


こんにちは!ポケカジラの裏方担当、せいれんです。
今回は、シティリーグ2025シーズン2に参加した記録としてコラムを書いてみました。
環境予想や試合の振り返りなど、拙い部分もあるかと思いますが、読んでいただけると嬉しいです。
また、コメントでのアドバイスやご意見もお待ちしております!どうぞよろしくお願いします。
さらに後日、しゃけとらさんとの対戦動画もアップロード予定です。
ぜひ併せてご覧いただけると幸いです!
環境予想
参加したシティリーグは12月14日に開催され、ハイクラスパック「テラスタルフェスex」発売後の環境で行われました。
事前評価の高かった《サーナイトex》デッキと《ドラパルトex》デッキが新カードである《スボミー》による強化を受けて環境トップとしての地位を確立しました。
その後に《ミライドンex》デッキや《レジギガス》の追加で強化された《ルギアVSTAR》デッキ、さらに環境が変わる直前に台頭してきた《ガケガニ》+《テラパゴスex》デッキが続く形となっていました。
また、前環境で大活躍していた《リザードンex》デッキや、《タケルライコex》+《オーガポンみどりのめんex》デッキも、シェアは減少しているものの、依然として高い人気を保っていました。
複数のデッキがTier上位に位置している状況で、どのデッキにも勝機がある環境でした。
さらに週半ばには《ブリジュラスex》デッキや《ソウブレイズex》デッキも活躍し、環境はより一層混沌とした状態に。
正直なところ、これだけ多様なデッキが活躍する状況では、どのデッキを選ぶべきか自分では予測がつきませんでした。
そこで、デッキ選択においては、ある程度のポリシーを持って検討することにしました。
デッキ選択の経緯
今回、デッキ選択において一貫したポリシーとして、新たに登場した強力なお手軽グッズロックワザを持つ《スボミー》を最大限活かすデッキを使用することを目指しました。
理由としては《スボミー》の注目度が高く、環境の中心になると予想したため、対策する側ではなく、あえて使う側になることを決意しました。
環境考察やデッキ分布を参考にした結果、《スボミー》を最も強く活かせると考えた以下の3つのデッキを候補に挙げました。
この中から最終的に1つを選ぶことにしました。
《サーナイトex》デッキの検討
真っ先に候補から外れたのは、環境トップの《サーナイトex》デッキでした。
その理由は、このデッキには緻密なダメカン計算と高速なプレイスピードが要求されるため、短期間での練習では間に合わないと判断したからです。
当コラムでライターとしても活躍してくれているましゅまろさんが使用する《サーナイトex》デッキと対戦した際、試合終盤までを見据えた正確なダメカン計算に終始圧倒されました。
シティリーグで優勝を目指すには、このレベルの練度が必要だと痛感しましたし、自分が年明けのレギュレーション変更まで《サーナイトex》デッキを練習し続けたとしても、この域に到達するのは難しいと感じました。
《サーナイトex》デッキが使いこなせれば最善の選択肢であることは間違いありません。
しかし、中途半端な練度で参加するよりは、他のデッキを選択するほうが得策だと判断し、候補から外しました。
《ドラパルトex》デッキの練習・検討
次に検討したのは《ドラパルトex》デッキでした。《ドラパルトex》は拡張パック「変幻の仮面」で登場した際から注目し、実際に使っていたデッキでもあります。
2週間ほど練習を重ねましたが、シティリーグ開催の1週間前に候補から外すことにしました。
その理由も、やはりプレイスピードにありました。
《ドラパルトex》はワザ「ファントムダイブ」でベンチポケモンに6個のダメカンをばら撒くことができる、非常に魅力的なデッキです。
しかし、現環境では試合のテンポが極端に速いか遅いかのどちらか極端であることが多く、速いデッキ相手には簡単に敗北し、遅いデッキ相手には制限時間ギリギリで後半急ぎ気味のプレイをすることでプレイミスが発生し、勝ちを逃すことが多発しました。
特に《サーナイトex》デッキとの対戦では時間不足が顕著で、自信を失ってしまったことが最大の要因です。
