


8月1日に発売された「メガブレイブ」「メガシンフォニア」。
強力なカードなので早速大会でも使用されていますが、新カードゆえにまだルールを把握していない方も多いのでは?
というわけで、今回は「メガブレイブ」「メガシンフォニア」で特に気を付けたい効果処理に関してご説明します。
リーリエの決心
最初の1枚は《リーリエの決心》です。
大人気のカードですが、このカードを使えるタイミングについて不安に感じている方も多いようでした。
問題なのは最初の1文「自分の手札をすべて山札にもどして切る。」というものです。
手札が《リーリエの決心》のみの場合、手札を山札に戻すことができないので使えないのでは?という疑問があるようです。
結論としては使えます。
ポケカのカードはテキストの「最初の一文(最初の”。”までの文)の内容を全く行えない場合」は使用することができません。
例えば《ナンジャモ》は「相手の手札が0枚、自分の手札が《ナンジャモ》のみ」の時は使用できません。
これは最初の一文である「おたがいのプレイヤーは、それぞれ自分の手札をすべてウラにして切り、山札の下にもどす。」を全く行えないからです。
一方で《博士の研究》は手札をトラッシュできなくても使用できます。
これは「山札を7枚引く。」方の効果は実行できるからです。
では《リーリエの決心》はどうでしょうか。
「手札を山札に戻す」と「山札を切る」の2つの行動が指定されていますね。
この2つのうちどちらかが実行できれば使用可能です。
つまり《リーリエの決心》が使用できないのは、「手札が《リーリエの決心》のみで、山札が0枚の時」だけです。
そんなタイミングで《リーリエの決心》をプレイする意味はありませんので、このカードは「使いたいときにいつでも使える」と覚えてしまって問題ありません。
ミステリーガーデン
続いては《ミステリーガーデン》についてです。
このカードは「山札を引いてもよい」がどこにかかっているかが分かりにくいのが厄介です。
結論としてはすべての文章にかかっています。
そのため、エネルギーをトラッシュしたなら山札を引かなければなりませんし、山札を引けないならエネルギーはトラッシュできません。
わかりやすく言うと《ミステリーガーデン》は以下の場合には効果を使用できません。
- 自分の場に超ポケモンがいないとき
- 手札の枚数が自分の場の超ポケモンより多いとき
- 自分の山札が0枚のとき
こちらの方がわかりやすい人もいると思いますが、「エネルギーをトラッシュする」はコストで「山札を引く」が効果なのです。
効果が「山札を引く」のみなので、「山札を引けないと確定している場合」には効果の起動自体ができないので、コストの支払いもできないと考えてください。
もう一つ見落としがちなのは「トラッシュするエネルギーはなんでも良い」ことです。
《基本超エネルギー》以外でもコストにできますので、「オーロンゲex」で自分のベンチに《マシマシラ》が3匹いるときなどは、手札が3枚以下なら《基本悪エネルギー》を使って効果を使えます。
「リザードンex」で「カースドボム」の進化ラインが並んでいるときも同じですね。
危ない廃墟
お次は《危ない廃墟》です。
このカードについては一言のみです。
「手札以外からベンチに出しても効果は発動します!」
過去の似た効果のカードは手札から出したときのみ効果が発動していたので、古参プレイヤーほど注意です。
《ネストボール》や《ボウルタウン》を使った時に忘れないようにしましょう。
ルナトーン
《ルナトーン》に関する注意点は《リーリエの決心》と《ミステリーガーデン》のスタディを思い出せば乗り切れます。
まず、このカードはドローできないときは特性を使えません。これは《ミステリーガーデン》と同じです。
ただし、こちらは単純に3枚引くだけなので特性を使えないのは「山札が0枚のとき」だけです。
山札が1枚や2枚の時でも効果は使えるのは覚えておきましょう。
これについては《リーリエの決心》のときにご説明した、ポケカは「最初の一文(最初の”。”までの文)の内容を全く行えない場合はカードを使用できない」を思い出してください。
逆を言えば「最初の一文の一部でも行えるなら使用可能」ということなのです。
そのため山札が1枚でもあれば特性を使えます。
その場合は「効果は可能な限り処理する」という原則に則り、残りのすべてを引いて処理が完了となります。
アイアンディフェンダー&パワープロテイン
《アイアンディフェンダー》と《パワープロテイン》はどちらも「打点増減系」のカードです。
このカードで注意したいのは2点「効果が重複すること」と「使用時にバトル場にいたポケモン以外にも適用されること」です。
「効果が重複すること」については直観的ですので問題ないと思います。
「使用時にバトル場にいたポケモン以外にも適用されること」については《アイアンディフェンダー》にしか注釈はありませんが《パワープロテイン》も同じです。
《パワープロテイン》を使った後にバトル場のポケモンを逃がした場合、新しくバトル場に出たポケモンに効果がかかりますのでご安心下さい。
アイアンディフェンダー&パワープロテイン
最後は《活力の森》です。
こちらについては「2進化」についてのお話が2つあります。
まず「出したばかりのポケモンをそのまま2進化まで順番に進化させられるか」についてです。
こちらは可能です。
次に《活力の森》があるときに《ふしぎなアメ》を使ったら、出したばかりのポケモンを進化させられるのかという点についてです。
こちらはできません。
理由は簡単で《ふしぎなアメ》のテキストにできないと書いてあるからです。
基本的にポケカでは「許可する能力」と「禁止する能力」が同時に発動している場合は「禁止する能力」が優先されますので、《ふしぎなアメ》の方が優先されてしまいます。
まとめ
「メガブレイブ」「メガシンフォニア」の人気カードで効果が難しいのはこのあたりでしょうか、
他にルールや効果処理がわからないカードがありましたらお気軽にコメントください!


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