


こんにちは、ましゅまろです。
タイトルにもある通り、この度先日行われたスクランブルバトル(CL2025東京プレ大会)に参加してきましたので、使用したデッキの紹介をしつつ、後半におまけとして、普段私が実践しているデッキの組み方について少しだけ触れていこうと思っています!
良ければぜひ最後までお付き合いください。
1.使用デッキ「リザードンex」レシピ紹介

【デッキコード】FdF155-Lc4yQG-5kF1Fk
今回はこちらの《リザードンex》デッキを使用しました。
戦績は7勝1敗で、CL2025東京大会の優先出場権を無事獲得することができました!
まずは採用カードの解説をし、その後採用を検討したカードについても触れていきます。
2.各カードの採用理由
ポケモン
《リザードンex》 3枚
《リザード》 1枚
《ヒトカゲ》 4枚
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画像提供:駿河屋
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よくある採用枚数だと思います。《リザード》がサイド落ちするとゲームがかなりやりにくくなる印象を受けたので、個人的には2枚目の採用も検討すべきだと感じています。
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こちらもよくある採用枚数です。《偉大な大樹》を採用して《ピジョン》を採用することも検討しましたが、あまりにも枠を潰してしまうため無しになりました。
相手の《ワザマシン デヴォリューション》対策で《ピジョン》だけ採用するパターンも検討の余地がありそうだと感じています。《ヨノワール》 1枚
《サマヨール》 1枚
《ヨマワル》 2枚
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枠の関係で断念しましたが、《サマヨール》がもう1枚あると楽なゲームが増えると感じました。4枚しかない《ふしぎなアメ》を《ヨノワール》に使ってしまうとリソース管理が大変です。
《かがやくリザードン》 1枚
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主に《タケルライコex》+《オーガポンみどりのめんex》デッキに対して使っていきたいカードです。
その他たねポケモンのポケモンexを中心にゲームを組み立てるデッキタイプに対して使っていきます。
これらのデッキに対して《ピジョットex》を使っていく際には、《かがやくリザードン》で攻撃するターンに進化するのがベストです。
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《ロトムV》は、特性で番が終わる代わりに手札を補充できます。ポケモンVということで《森の封印石》にも対応しており、《ペパー》と合わせて《ピジョットex》の早期成立を手助けします。特性は序盤に使いたいことから2枚採用としています。
《キチキギスex》は、前の相手の番に自分の場のポケモンが気絶していると手札を補充することができます。《ピジョットex》の特性と合わせて、自分の番にやりたい動きを実現しやすくしてくれます。技に関しても使うことがあるため、頭の片隅に入れておくと役に立つことがあると思います。
トレーナーズ
《なかよしポフィン》 4枚
《ネストボール》 4枚
《ハイパーボール》 3枚
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画像提供:駿河屋
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序盤でなるべくたくさんのたねポケモンを場におきたいことから《ネストボール》と《なかよしポフィン》は4枚採用しています。
《ハイパーボール》に関しては、最初のターンに使うには手札のコストが重たいことと、4枚採用されている《ネストボール》、《なかよしポフィン》を使って山札からたねポケモンを引っこ抜くと、その後の《ロトムV》の特性で山札を引く際に進化ポケモンがある程度引き込みやすくなることから採用枚数を1枚減らしました。《ふしぎなアメ》 4枚
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2進化ポケモンを中心としたデッキである以上、このカードの枚数を減らすことは考えにくいと思います。
《すごいつりざお》 2枚
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3枚目も検討しましたが、基本エネルギーの6枚目を優先したくこの枚数にしました。
コントロール系統のデッキと対戦する際には《ビワ》や《野盗三姉妹》で手札や山札から抜かれてしまうリスクがあるため、後述する《エール団の応援》の採用を検討する方が良いと思います。《ヒスイのヘビーボール》 1枚
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サイド落ちをケアできるカードです。スクランブルバトルという大会は2回負けることが許されないため、こういったカードを採用する必要があると感じています。
採用している《ロトムV》が全てサイドに落ちてしまう試合もありましたが、このカードのお陰で試合を立て直すことができたので、採用して良かったカードの1枚です。《カウンターキャッチャー》 1枚
《プライムキャッチャー》 1枚