2週間ほど練習しましたが、泣く泣く候補から外すことに。
そして、逃げ道として用意していた《ソウブレイズex》デッキを使うか迷っていたところ、選択肢として浮上したのが《ガケガニ》+《テラパゴスex》デッキでした。
開催前週のシティリーグで知り合いがこのデッキを使用して優勝したことや、その直前の対戦でプレイ検討を行い結果を出してくれたことが、このデッキを採用する後押しとなりました。

戦績:青馬堂本店優勝
開催日:2024年12月8日
【デッキコード】8acxxc-6jC32p-88JDc4
これまでこのデッキを使用した経験がなかったため、早速PTCGLでプレイを開始しました。
《スボミー》抜きの状態ではありましたが、使用感が自分に非常に合っており、すぐにのめり込みました。
さらに、これに《スボミー》が加わった際の強さが容易に想像できたことで、自信を持って採用を決めました。
《スボミー》の役割とシナジー
このデッキでの《スボミー》は単なるグッズロック要因ではなく、積極的にサイド取得を狙えるカードとして機能します。
《スボミー》に《くさりもち》を付け、《アラブルタケ》の特性「もうどくふんじん」からのワザ「むずむずかふん」の強さは圧倒的です。
POINT
ワザのダメージ10に《くさりもち》で+40、合計50ダメージ
ポケモンチェックでの《かがやくヒスイオオニューラ》込みどくダメージで+30ダメージ
→合計80ダメージ+グッズロック
これにより、2進化ポケモンのたねポケモンであれば倒すことが出来てしまいます。
さらに、ポケモンチェックのタイミングできぜつするため、《キチキギスex》の特性「さかてにとる」が使えず、ACE SPECである《アンフェアスタンプ》も使用できません。
この動きは非常に強力で、現環境で最も強く《スボミー》を使えるデッキだと思いました。
デッキ構築の調整
知人の優勝リストを参考にしつつ、自分好みに以下のように調整を加えました。

シティリーグ当日使用デッキ
【デッキコード】ypX222-ERDaEK-ppSMMy
変更点
IN
- 《くさりもち》3枚 → 4枚
- 《ヒスイのヘビーボール》1枚 → 2枚
調整の理由と感想
《ハイパーボール》4枚 → 3枚
終盤では余ることが多く、2枚トラッシュするコストが厳しい場面が多かったため削減しました。海外大会では2枚まで絞るリストも見られたため、参考にしました。
《博士の研究》2枚 → 1枚
1試合で1回使えれば十分と判断し、1枚に削減しました。
《くさりもち》4枚目の採用
《スボミー》に付けて攻撃する機会が多かったため採用しましたが、現在では3枚でも十分だと感じています。
代わりに《ダブルターボエネルギー》に触れられる《エネくじ》を採用したいと思っています。
《ヒスイのヘビーボール》2枚目の採用
当初はポケモンのどうぐを付けることでACE SPECの使用を防ぐ《ゲノセクト》を採用していましたが、感触が良くなかったため、安定性を重視して《ヒスイのヘビーボール》に変更しました。
1枚採用のポケモンが多いため、2枚の方が使いやすいと感じました。
改善案:《ロストスイーパー》の採用検討
《ダブルターボエネルギー》に頼りがちなデッキの性質上、相手に《シンオウ神殿》を貼られると苦戦します。
解除にはスタジアムの張り替えが必要ですが、スタジアムのサーチ手段が乏しく、運任せになりがちです。
《ロストスイーパー》があれば、後半余りがちな《ペパー》からサーチして対処できるため、有効な場面が増えると考えています。
ただし、展開やゲームプランに直接絡まないため、無駄枠になる可能性もあり、慎重に検討したいと思っています。
デッキ解説について
詳細なデッキ解説は先駆者が多く行っているため、ここでは割愛します。
興味のある方はnoteで検索することをおすすめします。
シティリーグ当日の結果とマッチアップ
結果から言うと3勝3敗、31位でした。
ここから振り返りとなりますが、プレイミスも多かったので、しっかり反省して次シーズンに活かしたいと思います。
1回戦:ミライドンexデッキ 負
じゃんけんに負けて先攻スタート。
こちらのバトル場は《ヤレユータンV》、お相手は《ライチュウV》で試合が始まりました。
