
はじめに
12/06に「ハイクラスパック テラスタルフェスex」が発売されたことで大きく環境が変化したシティリーグシーズン2第5週のトピックは以下の4つでした。
- 上位層一新!TOP3は「ドラパルトex」「サーナイトex」「ミライドンex」!
- 《スボミー》をうまく使える「ドラパルトex」と《スボミー》の効果に耐性のある「サーナイトex」の優勝数が圧倒的!
- 「ミライドンex」は《スボミー》を使わせない方針で活躍
- Tire2の中では「タケルライコex」「ガケガニ」が優勝多数!
「ハイクラスパック テラスタルフェスex」の発売1週目であるシーズン2第6週のトピックは以下の4つです。
- 「ドラパルトex」「サーナイトex」の2強が入賞数・優勝数ともに圧倒的!
- 「ソウブレイズex」が急増!「ミライドンex」「ルギアVSTAR」と並んで3位集団を形成!
- Tier3では「ブリジュラスex」「古代」が増加!
- 「ガケガニ」は伸び悩み、「リザードンex」「タケルライコex」も何とか踏ん張ってTier3を維持
トピックを抑えたところで入賞デッキの分布を確認しましょう。
12/9~12/15 TOP16入賞デッキ分布
12/9~12/15 TOP16入賞デッキ分布

| デッキタイプ | 使用数 | 優勝数 | シェア率 |
|---|---|---|---|
| ドラパルトex | 266 | 14 | 18.8% |
| サーナイトex | 214 | 19 | 15.2% |
| ミライドンex | 124 | 7 | 8.8% |
| ソウブレイズex | 108 | 10 | 7.6 % |
| ルギアVSTAR | 103 | 6 | 7.3% |
| ブリジュラスex | 83 | 6 | 5.9% |
| 古代 | 77 | 7 | 5.5% |
| リザードンex | 58 | 3 | 4.1% |
| タケルライコex | 57 | 2 | 4.0% |
| ガケガニ | 54 | 4 | 3.8% |
| レジドラゴVSTAR | 40 | 3 | 2.8% |
| サーフゴーex | 32 | 0 | 2.3% |
| コントロール | 32 | 2 | 2.3% |
| その他 | 164 | 6 | 11.6% |
| 合計 | 1412 | 89 | 100.0% |
※データは公式のイベント結果一覧 | トレーナーズウェブサイトに記載されているマスターリーグの結果を集計した値です。
環境の傾向
「ハイクラスパック テラスタルフェスex」の発売1週目であるシティリーグ第6週は、「ドラパルトex」「サーナイトex」のじっくり戦う2デッキによる2強環境となりました。
もちろんどちらも《スボミー》入りです。
やはり環境は《スボミー》をうまく使えるこの2デッキにどう対応するかといった状態が続くようです。
「ドラパルトex」の構築はバリエーションが多いものの、優勝だけに限れば「ボム型」が圧倒的に多いです。
構築は「グッズロック」を意識して「ボールを減らしてポケモン自体を増やす」「グッズの役割をサポートで補う」ことが念頭に置かれており、《ネオラントV》の2枚目や《ワタル》が採用されています。
またACESPECも変化しています。
これまでは他のデッキの速度に対応するために《きらめく結晶》以外の選択肢がありませんでしたが、《スボミー》で足止めできるので展開力や妨害性能を求めて《プレシャスキャリー》や《アンフェアスタンプ》を採用するケースもみられるようになってきています。

戦績:シティリーグ竜星のPAO千葉中央店優勝
開催日:2024年12月15日
【デッキコード】ppySMM-kIp46T-pyyp2p
「サーナイトex」は「レジドラゴVSTAR」の数が減ったことで生き生きしています。
構築においては「ドラパルトex」に対抗するために《クレセリア》が、「ミライドンex」への対策として《クレッフィ》が採用されることが増えています。
特に《クレッフィ》は苦手な「ミライドンex」との相性を改善するために必須のカードなので今後はさらに採用が増えることが予想されます。

戦績:シティリーグブックオフ港北綱島西店優勝
開催日:2024年12月15日
【デッキコード】4x884Y-1gfVku-xcacGx
この2デッキの下では「ミライドンex」「ソウブレイズex」「ルギアVSTAR」が3位集団を形成しています。
そして、これらの後ろには「ブリジュラスex」「古代」「ガケガニ」「リザードンex」「タケルライコex」が続きます。
3位集団のデッキは高速でサイドを取り進めるプランを得意としており、「ドラパルトex」や「サーナイトex」の得意なロングゲームに付き合わないことで勝ちを目指しています。
このなかで注目なのが「ソウブレイズex」です。

戦績:シティリーグBOOKOFFイオン橋本優勝
開催日:2024年12月15日
【デッキコード】kf5kw5-34XEiD-kkVV5V
苦手だった「リザードンex」が減少したことに加えて、やることがなかった後攻の1ターン目を《スボミー》での足止めに使うことで先後を問わず相手よりも先にワザを出せるようになったために評価が上がってきたデッキです。
もともとサイド2のポケモンを倒す能力は非常に高いので、「サーナイトex」などの小型ポケモンで攻めてくるデッキに対抗するためのプランとして「げっこうしゅりけん」を打てるようにした構築がおすすめです。
優勝数も考慮すると今後さらに増加する可能性が高いので要チェックです!
今週のピックアップ
1.ディアルガ

戦績:シティリーグバトロコ高田馬場準優勝
開催日:2024年12月15日
【デッキコード】nLNnHn-mpxhWB-QHQnLL
「ブリジュラスex」に入っていることもあるのでたびたび目にする《オリジンディアルガVSTAR》ですが、新環境では「ディアルガVSTAR」としても見かけるようになってきました。
構築としては《メタング》の「メタルメーカー」でエネルギーを確保するクラシックなものです。
変わったのはサブアタッカーに《レジギガス》が採用された点です。
《レジギガス》は「テラスタルポケモン」に対してなら330点もの高火力を出せるアタッカーです。
「メタルメーカー」は鋼ポケモンに限らず好きなポケモンにエネルギーをつけられるので、2体以上並べば「ジュエルブレイク」に必要なエネルギー4つを用意することは難しくありません。
《オリジンディアルガVSTAR》では《リザードンex》や《ドラパルトex》を倒すのにエネルギーが8~9個必要だったので、かなりコスパが上がっています。
またHPが160あるため「カースドボム」で落とされないのも高評価で、相手はサイド1のこのポケモンにワザを使う必要があります。
そのため「リザードンex」「ドラパルトex」相手に有利なサイドレースを押し付けることができるようになりました。
《オリジンディアルガVSTAR》は現在のスタンダードで唯一のエクストラターンを得られるポケモンなので隙あらば使いたいという人も多いのではないでしょうか。
レギュ落ちも控えているカードなので、興味がある人はこのチャンスをお見逃しなく!

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