


目次
はじめに
シティリーグシーズン2第4週【11/25~12/01】のトピックは以下の3つでした。
- 「リザードンex」入賞数・優勝数ともに圧倒的!他の追随を許さない!
- 「サーナイトex」浮上。「リザードンex」「レジドラゴVSTAR」に次いで優勝数3位!
- 《テラパゴスex》を相棒に「ガケガニ」が復活!準優勝多数!
シティリーグシーズン2第5週は12/06に「ハイクラスパック テラスタルフェスex」が発売されたことで大きく環境が変化しました。
「ハイクラスパック テラスタルフェスex」発売前の【12/2~12/05】は前週の「リザードンex」の活躍を受けて「レジドラゴVSTAR」が増加。優勝数で圧倒的なトップとなりました。
そして「ハイクラスパック テラスタルフェスex」発売後の【12/2~12/05】はかつてないほど環境が変化しました。トピックは以下の4つです。
- 上位層一新!TOP3は「ドラパルトex」「サーナイトex」「ミライドンex」!
- 《スボミー》をうまく使える「ドラパルトex」と《スボミー》の効果に耐性のある「サーナイトex」の優勝数が圧倒的!
- 「ミライドンex」は《スボミー》を使わせない方針で活躍
- Tire2の中では「タケルライコex」「ガケガニ」が優勝多数!
トピックを抑えたところで入賞デッキの分布を確認しましょう。
12/2~12/05 TOP16入賞デッキ分布
12/2~12/05 TOP16入賞デッキ分布

デッキタイプ | 使用数 | 優勝数 | シェア率 |
---|---|---|---|
リザードンex | 26 | 1 | 14.8 % |
レジドラゴVSTAR | 23 | 4 | 13.1 % |
タケルライコex | 14 | 0 | 8.0 % |
サーナイトex | 12 | 0 | 6.8 % |
ドラパルトex | 12 | 0 | 6.8 % |
ガケガニ | 11 | 0 | 6.3 % |
サーフゴーex | 10 | 1 | 5.7 % |
ルギアVSTAR | 10 | 0 | 5.7 % |
ロストバレット | 9 | 1 | 5.1 % |
トドロクツキex | 7 | 2 | 4.0 % |
テラパゴスex | 7 | 1 | 4.0 % |
コントロール(カビゴン・ピジョットetc) | 7 | 0 | 4.0 % |
ミライドンex | 6 | 0 | 3.4 % |
ブリジュラスex | 4 | 1 | 2.3 % |
古代 | 4 | 0 | 2.3 % |
その他 | 14 | 0 | 8.0 % |
合計 | 176 | 11 | 100.0 % |
※データは公式のイベント結果一覧 | トレーナーズウェブサイトに記載されているマスターリーグの結果を集計した値です。
環境の傾向【12/2~12/05】
【12/2~12/05】は直前の「リザードンex」急増を受けて対抗馬の「レジドラゴVSTAR」が増加。
「ハイクラスパック テラスタルフェスex」の発売直前ということで開催数は11件と少なかったものの、そのうち4件の優勝と圧倒的な勝率でした。
次週があれば「タケルライコex」や「ドラパルトex」の増加が予想されるところですが、「ハイクラスパック テラスタルフェスex」の発売によって環境は激変してしまいました。
そんな【12/6~12/08】のデッキ分布がこちら!
12/6~12/08 TOP16入賞デッキ分布
12/6~12/08 TOP16入賞デッキ分布

デッキタイプ | 使用数 | 優勝数 | シェア率 |
---|---|---|---|
ドラパルトex | 137 | 11 | 15.0 % |
サーナイトex | 117 | 11 | 12.8 % |
ミライドンex | 87 | 2 | 9.5 % |
ルギアVSTAR | 63 | 2 | 6.9 % |
ソウブレイズex | 54 | 2 | 5.9 % |
タケルライコex | 53 | 5 | 5.8 % |
ガケガニ | 53 | 5 | 5.8 % |
リザードンex | 43 | 4 | 4.7 % |
ブリジュラスex | 40 | 1 | 4.4 % |
古代 | 30 | 1 | 3.3 % |
サーフゴーex | 28 | 3 | 3.1 % |
トドロクツキex | 28 | 3 | 3.1 % |
レジドラゴVSTAR | 26 | 2 | 2.9 % |
ロストバレット | 24 | 1 | 2.6 % |
コントロール | 22 | 2 | 2.4 % |
その他 | 107 | 2 | 11.7 % |
合計 | 912 | 57 | 100.0 % |
※データは公式のイベント結果一覧 | トレーナーズウェブサイトに記載されているマスターリーグの結果を集計した値です。
環境の傾向【12/6~12/08】
「ハイクラスパック テラスタルフェスex」の発売後は《スボミー》が環境を定義することになりました。
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画像提供:駿河屋
後攻の1ターン目からグッズロックすることで「リザードンex」「レジドラゴVSTAR」をはじめ、いくつかのデッキを気軽に機能不全に陥れることができます。
これによって環境は「《スボミー》を強く使えるデッキ」「《スボミー》の影響が小さいデッキ」「《スボミー》を使う隙を与えないデッキ」「《スボミー》で機能不全になるデッキ」の4つに分かれることになりました。
この基準で入賞数上位の15デッキをざっくりと分類してみました。
《スボミー》を強く使える |
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「ドラパルトex」「ガケガニ」「トドロクツキex」 |
グッズロックができても《スボミー》は打点もHPも低いので、《スボミー》だけで勝てるわけではありません。
そのため《スボミー》を活かすには「グッズロックしている間に自分だけ盤面を整える」「《スボミー》の打点を上げて殴り切る」というようなプランが必要になります。
前者を特にうまく行えるデッキが「ドラパルトex」、後者は「ガケガニ」です。
「ドラパルトex」は進化ラインをじっくり育てて「ていさつしれい」で手札を補充したり、「ペインスプーン」で《スボミー》が乗せた10点を動かしたりもできます。
ベンチポケモンを呼び出して「むずむずかふん」+「ペインスプーン」をする数ターン稼ぎながら、HPを「ファントムダイブ」で倒せるラインまで落としておくといった使い方が非常に凶悪です。

