデータなので新弾の影響が大きく表れていると思います。
新デッキは活躍しているのか?既存デッキはどうなったのか!?早速見てみましょう!
4/1~4/7 シティリーグTOP16入賞デッキ分布
今週も各デッキの優勝数やシェア率に注目していきます。
新しいカードたちがどのように活躍しているのか、集計結果からわかりやすい部分をピックアップしてお伝えします!
本日のラインナップは次の通りです。
- クリムゾンヘイズ環境前後のシェア率の変遷
- 新デッキピックアップ
各トピックスごとに解説しますが、まずは各デッキ分布を見てみましょう。
4/1~4/7 TOP16入賞デッキ分布

デッキタイプ | 使用数 | 優勝数 | シェア率 |
---|---|---|---|
リザードンex | 176 | 8 | 17.2% |
ルギアVSTAR | 157 | 12 | 15.4% |
ロスト軸デッキ | 142 | 12 | 13.9% |
サーナイトex | 103 | 8 | 10.1% |
ギラティナVSTAR | 85 | 3 | 8.3% |
パオジアンex | 67 | 5 | 6.6% |
アルセウス系 | 47 | 2 | 4.6% |
ゲッコウガex | 35 | 3 | 3.4% |
テツノカイナex | 34 | 2 | 3.3% |
トドロクツキex | 31 | 1 | 3.0% |
カビゴンLO | 28 | 2 | 2.7% |
サーフゴーex | 22 | 0 | 2.2% |
その他 | 94 | 6 | 9.2% |
※データは公式のイベント結果一覧 | トレーナーズウェブサイトに記載されているものを集計した値です。
1.クリムゾンヘイズ環境前後のシェア率の変遷
強化拡張パック「クリムゾンヘイズ」発売の前後で環境はどのように変化したのでしょうか。
入賞数やシェア率の変化を見てみましょう!
リザードンex
シェア率 23.5% → 17.2%

戦績:TSUTAYA三島店 シティリーグ優勝
開催日:2024年4月7日
【デッキコード】p22pE2-Yw1Qd5-pXUpSy
今週もシェア率TOPはリザードンexデッキでしたが、クリムゾンヘイズ発売前に比べるとシェア率は大きくダウンしています。
構築の変化としては、ビーダル型からピジョット型が多くなっていましたが、今週はビーダル型が3件優勝していることが挙げられます。
残り5件は全てピジョット型だったものの、先日行われた海外大会のEUICではピジョットとビーダルの両方を採用したデッキが優勝しており、今後日本でも同じ型が増えることが予想されます。
また細かい部分では、ACE SPECの採用が「プライムキャッチャー」「マキシマムベルト」「ヒーローマント」に加えて「アンフェアスタンプ」の採用も見受けられるようになりました。
さらに特定のデッキに対して強力な「ビワ」や「シンオウ神殿」の採用も多くなっているようです。
ルギアVSTARデッキ
シェア率 9.4% → 15.4%

戦績:TSUTAYA 津田沼店トレカコーナー シティリーグ優勝
開催日:2024年4月6日
【デッキコード】Mp22Sy-ViI7Jb-yy2ypR
長い間リザードンexデッキとロスト軸デッキの2TOP環境でしたが、ここにきてルギアVSTARデッキが2位に浮上しました。
ルギアVSTARデッキはACE SPECの選択に違いが表れています。
従来は序盤の展開に貢献する「マスターボール」採用が多く見受けられましたが、クリムゾンヘイズに収録された「サバイブギプス」が「チラチーノ」と相性が良く、相手にサイド1枚のポケモンを押し付けながら戦い続けることが出来るようになりました。
次弾で収録される新規ACE SPECの「レガシーエネルギー」もルギアVSTARのデッキ構築の幅を広げるため、今後も一定数のシェアを維持するデッキになると思います。
サーナイトexデッキ
シェア率 2.1% → 10.1%

戦績:ブックオフプラス 田富昭和通り店 シティリーグ優勝
開催日:2024年4月7日
【デッキコード】8Yc44x-AnJFhR-88ccGY
先週もお伝えしましたが、サーナイトexデッキも着実にシェア率が上がっています。
レギュレーション変更によりサーナイトexデッキの中核を担うカードを多く失いましたが、「ハバタクカミ」や「アンフェアスタンプ」の追加で全盛期ほどではありませんが着実に強化されているようです。
先週の記事でスタジアム「公民館」を利用したテクニックをご紹介しましたが、今週は「公民館」の代わりにグッズの「ダメージポンプ」が採用されるようになりました。
「ダメージポンプ」を採用することで、「公民館」と同様のテクニックが使用できる上、「サーナイトex」がバトル場で300ダメージ受けた状態でロックされてしまいライブラリーアウトを狙われることもあるため、「ダメージポンプ」でダメカンを移動して特性「サイコエンブレイズ」で逃げエネを付けられるようにしています。
「公民館」のように回復は出来ませんが、ダメカンを1個多く移動させることが出来るので今後は「ダメージポンプ」が主流になりそうです。
レギュレーション変更前から人気デッキのひとつだったサーナイトexは、今後もシェアを伸ばして行くのではないでしょうか。
2.新デッキピックアップ
新デッキ1つ目のピックアップはもちろん「ゲッコウガex」です!
先週「ゲッコウガex」を使用したデッキがいきなり優勝しましたが、今週は一味違ったゲッコウガexデッキが入賞していました!

戦績:トレカショップVOW シティリーグBEST8
開催日:2024年4月4日
【デッキコード】48a4cD-N2LTGm-K48cxJ
一見要求エネも違って相性が悪そうに見えますが、リザードンexの特性「れんごくしはい」で水エネルギーがついている「ゲッコウガex」に炎エネルギーを2個供給することでワザ「ぶんしんれんだ」をすぐに使用できるようにしたり、意外なシナジーがあります。
タイプは違えど強力なポケモンが2匹協力し合うデッキになっており、使ってみたくなるようなデッキとしてピックアップしました!
もう一つのピックアップデッキは、「ドンカラスV」と「パチリス」を使った通称ドンパッチデッキ。

戦績:TSUTAYA三島店 シティリーグBEST4
開催日:2024年4月7日
【デッキコード】kkk5FF-3XmCt8-Fd1F5F
「ドンカラスV」は特性「ドンのふところ」でポケモンのどうぐを4枚までつけられるようになります。
そしてパチリスのワザ「からくりサンダー」は自分の場のポケモンについている「ポケモンのどうぐ」の数×30ダメージです。
つまり、1体の「ドンカラスV」に4枚のポケモンのどうぐがついていれば120ダメージ。
「ドンカラスV」が2枚採用されているので240ダメージ出るようになります!
このデッキではポケモンのどうぐが14枚採用されているので他のポケモンにもどうぐを付けて最大12枚、360ダメージでますが、「サンダー(エレキシンボル)」込で最大370ダメージまで出るようです!
対戦相手からすると「パチリス」が大ダメージを出せる状態で、そのダメージを落とすために「ドンカラスV」も倒したい状況になるので対処するのに苦労しそうな盤面になると思います。
このデッキでBEST4まで登りつめているので、各対面の戦い方などが気になりますね!
さいごに
今週末はチャンピオンズリーグ2024愛知ですね!
チャンピオンズリーグの結果はシティリーグ集計結果とは別記事でアップロードいたしますので、そちらもお楽しみに!


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