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ドラパルト復活!?シティリーグ2025シーズン2結果・入賞デッキ考察【11/11~11/17】

ドラパルト復活!?シティリーグ2025シーズン2結果・入賞デッキ考察【11/11~11/17】
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はじめに

シティリーグシーズン2第2週【11/09~11/10】のトピックは以下の4つでした。

  1. 上位3デッキは「タケルライコex」「リザードンex」「レジドラゴVSTAR」で変動なし
  2. 優勝数1位は「レジドラゴVSTAR」の7件!
  3. ほぼ全てのデッキが1件以上の優勝!
  4. 「ロストバレット」「ブリジュラスex」急増!

シティリーグシーズン2第2週【11/11~11/17】のトピックは以下の4つです。

  1. 「ドラパルトex」復活!入賞数3位優勝6件!
  2. 「サーナイトex」大躍進!入賞数4位・優勝は最多の8件!
  3. 「レジドラゴVSTAR」は入賞数減(優勝は最多の8件)
  4. 3件以上優勝しているデッキが9つ!全デッキにチャンスあり!

トピックを抑えたところで入賞デッキの分布を確認しましょう。

※YouTubeチャンネルポケカジラ《公式》にて、動画でも簡単に解説しておりますので合わせてご視聴ください。

11/11~11/17 TOP16入賞デッキ分布

11/11~11/17 TOP16入賞デッキ分布

シティリーグシーズン1デッキ分布_20241111-20241117
デッキタイプ 使用数 優勝数 シェア率
タケルライコex 114 6 12.5 %
リザードンex 110 7 12.1 %
ドラパルトex 88 6 9.6 %
サーナイトex 80 8 8.8 %
レジドラゴVSTAR 78 8 8.6 %
ルギアVSTAR 58 2 6.4 %
サーフゴーex 44 1 4.8 %
ロストバレット 40 5 4.4 %
古代 38 0 4.2 %
コントロール(カビゴン・ピジョットetc) 37 5 4.1 %
テラパゴスex 35 3 3.8 %
ブリジュラスex 31 3 3.4 %
トドロクツキex 23 1 2.5 %
ソウブレイズex 19 0 2.1 %
ミライドンex 19 0 2.1 %
その他 98 2 10.7 %
合計 912 57 100.0 %

※データは公式のイベント結果一覧 | トレーナーズウェブサイトに記載されているマスターリーグの結果を集計した値です。

環境の傾向

先週まではトップを走る「タケルライコex」のすぐ後ろを「リザードンex」と「レジドラゴVSTAR」が追いかけるという形でした。

今週はそこから一転、「ドラパルトex」が優勝6件「サーナイトex」が優勝8件と旭日昇天の勢いで、「レジドラゴVSTAR」を抑えて入賞数でも3・4位の座を勝ち取りました。

一方の「レジドラゴVSTAR」も負けてはおらず、優勝数は8件で引き続き最多。勝ち切れるデッキというポジションを維持しています。

その結果、上位5デッキがいずれも6件以上の優勝するという大混戦の環境となりました。

各デッキの大まかな相性はこのようになります。

タケルライコex リザードンex ドラパルトex サーナイトex レジドラゴVSTAR
タケルライコex
リザードンex × ×
ドラパルトex -
サーナイトex - ×
レジドラゴVSTAR

◎:有利 〇:微有利 -:互角 △:微不利 ×不利

不利が少ない「ドラパルトex」の立ち位置が良さそうですが、唯一苦手な「タケルライコex」が最大シェアなのがブレーキになっています。

逆に「サーナイトex」は「タケルライコex」に強いことでシェアを伸ばしたと予想されます。

これら最上位5デッキ以外でも「ロストバレット」「カビゴンLO」が優勝5件、「テラパゴスex」「ブリジュラスex」が3件、「ルギアVSTAR」が2件と中堅層まで含めてどのデッキにも優勝のチャンスがある環境となっています。

ただし、逆説的に分布次第でどのデッキも予選落ちしうるということにもなります。

「これが正解!」と推せるデッキがないという意味では難しい環境になってきたといえるでしょう。

今週のピックアップ

1.ローブシン


ローブシン

戦績:トーナメントセンターバトロコ 高田馬場優勝
開催日:2024年11月11日
【デッキコード】2MpUMM-kmJgu6-MMyR2X


ローブシン_2

戦績:秋葉原チェルモTOP8
開催日:2024年11月14日
【デッキコード】VffVkV-9onkMr-VfFkV5

今週紹介するのは「ローブシン」!なんと1件優勝しております!

《ローブシン》は打点250という高火力なワザ「ガッツスイング」を特殊状態ならエネルギーなしで出せるアタッカーです。


特殊状態といえば最近は「どく」を利用した「ガケガニ」が活躍していますが「ローブシン」でも同じギミックを採用します。

「どく」状態の付与には《アラブルタケ》の特性「もうどくふんじん」を使用。

もちろん《モモワロウ》の特性「もうどくしはい」と《かがやくヒスイ オオニューラ》の特性「ポイズンピーク」と合わせて先攻1ターン目のポケモンチェックで80点のダメージを与えるコンボも搭載しています。

《ガケガニ》の打点は《ダブルターボエネルギー》を使うので《アラブルタケ》《かがやくヒスイ オオニューラ》と合わせても200点、《くさりもち》をつけてようやくHP240の《タケルライコ》を打ち取れるというラインでした。