戦績:フルコンプ札幌駅前店優勝
開催日:2024年12月08日
【デッキコード】HLQngN-YpdDbI-ggLing
「ガケガニ」の《スボミー》は打点が高いので一味違います。
素点の10点に加えて「どくコンボ」で30点、《くさりもち》で+40点上がるのでHP80までなら打ち取れます。
非ルールのたねポケモンを落とせるのでグッズロックしながらゴリゴリサイドを進められます。

戦績:青馬堂本店優勝
開催日:2024年12月08日
【デッキコード】8acxxc-6jC32p-88JDc4
《スボミー》の影響が小さい |
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「サーナイトex」「ルギアVSTAR」 「ソウブレイズex」「ブリジュラスex」 「サーフゴーex」「コントロール」 「古代」 |
これらのデッキは「盤面の構築にグッズが必須ではない」「グッズがなくてもデッキを掘り進められる」などを満たすデッキです。
1進化のデッキが主ですが、中間進化があまりにも強いので「サーナイトex」もここに入ります。
立ち位置は悪くないのですが、最上位デッキになるには追加で何か一つ強い要素が欲しいといったポジションです。
実際に「《スボミー》を活かしやすい」という追加要素もあって大活躍しているのが「サーナイトex」です。
今後も環境の中心となっていくことが予想されますので、しっかりとマークしておきましょう。

戦績:ブックオフ港北綱島西店優勝
開催日:2024年12月08日
【デッキコード】UypSRy-yvHINv-pMXpy2
《スボミー》を使う隙を与えない |
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「ミライドンex」 |
《スボミー》を最も強く使えるのは後攻の1ターン目ですが、そもそも後攻をとって全力で展開する「ミライドンex」ならば影響がありません。
そういう意味では現在はシェアが多くはない「ウガツホムラ」「オーガポンバレット」のようなデッキも同様の強みを持っているので、今後活躍する可能性があります。

戦績:ポケ堂北上店優勝
開催日:2024年12月07日
【デッキコード】gPLNgL-UIrHg0-ngHPgn
《スボミー》で機能不全になる |
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「タケルライコex」「リザードンex」 「レジドラゴVSTAR」「ロストバレット」 |
これらのデッキは非常にしんどい立ち位置です。
いずれも「ワザを出すまでにどうしてもグッズが必要」なデッキです。
特に《ふしぎなアメ》を使えなくなる「リザードンex」と《エネルギーつけかえ》を使えなくなった「レジドラゴVSTAR」は完全に機能不全になってしまいます。
「ロストバレット」は「入れ替え系」のカードが使えないことで序盤にロストゾーンをためにくくなるのが苦しいです。
「タケルライコex」は一見影響が小さいそうなのですが《大地の器》や《ポケギア3.0》を封じられると意外にも動きづらいようです。
今週のピックアップ
1.ウガツホムラ

戦績:シーガル 仙台駅前店優勝
開催日:2024年12月08日
【デッキコード】vkkVVd-fUV7T6-V5FFkk
後攻を選択することで《スボミー》の影響を受けにくいデッキとして「ミライドンex」と並んで注目されているのが「ウガツホムラ」です。
エネルギー3つで260点出せるのが魅力のデッキで、以前からたまに見かけるデッキではありました。
「ハイクラスパック」の影響でかつてないほど立ち位置が良くなってるので、来週以降見かける機会は増えるかもしれません!
対戦する際に注意しておきたいのが《マフォクシーV》です。
愚直に高打点で攻め続けるデッキと見せかけて更地からベンチ狙撃もしてきます。
《マナフィ》を採用しているなら忘れずにベンチに出しておきましょう。


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