


こんにちは、ましゅまろです。
この度はこちらのポケカジラ様にて、隔週で記事を連載することになりました!
始めたばかりの方やこれから強くなりたいという方向けに様々なことを発信していきたいと考えています。
そのため比較的基礎・基本のような内容が中心になるとは思いますが、中には知っているとちょっと得するような知識やテクニックも盛り込む予定ですのでこれからどうぞお楽しみに!
さて、今回は初回の投稿となるわけですが、取り扱うテーマは・・・
ロストバレット(かがやくリザードン)です!!!
《かがやくリザードン》をアタッカーに使用することから、通称赤ロストとも呼ばれるこのデッキタイプ(以下、「赤ロスト」と記載します)。
《夜のタンカ》の登場や、そもそも環境への適性が上がってきていることから最近盛り上がってきているデッキの一つです。また、プレイ難易度が少し高いデッキとしても知られています。
この記事では、そんな赤ロストをサンプルリストをもとに基本的なプレイの解説や知ってるとちょっと得するテクニックをお教えします!
良ければ最後までお付き合いください!
1.サンプルリストとデッキの概要

【デッキコード】GGcxDD-S3pE4m-48G8D8
こちらがサンプルリストとなります。このデッキはロストバレットの一種として存在するデッキタイプの一つであり、《キュワワー》や《アクロマの実験》でロストゾーンにカードを貯めていくことで、《ミラージュゲート》や《ヤミラミ》など、特定の条件下で使用できる強力な戦略を軸として戦っていきます。
今回紹介する《かがやくリザードン》を採用したタイプは、従来のものに比べてカードの種類が絞られ初動の安定感がある代わりに、手数が少ないため《ヤミラミ》によるダメージのばら撒きの正確性が問われる点や、終盤の手札干渉に少々弱いため、そのケアをどこまでゲーム序盤に行うかなどといった課題があります。
次に、それぞれのカードについての採用理由と、採用を検討したいカードについて見ていきます。
2.各カードの採用理由
ポケモン

《キュワワー》 4枚
ロストバレットというデッキの構造上、《キュワワー》や《アクロマの実験》を使わないと試合が成り立たないためこの枚数です。
《ウッウ》 2枚
おとぼけスピットの再現性を高めるためにこの枚数にしています。また、2枚目を採用したことではなえらびでの脳の負担を減らすことができるのも嬉しいです。
《ヤミラミ》 2枚
この赤ロストというデッキの勝率の高さを支えている縁の下の力持ちです。基本的に試合中に1回は使うことになるため、サイド落ちを考慮してこの枚数です。

《かがやくリザードン》 1枚
ルールの関係で1枚の採用です。《すごいつりざお》や《夜のタンカ》で使い回していきましょう。
《ガチグマアカツキex》 1枚
高いダメージを出せるという点で《かがやくリザードン》の2枚目のような使い方ができます。
(ダメージが出せる点をのぞいて性質は全く違いますが...)

《マシマシラ》 1枚
《ドラパルトex》対面やロストバレット対面で活躍します。
また、《かがやくリザードン》が《マグマの滝壺》を使った後に特性でダメージを移していくようなテクニカルな使い方も検討できます。ワザに関しても使うことがあるので覚えておきましょう。
《マナフィ》 1枚
《レジドラゴVSTAR》に採用されている《キュレム》が非常に厳しいため採用しました。
他にも《パオジアンex》に採用されている《かがやくゲッコウガ》への対策にもなります。
《テツノツツミ》 1枚
《ハバタクカミ》をバトル場から退かす使い方や、終盤には《ボスの指令》のような使い方もできる優秀な1枚です。
トレーナーズ

《ネストボール》 4枚
すべてのポケモンに対応しているのでこちらを4枚にしています。
《なかよしポフィン》 3枚
《キュワワー》、《マナフィ》のみに対応するボールです。枠があれば4枚にしましょう。

《いれかえカート》 4枚
《キュワワー》の特性をたくさん使うために最大枚数の採用です。
《ポケモンいれかえ》 3枚
動きやすさを重視してこのうちの1枚を《ジェットエネルギー》にしました。

《ミラージュゲート》 3枚
《かがやくゲッコウガ》採用のロストバレットと違って《ミラージュゲート》は1枚あれば十分なのでサイド落ちケアとロストに送っても使える3枚です。
《すごいつりざお》 3枚
こちらも《ミラージュゲート》同様に山札に1枚あれば良いため3枚の採用です。
《カウンターキャッチャー》 2枚
3枚目が欲しくなるカードですが、ACE SPECの枠に《プライムキャッチャー》を採用したことによって1枚減らすことができました。