これに対して《ローブシン》は2進化になったことで用意するのには手間がかかりますが、基本打点が250点なのでワザを出せる状態になれば確実に《タケルライコ》を打ち取れます。

最高打点を考えてみると「ガッツスイング」が250点、「どく」状態なら《くさりもち》で40点、《かがやくヒスイ オオニューラ》で20点、《危険な密林》で20点、《ザクロ》で30点追加できるのでこれに「どく」のダメージを加えて250+40+20+20+30+10=370点が最高値となります。

上記のうち1枚、組み合わせによっては2枚不使用でも330~340点出せるので《リザードンex》を気絶させることができます。

比較的容易に倒せる《ピジョットex》《ロトムV》でサイドを進め、ゲーム中に1度全力で《リザードンex》を倒しに行くという展開で勝利をつかむことができるはずです。


「ガケガニ」も同様ですが、サイド1のアタッカーでサイド2のポケモンを取り続けるという動きはやはり強力ですね。

《モモワロウ》の登場以来、特殊状態を利用するデッキが少しづつ日の目を浴びるようになってきました。

もしかすると次は《ウネルミナモex》の番でしょうか!?

「SAR」の美麗なイラストを使いたいので活躍する日を心待ちにしています。


  • ウネルミナモex

    画像提供:駿河屋

    [sv5K]094/071(SAR)

2.イルカマン


シティリーグ_イルカマン

戦績:竜星の嵐 十三店TOP16
開催日:2024年11月11日
【デッキコード】8x4YGx-gx07Dh-YcxGxc


シティリーグ_イルカマン1

戦績:Duel Stade Ganryu ひたち野うしく店TOP16
開催日:2024年11月16日
【デッキコード】FV1VkV-jBLAuz-bFFb5F

HP340で水エネルギー1枚で250点出せるポケモンそれが《イルカマンex》です!

そのかわりに《イルカマン》の特性「マイティチェンジ」でしか場に出すことができないデメリットがあるので構築には工夫が必要です。


「マイティチェンジ」は《イルカマン》がバトル場からベンチに移動したときに使用できる特性でデッキの《イルカマンex》と入れ替わるという能力です。

《イルカマンex》はベンチにしか出せないので、出したターンにワザを使うには水エネルギーを張ったうえでバトル場に戻す手段が必要です。

《イルカマン》のベンチへの移動も合わせて、逃げるを含めて2回ポケモンを入れ替えなければなりません。

そこで継続的に入れ替える手段として目をつけられたのが《モモワロウex》です。

《モモワロウex》は特性「しはいのくさり」でベンチの悪ポケモンを「どく」状態にしてバトル場に出すことができます。

非常に便利ですが、この特性で入れ替えをするならバトル場に出す用の悪ポケモンも採用しなければなりません。

この枠に選ばれたのは「アサルトハント」の《マニューラ》でした。

「アサルトハント」はバトル場に出たときに発動する特性で、相手のたねポケモンを呼び出すことができます。

《マニューラ》はエネルギー1つで逃げられるので《緊急ボード》をつければ無料で逃げられるのもかみ合っています。

もちろん「アサルトハント」を使わない場合は逃げるエネルギーが0の《モルペコ》をバトル場に出しても構いません。


ターンの進行としては以下の通りです。

  1. バトル場の《ナミイルカ》《イルカマン》に進化
  2. 《モモワロウex》の特性「しはいのくさり」で《マニューラ》をバトル場へ移動
  3. 《マニューラ》の特性「アサルトハント」で相手のベンチポケモンを呼び出す
  4. 《イルカマン》の特性「マイティチェンジ」で《イルカマンex》に変身
  5. 《マニューラ》《緊急ボード》で逃がして《イルカマンex》をバトル場に
  6. 《イルカマンex》に水エネルギーを張ってワザ宣言

※このとき「マイティチェンジ」と「アサルトハント」は同時に発動条件を満たすので、好きな順番で解決することができます。

また、もう一つの手段として《ケーシィ》の特性「テレポーター」を使うこともできます。


「テレポーター」は《ケーシィ》がバトル場に出たときに使える特性で自身をデッキに戻すことができます。

これによってバトル場が空くので《イルカマンex》をバトル場に出すことができます。

念のため手順を整理しておくと以下の通りです。

  1. バトル場の《ナミイルカ》《イルカマン》に進化
  2. 《ポケモンいれかえ》または《イルカマン》を逃がして《ケーシィ》をバトル場へ移動
  3. 《イルカマン》の特性「マイティチェンジ」で《イルカマンex》に変身
  4. 《ケーシィ》の特性「テレポーター」で《ケーシィ》をデッキに戻す
  5. 空いたバトル場に《イルカマンex》を移動
  6. 《イルカマンex》に水エネルギーを張ってワザ宣言

難しい条件を構築単位で解決していて非常に良いデッキのように感じます。

また《グラビティーマウンテン》を採用しているので《ピジョットex》まで気絶させられるのも魅力的です。

まだまだ発掘されていないポケモンがあるのだと改めて気づかされました。

こうしたデッキでシティリーグで結果を残せるように日々研究を進めていきたいですね。

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著者情報

oleo

カードゲーム歴20年のミュウVMAX好きポケカプレイヤー。

編集責任

株式会社カブキ
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神奈川県藤沢市鵠沼石上1丁目7−8 ビックライズビル5F

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