


はじめに
シティリーグシーズン1最終第9週目【10/28~11/05】のトピックは以下の4つでした。
- 「タケルライコex」入賞数は1位だが優勝数は伸びず
- 「リザードンex」復活の兆し!?入賞数・優勝数ともに2位
- 「レジドラゴVSTAR」入賞数は減少も優勝数は最多の9件!
- 《ピカチュウex》加入で「ロストバレット」復活?!久しぶりの優勝2件!
そこから息つく暇もなくシーズン2が始まりましたが、第1週目のトピックは以下の4つです。
- 上位3デッキは「タケルライコex」「リザードンex」「レジドラゴVSTAR」で変動なし
- 優勝数1位は「レジドラゴVSTAR」の7件!
- ほぼ全てのデッキが1件以上の優勝!
- 「ロストバレット」「ブリジュラスex」急増!
トピックを抑えたところで入賞デッキの分布を確認しましょう。
※YouTubeチャンネルポケカジラ《公式》にて、動画でも簡単に解説しておりますので合わせてご視聴ください。
11/09~11/11 TOP16入賞デッキ分布
11/09~11/11 TOP16入賞デッキ分布

デッキタイプ | 使用数 | 優勝数 | シェア率 |
---|---|---|---|
タケルライコex | 87 | 4 | 15.1 % |
リザードンex | 61 | 4 | 10.6 % |
レジドラゴVSTAR | 61 | 7 | 10.6 % |
ドラパルトex | 40 | 4 | 6.9 % |
サーナイトex | 36 | 1 | 6.3 % |
ルギアVSTAR | 31 | 1 | 5.4 % |
ロストバレット | 27 | 2 | 4.7 % |
古代 | 25 | 2 | 4.3 % |
ブリジュラスex | 24 | 2 | 4.2 % |
テラパゴスex | 22 | 1 | 3.8 % |
サーフゴーex | 22 | 2 | 3.8 % |
コントロール(カビゴン・ピジョットetc) | 20 | 1 | 3.5 % |
ソウブレイズex | 15 | 2 | 2.6 % |
トドロクツキex | 15 | 0 | 2.6 % |
ミライドンex | 14 | 0 | 2.4 % |
ガケガニ | 13 | 2 | 2.3 % |
その他 | 63 | 1 | 10.9 % |
合計 | 576 | 36 | 100.0 % |
※データは公式のイベント結果一覧 | トレーナーズウェブサイトに記載されているマスターリーグの結果を集計した値です。
環境の傾向
シティリーグシーズン2初週も入賞数1位は「タケルライコex」、そのすぐ後ろを「リザードンex」と「レジドラゴVSTAR」が追いかけるという形は変わりません。
シーズン1終了時点では「タケルライコex」に対抗するデッキとして「サーフゴーex」や「古代」がシェアを拡大していましたが、両デッキの増加は一旦の落ち着いています。
代わりに数を増やしたのが「ロストバレット」と「ブリジュラスex」です。
「ロストバレット」は「タケルライコex」に強いのが現環境では魅力的です。
相変わらず「レジドラゴVSTAR」に勝つのは難しいですが《ピカチュウex》の加入で「リザードンex」や「ドラパルトex」に対抗する手段を得たことで勢力を拡大しているようです。

戦績:カードボックス福山店優勝
開催日:2024年11月10日
【デッキコード】Lg9QnL-GI93P4-gLgHLN
「ブリジュラスex」はポケカ四天王決定戦にてシマダダイチ選手が使用した《スターミー》入りの型に加え「オリジンディアルガ型」も人気があります。

戦績:Wonder GOOいわき鹿島店準優勝
開催日:2024年11月09日
【デッキコード】6gigHg-rrYWHk-NLnQL9

戦績:TSUTAYA藤原店TOP4
開催日:2024年11月10日
【デッキコード】PQgNLn-zmJHYX-HnnQPL
優勝数については「レジドラゴVSTAR」が7件「リザードンex」「タケルライコex」が4件と上位3デッキが多いものの、その他の入賞デッキもほとんどが1件以上優勝しており、使い込んだデッキならばどのデッキにもチャンスがある環境と言えるでしょう。
今週のピックアップ
1.ケッキングex

