


はじめに
シティリーグ第7週目は最新弾「超電ブレイカー」の発売前後で大きく結果が変わりました。
まずは新弾前の10/15~10/17のトピックです。
- 「リザードンex」入賞数多数
- 「古代」の増加が続く
そして「超電ブレイカー」発売後の10/18~10/20のトピックです。
- 「タケルライコex」が入賞数・優勝数ともに1位
- 2番手争いは「リザードンex」「ドラパルトex」「レジドラゴVSTAR」が横並び
- 「レジドラゴVSTAR」優勝数最多タイの7件!
- 新デッキ多数入賞!「ガケガニ」が新デッキでは最多
トピックを抑えたところで入賞デッキの分布を確認しましょう。
※YouTubeチャンネルポケカジラ《公式》にて、動画でも簡単に解説しておりますので合わせてご視聴ください。
10/15~10/20 TOP16入賞デッキ分布
10/15~10/17 TOP16入賞デッキ分布

デッキタイプ | 使用数 | 優勝数 | シェア率 |
---|---|---|---|
リザードンex | 20 | 0 | 20.8 % |
タケルライコex | 16 | 2 | 16.7 % |
ドラパルトex | 9 | 2 | 9.4 % |
レジドラゴVSTAR | 8 | 1 | 8.3 % |
古代 | 5 | 1 | 5.2 % |
ルギアVSTAR | 4 | 0 | 4.2 % |
ソウブレイズex | 4 | 0 | 4.2 % |
ロストバレット(ギラティナ含む) | 4 | 0 | 4.2 % |
コントロール(カビゴン・ピジョットetc) | 3 | 0 | 3.1 % |
テツノイバラ単 | 3 | 0 | 3.1 % |
ボムパルキア | 3 | 0 | 3.1 % |
トドロクツキ | 2 | 0 | 2.1 % |
サーナイトex | 2 | 0 | 2.1 % |
テラパゴスex | 2 | 0 | 2.1 % |
大空洞パルキア | 2 | 0 | 2.1 % |
その他 | 9 | 0 | 9.4 % |
合計 | 96 | 6 | 100.0 % |
※データは公式のイベント結果一覧 | トレーナーズウェブサイトに記載されているマスターリーグの結果を集計した値です。
10/18~10/20 TOP16入賞デッキ分布

デッキタイプ | 使用数 | 優勝数 | シェア率 |
---|---|---|---|
タケルライコex | 114 | 7 | 15.2 % |
リザードンex | 82 | 2 | 10.9 % |
ドラパルトex | 76 | 3 | 10.1 % |
レジドラゴVSTAR | 69 | 7 | 9.2 % |
古代 | 45 | 1 | 6.0 % |
サーナイトex | 42 | 4 | 5.6 % |
ルギアVSTAR | 40 | 4 | 5.3 % |
テラパゴスex | 28 | 1 | 3.7 % |
コントロール(カビゴン・ピジョットetc) | 23 | 4 | 3.1 % |
サーフゴーex | 23 | 1 | 3.1 % |
ミライドンex | 23 | 1 | 3.1 % |
ガケガニ | 21 | 2 | 2.8 % |
トドロクツキex | 20 | 3 | 2.7 % |
ロストバレット(ギラティナ含む) | 19 | 0 | 2.5 % |
ボムパルキア | 17 | 3 | 2.3 % |
ソウブレイズex | 17 | 0 | 2.3 % |
パオジアンex | 17 | 0 | 2.3 % |
その他 | 76 | 4 | 10.1 % |
合計 | 752 | 47 | 100.0 % |
※データは公式のイベント結果一覧 | トレーナーズウェブサイトに記載されているマスターリーグの結果を集計した値です。
環境の傾向
最新弾「超電ブレイカー」の発売前は「リザードンex」と「タケルライコex」の2強環境でした。
ところが新弾の発売後は「リザードンex」が勢いを落とし、「タケルライコex」が単独で入賞数トップとなりました!
「リザードンex」も引き続き2番手争いには食い込んでいるものの「ドラパルトex」「レジドラゴVSTAR」と横並びの状態です。
2位集団の中で目立つのは「レジドラゴVSTAR」。
入賞数は3デッキ中では最も少ないのものの優勝数が7件と飛び抜けています。
《ヨルノズク》を採用して「レガシースター」を「事故回避」ではなく「強力なカードの回収」に回せるようにした型が好調のようです。

戦績:三洋堂書店乙川店優勝
開催日:2024年10月20日
【デッキコード】gQgngg-C51Z5J-QLHgnL
また新デッキも盛んに試されており「ガケガニ」「ミロカロスex」「ピカチュウex」「サザンドラex」などが入賞していました。
新デッキの中では「ガケガニ」が入賞数最多で2.8 %。優勝数も2件とすでに完成度の高いデッキが出来上がっています。
今週のピックアップ
1.ガケガニ