《ヒスイのヘビーボール》 1枚
《マナフィ》や《テツノツツミ》など、サイドに落ちると困るカードを救出できるカードです。ロストバレットには1枚入れておくとお得です。
《ポケギア3.0》 1枚
《キュワワー》の特性があるとはいえ、サポート現物のみではそれらを手繰り寄せるのは難しいため1枚採用しています。手札が十分にあるときはなるべく使わずにキープして、後半に備えていきましょう。
《ロストスイーパー》 1枚
ロストゾーンを増やす使い方ができるカードです。
他にも、相手の場についている厄介なポケモンの道具(《ヒーローマント》など)をロストゾーンに送ることで、こちらが勝つために必要なダメージの総量を減らすこともできます。
余裕があれば2枚目も欲しいカードです。

《夜のタンカ》 1枚
《かがやくリザードン》や《ガチグマアカツキex》の再利用を手助けするカードです。
《ネストボール》等を経由する必要がある《すごいつりざお》に比べて回収できる枚数は少ないものの、特定のターンにしたい行動を達成しやすくしてくれる便利なカードです。

《プライムキャッチャー》 1枚
ACE SPECは《プライムキャッチャー》を採用しました。
《アンフェアスタンプ》も候補でしたが、《ボスの指令》を使いづらいことやデッキスロットの関係もあってこのカードを採用することにしました。

《アクロマの実験》 4枚
ロストバレットというデッキタイプなのでこのカードの採用枚数を減らす理由が思いつきません。

手札干渉カードたちです。序盤の安定札を増やす目的として、《ツツジ》2枚だったところを1枚《ナンジャモ》に変えています。

《ハッサク》 1枚
前の相手の番に自分のポケモンがきぜつしたときに使うことができます。
《アクロマの実験》よりも確認できる山札の枚数が多く、残りは山札に戻すことができるので、《ミラージュゲート》を使いたいときなどに重宝します。

《緊急ボード》 2枚
主に《キュワワー》につけて使います。1枚減らすことも考えましたが、終盤にかけて重要になってくるため、サイド落ちケアやロストゾーンに送ることになってもいいように2枚目を採用しました。
《ワザマシン かじばのいっぱつ》 1枚
最終ターンに高いダメージを捻出することができます。《ウッウ》や《かがやくリザードン》につけることでエネルギーなしでワザを使えますが、《ガチグマアカツキex》で使う場合は3枚エネルギーをつける必要がある点に注意しましょう。

《ボウルタウン》 1枚
ポケモンを場にプレイする手段として1枚採用しています。
《なかよしポフィン》の4枚目でも良かったのですが、相手の《ジャミングタワー》、《ロストシティ》や《ポケモンリーグ本部》と言った強力なスタジアムへの対策や、場に残り続ければ複数回効果を享受できることから採用するメリットが大いにあると考えています。
《マグマの滝壺》 1枚
早い段階で《かがやくリザードン》を使いやすくする目的で採用しています。
また、このカードの効果でダメカンを乗せることで、《マシマシラ》の特性を能動的に使うようなプレイもできる点は覚えておきましょう。
エネルギー
基本超エネルギー 3枚
このデッキでは、《ヤミラミ》を早い段階から使うことが非常に重要になります。
また、《ヤミラミ》を使ってプランを立てることがほぼ全ての試合において必要になってくるためこの枚数となっています。
基本炎エネルギー 2枚
《かがやくリザードン》を動かすためのカードです。
このデッキには《ガチグマアカツキex》も採用されているため、サイドに2枚落ちても一応打点を作っていけるためこの枚数になっています。
基本悪エネルギー 2枚
《マシマシラ》の特性を使うための採用です。
対《ドラパルトex》以外には積極的に使うこともないためこの枚数となっています。悪エネルギーの採用によりエネルギーの色を散らせているので、《ミラージュゲート》を強く使えるのも嬉しいポイントです。

《ジェットエネルギー》 1枚
《ポケモンいれかえ》を1枚この《ジェットエネルギー》に変更しました。
1ターン目に《ウッウ》がワザを使いたいときの入れ替え札節約や、《かがやくリザードン》や《ガチグマアカツキex》をバトル場に送りつつエネルギーも加速できるためたいへん便利です。
3.基本となるプレイについて
次に、このデッキでの基本となるプレイについて、対戦シーンごと(序盤・中盤・終盤)に分けて簡単に解説します。

