


はじめに
「楽園ドラゴーナ」の発売から1週間、CL東京2025の直前ということもありデッキの最終調整として参加される方も多かったと予想されるシティリーグ第3週。
「タケルライコex」「リザードンex」の2強となっていましたが、今週はどのような結果になったのでしょうか。
早速シティリーグ第3週の結果を確認してみましょう。
9/17-9/23 TOP16入賞デッキ分布
9/17-9/23 TOP16入賞デッキ分布

デッキタイプ | 使用数 | 優勝数 | シェア率 |
---|---|---|---|
タケルライコex | 38 | 3 | 21.6 % |
リザードンex | 32 | 4 | 18.2 % |
サーナイトex | 13 | 0 | 7.4 % |
レジドラゴVSTAR | 12 | 0 | 6.8 % |
ドラパルトex | 11 | 0 | 6.3 % |
トドロクツキ | 11 | 0 | 6.3 % |
コントロール(カビゴン・ピジョットetc) | 11 | 1 | 6.3 % |
ルギアVSTAR | 10 | 0 | 5.7 % |
ボム系デッキ | 7 | 1 | 4.0 % |
古代 | 5 | 0 | 2.8 % |
パオジアンex | 5 | 0 | 2.8 % |
ロスト軸 | 4 | 0 | 2.3 % |
大空洞パルキア | 4 | 0 | 2.3 % |
その他 | 13 | 2 | 7.4 % |
※データは公式のイベント結果一覧 | トレーナーズウェブサイトに記載されているものを集計した値です。
環境の傾向
CL東京開催のため開催数が11件と少なかったものの、入賞数の分布は顕著に環境を表したものとなりました。
「楽園ドラゴーナ」が発売した先週から引き続き「タケルライコex」「リザードンex」が入賞数・優勝数ともに圧倒的です。
その下には団子状態で「サーナイトex」「レジドラゴVSTAR」「ドラパルトex」「トドロクツキ」「コントロール系」「ルギアVSTAR」が3位集団を形成しています。
ただしこの中で優勝したのは「ピジョットコントロール」の1件のみです。

戦績:【CARDBOX】青馬堂矢向店優勝
開催日:2024年9月18日
【デッキコード】gLP6gn-LJDpFr-H6nPLH
ほとんどの勝ち星を2TOPが独占する中で見事優勝を果たしたのは「ボムパルキア」「ソウブレイズex」「テツノイバラ単」です。
「タケルライコex」「リザードンex」の両方に強いデッキというのはなかなかないもので、「ボムパルキア」「テツノイバラ単」は「リザードンex」に勝てるものの「タケルライコex」の相手は得意ではありません。
「ソウブレイズex」は逆に「タケルライコex」の相手にはやや有利ですが「リザードンex」の相手が苦手です。
ティア2以下のデッキはいづれも同じような状況でどちらかにしか勝てないデッキが多いので環境がやや固まりつつあります。

戦績:秋葉原チェルモ優勝
開催日:2024年9月17日
【デッキコード】J48ccx-dGKZVx-Kc4x8c

戦績:竜星のPAO 立川店優勝
開催日:2024年9月20日
【デッキコード】J48ccx-dGKZVx-Kc4x8c

戦績:青馬堂本店優勝
開催日:2024年9月19日
【デッキコード】MX32XM-4RzdeS-y3ppU2
今週のピックアップ
1.リザードンex

戦績:【CARDBOX】青馬堂矢向店優勝
開催日:2024年9月17日
【デッキコード】6H6nHg-S2Ne5T-LHPQgg

戦績:トレカショップVOW優勝
開催日:2024年9月19日
【デッキコード】LgQg6N-Ea1DZ4-ig6gnH
今の「リザードンex」はプレイも構築も非常に難しいデッキです。
ACESPECの選択からサポート、ポケモン、グッズ、スタジアムのすべての採用枚数にそれぞれのゲームプランが表れています。
今週の優勝者の採用ACESPECは《アンフェアスタンプ》が3人に《ヒーローマント》が1人と《アンフェアスタンプ》の人気が高いようでした。
サポートの選択は最近は《ネジキ》を標準搭載、《ブライア》はオプションで採用率は半分強といったところです。
また、「タケルライコex」の《勇気のおまもり》を意識して《ロストスイーパー》を採用するのもトレンドです。
この枠は《ジャミングタワー》を採用することでスタジアムの枠を節約するという作戦もあります。
かと思えば《崩れたスタジアム》の採用も見られ、まさに自分好みのカスタムが必要なデッキといえます。
2.タケルライコex

戦績:ドラゴンスター池袋店優勝
開催日:2024年9月19日
【デッキコード】K8xKxc-UdL4pO-8DYcY4

戦績:秋葉原チェルモ優勝
開催日:2024年9月19日
【デッキコード】RMUMpy-oM0vLS-p3RS2y
最近やたらと勝っている「タケルライコex」ですがどのような構築が流行っているのかを見てみましょう。
とはいえこのデッキは動きが固定化されているため自由枠のようなものは多くありません。
トレンドとしては《勇気のおまもり》の複数採用でしょう。
2~3枚採用するの構築が多いですがそのうち1枚を《ブーストエナジー 古代》にしている構築もあります。
その他《ブライア》もオプションとして人気が高くサイド1を押し付けてくるデッキの計算を狂わせる働きをしてくれます。
《ポケギア3.0》を多用するデッキなので、ここぞというタイミングで使いたいサポートを数種類採用する構築は理にかなっているように思います。
さいごに
「リザードンex」「タケルライコex」の2強環境となりました。
「楽園ドラゴーナ」の発売で失速した「ドラパルトex」を含め3位集団は完全に団子状態です。
この中から「リザードンex」「タケルライコex」の牙城を崩すデッキは現れるのか?
まだまだシティリーグは始まったばかりですが早速の環境変化から目が離せませんね、今後の動向にも注意しておきましょう!


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