戦績:バトスタ長野駅前店TOP8
開催日:2024年11月09日
【デッキコード】6ninLg-DRqE3x-LQLLHi

戦績:TSUTAYA富士八幡町店TOP16
開催日:2024年11月09日
【デッキコード】ac4D8J-m9Pgri-x8xa44
今週紹介するのは「ケッキングex」!
《ケッキングex》はHP340で打点が280点というハイパワーなカードですが、相手に「ポケモンV・ex」がいないとワザをつかえないというデメリットを持ちます。
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画像提供:駿河屋
[sv8]084/106(RR)
デッキ相性としては「タケルライコex」に有利で「レジドラゴVSTAR」「リザードンex」には互角だ言われています。
ただ、「ポケモンV・ex」を展開せずに戦える「サーナイトex」「古代」「ガケガニ」「ロストバレット」あたりには、アタッカーが《ケッキングex》と《かがやくリザードン》だけの構築では非常に厳しいので、2つ目のリストのようにサイドプランを用意するのも一つの手です。
最上位の3デッキと戦えるといってもほぼ勝てないマッチがある以上、幅広い層のプレイヤーが参加するシティリーグやCLに持ち込むのはやや不安が残ります。
とはいえ、ほとんどのプレイヤーがこのデッキとの正しい戦い方を理解していないであろうことを加味すると優勝してしまってもおかしくないデッキではあります。
サイドアタッカーを用意するかどうかも含めて、まだまだ発展途上のデッキですので今後の活躍に期待です。
2.テラパゴスリザードン

戦績:バトスタ長野駅前店優勝
開催日:2024年11月09日
【デッキコード】iLLgQg-Afuu2n-QngH6L

戦績:竜星の嵐名古屋店TOP4
開催日:2024年11月10日
【デッキコード】kVkkfw-x3Xadv-dvFVk5
従来の「テラパゴスex」は完成度の高いデッキでしたが、いくつか欠点がありました。
1つ目は「最高打点が220しかないこと」2つ目は「《ピジョットex》に依存すること(《ダブルターボエネルギー》へのアクセスが難しい)」3つ目は「自身よりも高速または高耐久なデッキに2:2:2でサイドを取られること」です。
《リザードンex》と組み合わせたことでこれらの欠点をある程度補うことができます。
打点については《テラパゴスex》が基本エネルギーでワザを出せるため最大打点が240にup!
これによって《タケルライコex》を気絶させられるので呼び出し札を使わずにサイドを進められるようになりました。
エネルギーの枚数が増えていることに加えて《リザードンex》の特性でエネルギーを供給できるため、《ピジョットex》を立てなければ動き出せないということもなくなりました。
最後に致命的な欠点だった「自身よりも高速または高耐久なデッキに2:2:2でサイドを取られること」ついてです。
具体的には「ソウブレイズex」「サーフゴーex」「ミライドンex」「ブリジュラスex」です。
原因は明白でこちらは向こうのアタッカーを倒せないのに相手は《テラパゴスex》を一撃で気絶させられるからです。
この点を解決するのがアタッカーとしての《リザードンex》です。
高耐久・高火力な《リザードンex》で攻めることで上記のデッキにされていたことをやり返すことができます。(「ブリジュラスex」は呼び出して《かがやくリザードン》で対応しましょう)
そのほか《スピンロトム》でワザを出しやすくなるというメリットもあります。
ただ、構築が複雑になったことで安定感は従来の構築よりも劣ることになりますのでその点を飲み込めるかどうかは環境と個人の好みによりそうです。
今後の「テラパゴスex」の主流になるかはわかりませんが一度は試しておきたい構築です。


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