初手にボール系のカードがなく、手札にあった《かがやくヒスイオオニューラ》をベンチに出した後、《いれかえカート》でバトル場に出してターンを終了しました。
ミライドンexデッキとの対面では、《テツノカイナex》の「ごっつぁんプリファイ」で簡単に倒されないポケモンや、《ライコウV》の打点圏内に入らないポケモンを前に出すことで、相手の要求値を上げたいと考えていました。
《かがやくヒスイオオニューラ》はHP130であり、倒されてもサイドを1枚しか取られないかがやくポケモンなので、条件を満たしていました。
これにより、後攻1ターン目にサイドを2枚取られないようケアを行いました。
念のためベンチには《スボミー》を展開し、《テツノツツミ》の特性「ハイパーブロアー」による《ヤレユータンV》のきぜつを防ぐケアも行いました。
(この場合、《スボミー》が《テツノカイナex》に倒されてしまう可能性がありましたが、相手の要求値を高く保つことで、少しでも思い通りにさせない方針でプレイしました。)
続く後攻のターン。お相手も動きが鈍く、盤面を展開したものの《ライチュウV》にエネルギーを手貼りしてワザ「ファストチャージ」でターンを終了。
大チャンスかと思われましたが、こちらも手札がポケモンのどうぐと《ネオラントV》しかない状況。
仕方なく《ネオラントV》を出して《ペパー》を使い展開を試みましたが、《ゼロの大空洞》もなくベンチ枠が厳しいため《かがやくヒスイオオニューラ》をバトル場に残したままターンを終了しました。
ここからは反省点になりますが、この場面では《ラティアスex》をベンチに出し、《スボミー》でグッズロックを行うべきだったと思います。
結果としてグッズロックをしなかったことで、相手に《エレキジェネレーター》を使用され、盤面を整えられてしまいました。
その後、攻撃を開始するのが遅くなり、最終的には仕方なく出した《ネオラントV》に「ごっつぁんプリファイ」を受けてサイドを一気に3枚取得され、敗北してしまいました。
初戦だったこともあり、かなり緊張して冷静な判断ができなかったのが大きな敗因です。
普段から大会に参加し、経験を積んで慣れる必要があると強く感じました。
2回戦:ソウブレイズexデッキ 勝
じゃんけんに負け、お相手が先攻を選択。
先攻1ターン目、お相手はバトル場の《カルボウ》にエネルギーを貼って終了するという大事故が発生しました。
一方、こちらの初手は悪くなく、後攻1ターン目で相手のバトル場のポケモンを倒し、たねポケモン切れによる勝利となりました。
試合はすぐに終わってしまいましたが、シティリーグ中はトイレ以外で席を離れられないため、お相手の提案でフリープレイを行うことに。
フリープレイのおかげで、少し緊張が解けたように感じました。お相手の方には感謝しています。
3回戦:タケルライコex+オーガポンみどりのめんexデッキ 負
じゃんけんに負け、お相手が先攻を選択。
先攻1ターン目、お相手は順調に盤面を展開し、バトル場の《タケルライコex》に《ブーストエナジー古代》を付けてターンを返してきました。
後攻からサイドを2枚進めることができれば勝てる対面ではありますが、《ブーストエナジー古代》は《ガケガニ》デッキにとって致命的な存在。
《オーガポンみどりのめんex》や《イキリンコex》を狙うプランに切り替えたいところでした。
しかし、後攻1ターン目開始時に使用した《ヒスイのヘビーボール》で、大事件が発生しました。
なんと、ACE SPECの《プレシャスキャリー》と4枚採用している《ゼロの大空洞》がすべてサイドに埋まっていたのです。
(残りの1枚は《ボスの指令》でした。)
幸い、今回のプランに《ゼロの大空洞》はほぼ関係ありませんでしたが、この状況を打開するためには《ボスの指令》が必要でした。
ところが、手札にあるサポートカードは《ペパー》のみ。盤面も十分に展開できず、サイドを先行される展開となり、そのまま敗北してしまいました。
《プレシャスキャリー》さえ引けていれば、《スボミー》でバトル場の《タケルライコex》に攻撃し、HPを削りつつ相手の動きを抑制することができたはずですが、必要なカードが足りず、思うようにプレイすることができませんでした。