①序盤
《キュワワー》の特性を使ってロストゾーンにカードを貯めていきます。
《アクロマの実験》があればそちらも使っていきましょう。
1ターン目に自分のロストゾーンが4枚以上になっているとベストです。
《ウッウ》のワザを使うことも選択肢に入れることができます。
”選択肢に入れることができる”と表現した理由としては、3枚目の《キュワワー》を場にプレイして特性を使ってターンを返す方が良いこともあるため、《ウッウ》で攻撃することが最善手にならないこともあるということをここで示しておきたかったからです。
これについては後ほど解説したいと思います。
②中盤
自分のロストゾーンを7~10枚にすることを目標に動いていきます。
HPの低いポケモンが多いデッキ(ロストバレットや《サーナイトex》等)に対しては《ウッウ》や《ヤミラミ》を組み合わせてゲームを組み立てるため、なるべく早い段階でロストゾーンを10枚以上にしておきたいです。
HPの高いポケモンが多いデッキ(《タケルライコex》や《ミライドンex》等)に対しては、《ガチグマアカツキex》や《かがやくリザードン》を早い段階で使えるように、《ミラージュゲート》や《すごいつりざお》、エネルギー等を大事にしながら、なるべく早い段階でロストゾーンを7枚以上にしていきましょう。
③終盤
HPの低いポケモンが多いデッキに対しては《ヤミラミ》を2体盤面に着地させることを目標に、HPの高いポケモンが多いデッキに対しては《かがやくリザードン》と《ガチグマアカツキex》がどちらも攻撃できる状態を作れるとベストです。
それぞれこのような盤面に持っていくにあたって、山札から不要なカードをなるべく取り除きつつ、手札干渉を受けた際に必要なサポート(《アクロマの実験》等)は最低限残しておきたいです。
ポケモンを入れ替えるカードについても《かがやくリザードン》等を使う場合はもちろん、《キュワワー》の特性を終盤連続して使うことも想定して最低限(2枚程度)は残しておきたいです。
4.知っておくと得するテクニックのご紹介

1ターン目にウッウで攻撃しない方が良い?
先ほど少し触れましたが、ロストゾーンが4枚以上になった場合でも序盤に《キュワワー》の特性を連打した方が良いこともあります。
例えば、《テツノカイナex》が採用されるようなデッキと対戦する際は、《かがやくリザードン》などで処理していくことになります。
つまり、早い段階で《ミラージュゲート》が使えるようにする必要があるため、こういった場合では、《ウッウ》で攻撃するよりも《キュワワー》の特性を使ってロストゾーンにカードを7枚以上貯めやすい状態をつくるべきだと考えます。
《ウッウ》を使う際は、この110ダメージが有効なのかをしっかり考えながら使いたいですね。
ヤミラミの上手な使い方
赤ロストと呼ばれるこのデッキにおいて、勝率を大きく上昇させるために必要になってくるのが、《ヤミラミ》の使い方を理解することです。
”ヤミラミ》の使い方を理解すること”とは、いかに効率の良いダメカンのばら撒きができるかということになります。
これについて細かく解説しようとするとそれだけで記事が1つ出来上がってしまうくらい膨大になってしまうので、今回は特に大事なポイントについていくつかご紹介します。
ポイント① 相手のベンチが埋まったら
《ヤミラミ》のワザ「ロストマイン」は相手の場にダメージをばら撒いていく技なので、相手のポケモンを倒さないということも当然できるわけです。
対戦序盤に進化前のたねポケモンを複数倒せる場合や、盤面にいると明らかに脅威になるようなポケモンがいる場合などを除いて、相手の盤面からポケモンを消さない方がいい場合はなるべく倒さないようにダメージをばら撒いていきましょう。
倒す場合は、例えば《ツツジ》や《ナンジャモ》といった手札干渉のカードを使いながらポケモンを複数処理するとより強力ですので、覚えておいてください。
ポイント② 30の倍数でダメカンを乗せるのが危険なとき
相手のデッキに《マシマシラ》や《いれかえカート》が採用されうる場合がこれに該当します。
《サーナイトex》やロスト軸デッキではもちろん考慮する必要がありますが、こういった場合は、「80-20-20」などのようにどこかのダメカンが取り除ききれなくなるようなばら撒き方をすると良いです。
「60-60」や「60-30-30」のように30の倍数でばら撒いてしまうとダメージを流し切られてしまうことがあるので注意しましょう。
キュワワーにエネルギーをつける
《緊急ボード》をつけるのと同じような考え方ですが、手札干渉を受けてしまった終盤に得をするテクニックです。
《キュワワー》の特性を連打しやすくなるのはもちろんのこと、メインのアタッカーが場からいなくなってしまった際に、《ミラージュゲート》1枚で《ワザマシン かじばのいっぱつ》を使うことも視野に入れることができます。
このように対戦終盤、盤面にエネルギーをつけた《キュワワー》と《緊急ボード》をつけた《キュワワー》を一緒に置いておくことで手札干渉への対策やアタッカー不足の解消が期待できるのでぜひ覚えておきましょう。
5.おわりに
ここまで読んでいただきありがとうございました。
今後も隔週でポケモンカードに関する様々な内容について取り扱っていきますので、どうぞよろしくお願いいたします!
今回はここまでになります、また次回!


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