戦績:青馬堂本店優勝
開催日:2024年10月20日
【デッキコード】MMy2Mp-1HgEJQ-3RpMpX

戦績:シーガル 仙台駅前店優勝
開催日:2024年10月20日
【デッキコード】EMpy2p-dELueI-UpMp23
最新弾で最も活躍したのは「どく」ギミックを活かした「ガケガニ」!
新カードの《モモワロウ》の特性「もうどくしはい」は「どく」でのせるダメカンの数が5個多くなる効果を持ちます。
《アラブルタケ》の特性「もうどくふんじん」によって「どく」状態を付与し、《かがやくヒスイ オオニューラ》の「ポイズンピーク」と合わせて先攻1ターン目のポケモンチェックで80点のダメージを与えられます。
現在は《なかよしポフィン》に対応させるためにたねポケモンのHPは70の場合が多いので、相手のベンチが0なら先攻1ターンキルが可能です。
このデッキの登場により「ゲーム開始時に可能ならば、たねポケモンは2体出す」という定石が生まれそうですね。
またアタッカーに採用されている《ガケガニ》は特殊状態なら190点出せるワザ「ヒステリックシザー」を持っています。
《アラブルタケ》《かがやくヒスイ オオニューラ》と合わせれば《ダブルターボエネルギー》を使ってもHP200まで気絶させられます!
さらに《くさりもち》をつければ、サイド1のポケモンでありながらHP240の《タケルライコ》まで打ち取れるのが非常に強力です。
また「どく」による気絶処理は誰のターンでもない「ポケモンチェック」のタイミングで行われるので、《キチキギスex》の特性「さかてにとる」の使用条件を満たさないのも強力です。
話題になっている先攻ワンキルは要求値が非常に高いので無理して目指さず、非ルールの高火力アタッカーを押し付けるデッキとして使うのが強そうです。
2.ミロカロスex

戦績:トレカステーション領家店TOP8
開催日:2024年10月20日
【デッキコード】yppp2M-2JBnJ7-pypSMX

戦績:メディアポリス横浜日吉本町店TOP16
開催日:2024年10月19日
【デッキコード】5FffkV-q4DWIJ-FbwwFV
続いて紹介するのは「ミロカロス」です。
最新弾「超電ブレイカー」で登場した《ミロカロスex》はテラスタルポケモンからのワザのダメージや効果を受けなくなる特性「きらめくウロコ」を持っています。
この特性によって「リザードンex」「ドラパルトex」を完封できるので、最上位層のデッキで残るのは「タケルライコex」と「レジドラゴVSTAR」です。
「レジドラゴVSTAR」への対策は《オーガポン いしずえのめんex》で、「タケルライコex」への対策は《オンバーンex》で行います。
それぞれ「特性を持つポケモン」「たねポケモン」からワザのダメージを受けなくなる能力を持っているので単騎盤面を作って完封します。
様々なデッキへのメタカードで構成されたシルバーバレットデッキです!
私と同じく「ファントムダイブが許せない!」と思っていた方は是非一度使ってみてください!
1.ピカチュウex

戦績:PAO 青梅店準優勝
開催日:2024年10月20日
【デッキコード】HLggQn-c2TEOt-n6LnnL

戦績:ドラゴンスター日本橋3号店TOP16
開催日:2024年10月20日
【デッキコード】4DxacG-jhNzRf-88xxc8

戦績:福福トレカ 秋葉原店TOP4
開催日:2024年10月19日
【デッキコード】HLniQg-Y2EIkk-gLLHnQ
《ピカチュウex》は「ミライドンex」のテラスタル枠としての活躍がメインかと思っていたのですが、プレイヤーの皆さんの熱意は素晴らしいですね。
すでに様々なタイプの「ピカチュウex」デッキが作られています。
「ロストバレット」のアタッカーとして《ピカチュウex》を採用する型、「ミライドンex」に《レアコイル》とともに採用する型などは複数入賞していました。
ただ数ある「ピカチュウex」デッキのなかで異彩を放っていたのが「レジギガス型」です。
《レジギガス》非常に懐かしいですね!
Dレギュのころはよく見かけたのですが有色の特殊エネルギーがレギュ落ちしたことで姿を消していたデッキです。
《ゼロの大空洞》と《プレシャスキャリー》でひっそりと強化されていたデッキですがついに良いアタッカーが来たようですね!
どのタイプが生き残るのか、すべて生き残らないのかはまだ分かりませんが今後の活躍に期待です!


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