《プレシャスキャリー》は、このデッキにとってコンボパーツを整える重要な存在ですが、サイド落ちは避けられないリスクですね。
これで戦績は1勝2敗。オポネント的にも、決勝トーナメント進出の可能性はほぼなくなってしまいました。
それでも、少しでもポイントを獲得するため、引き続き戦いに臨みました。
4回戦:サーナイトexデッキ
この試合は、このデッキの天敵ともいえる《サーナイトex》デッキとの対戦でした。
確かこの試合も《プレシャスキャリー》がサイド落ちしており、序盤の展開は非常に厳しい状況でした。
(もしかするとサイド落ちしていたのは1試合目だったかもしれませんが、いずれにせよ、ボールやサポートが引けずに展開できなかったのは同じでした。)
《スボミー》が場にいたため、何とか相手の展開を遅らせたいところでしたが、返しのターンでお相手が《サケブシッポ》を引き、ワザ「ビンタ」で《スボミー》をきぜつさせられてしまいました。
これを2回繰り返され、その後何とか展開を整えましたが、相手の《サケブシッポ》のワザ「ほえさけぶ」を止めることができず、最終的に敗北しました。
《サーナイトex》とのマッチアップは事前に不利だと感じていましたが、対面練習が十分にできていなかったため、想像以上に厳しい対戦になることがわかりました。
5回戦:古代デッキ 勝
序盤から《ガケガニ》でサイドを先行する展開に持ち込むことができました。
しかし、サイドを2枚取られてしまうポケモンが多いこちら側が不利な状況であると感じていました。
それでも、お相手がターン中に山札10枚から《ポケギア3.0》を使用し、《ボスの指令》を引き当てることができなかったため、結果的に勝利することができました。
もし《ボスの指令》を引かれていたら負けていたため、試合後はより一層気を引き締める思いになりました。
6回戦:ソウブレイズexデッキ 勝
後攻1ターン目から《ガケガニ》でバトル場の《イキリンコex》を倒してサイドを2枚取得することに成功。
《イキリンコex》は闘タイプへの抵抗力を持っているため、《くさりもち》を付ける必要がありましたが、運よく手札に揃っていました。
返しのターンで《ソウブレイズex》に《ガケガニ》を取られ、《テラパゴスex》でその《ソウブレイズex》を倒してサイド取得は4-1に。
返しに《ブライア》を使用しつつ、《ソウブレイズex》に再び倒される展開で4-4となりましたが、最後はベンチにいた《ミュウex》を倒して勝利しました。
結果
結果は冒頭に書いた通り、3勝3敗で31位でした。
こうして文章にして振り返ってみると、プレイミスがなければTOP16に入り、ポイント獲得に繋がった可能性があったと思うと、非常に悔しい気持ちです。
今回の反省をしっかりと活かし、次回に向けて改善していきたいと思います。
翌日の自主大会にも参加
翌日も元々予定が入っていたこともあり、同じデッキで自主大会に参加してきました。
結果は4勝2敗で46位と、まずまずの成績でした。
勝利した相手は古代、《リザードンex》、《サザンドラex》、《カビゴン》の4つのデッキ。
一方、敗北した相手はどちらも《サーナイトex》デッキでした。
このデッキのポテンシャルは高いものの、環境トップで最大勢力になりかねない《サーナイトex》デッキに全く勝てないため、デッキ選択としては最適とは言えませんでした。
これも大きな反省点の一つです。
余談ですが、自主大会のサイドイベントで行われたHUNTER×HUNTERクイズ最高でした。
次回開催にも期待してます。
さいごに
ここまで、拙い文章での振り返りにお付き合いいただき、ありがとうございました。
シーズン3は、おそらくレギュレーション変更後となる日程で申請しました。またその際にはレポートを書ければと思っています。
その前に、チャンピオンズリーグ2025大阪がありますね。
こちらにも参加予定ですので、また参加レポートをお届けできたらと思っています。
ここまでお読みいただき、本当にありがとうございました。
また次回もお付き合いいただけると嬉しいです。それでは、またお会いしましょう!


あわせて読みたい
著者情報
コメント
コメント0件
レビューはありません。