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そもそも《カウンターキャッチャー》を2枚採用したかったのですが、枠の関係でエーススペックを《プライムキャッチャー》にしてみようと試したところ、思ったより感触が良かったのでこの配分にしています。
《ペパー》から使うことができる点、《かがやくリザードン》がバトル場に放置されても技が再び使いやすくなる点が特に良いなと感じているほか、《アンフェアスタンプ》を想定しているプレイヤーが多いことから、意表を突いた戦略が取れるという点でも良かったと思っています。《森の封印石》 2枚
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今回の大会形式では優先権の獲得にあたって8戦中7勝が要求されるため、手札事故で負けているようではまずいと考えました。そこで、《ピジョットex》を立てるまでの繋ぎとして採用されがちなこのカードの採用枚数を《ロトムV》の採用枚数と同じにすることで、安定した試合展開を可能にしています。
《ペパー》 4枚
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序盤・中盤・終盤いつ引いても強いカードです。このデッキでは、場面に応じたグッズと《森の封印石》を手札に加えることができます。
大会形式を踏まえた上で、以前の環境ほど待てるターンがなくなったことや、1ターンに必要なカードの要求が増えてきていることから4枚目を採用しています。《ナンジャモ》 3枚
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以前の《リザードンex》デッキは手札干渉を押し付けて勝つのがメインプランでしたが、最近のものは《ヨノワール》等でサイドレースをコントロールすることで早々に勝負を決めることができるようにもなりました。
そのためこのカードの役割は多少薄れたような感じもしますが、序盤の動き出しや、たねポケモンのポケモンexで構成されているデッキに対して中盤使うことが多いため3枚採用しました。
安定感の面でも2枚採用では少なく4枚採用では終盤の山札圧縮で悪さをするので、個人的にはこの枚数がベターだと考えています。《ボスの指令》 2枚
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《カウンターキャッチャー》を2枚採用する方が理にかなってはいるのですが、《カビゴン》をメインとしたコントロール系統のデッキもかなりの数存在すると考えたので2枚目を採用しました。
結果的にマッチングはしませんでしたが、優先権獲得ラインにはかなりの数が勝ち残っていたと聞いているのでこの判断は間違っていなかったと考えています。《フトゥー博士のシナリオ》 1枚
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ミラー対面で攻撃順を入れ替える使い方、最終盤面で《ロトムV》や《キチキギスex》などを回収して負け筋を消す使い方や、《カビゴン》デッキに対して使用するカードとして使います。
後述するネジキと合わせて《リザードンex》デッキの対応力の高さを補強してくれる頼もしい1枚です。《ネジキ》 1枚
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今回大活躍したカードで、採用されていなければ優先権獲得は不可能だったと断言できる1枚です。
《ヨマワル》を使い回して特性を連打したり、《フトゥー博士のシナリオ》のように負け筋を消す使い方、盤面から《ヒトカゲ》が消えてもこのカードで盤面のポケモンを変換して《リザードンex》に即進化して状況を立て直す使い方など、どの場面で引き込んできても高いパフォーマンスを発揮してくれました。
今後《リザードンex》デッキを使う際には当分必須の1枚になると断言できます。《崩れたスタジアム》 1枚
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現在のスタンダードレギュレーションで1番好きなスタジアムです。
手負いになったポケモンをトラッシュして負け筋を消す使い方と、ベンチをフルで使うようなデッキに対して序盤にプレイすることで相手の行動を制限する使い方ができる、攻めの要素と守りの要素を兼ね備える1枚です。エネルギー
基本炎エネルギー 6枚
5枚採用のリストをよく見ますが、《かがやくリザードン》を使い回す対戦で6枚目がないと辛いことが多かったので1枚増やしています。
3.採用を検討したカードの紹介
《ブライア》
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このカードの効果が決まれば非常に強力です。
もう一度言います。"決まれば"強力です。対戦相手の練度が上がっていくにつれて、このカードが使えるようなシーンというのは激減すると考えているのと、そもそもカードプールに登場したばかりということもあって、ほぼ全てのプレイヤーがこのカードを有効に使われないようなプランを立ててくると考えました。
今後意識されにくくなったタイミングで対戦数が少ないシティリーグなどの中規模大会などで採用すれば効果があるかもしれませんが、現状は《ネジキ》を上回るメリットが無さそうなので不採用としています。
《まけんきハチマキ》
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採用されている方がデッキパワーは間違いなく上がるのですが、2敗目が許されない今回の大会形式においては《森の封印石》の2枚目を採用する方が事故負けをかなり減らすことができるためこのカードを採用するよりも合理的であると考え、今回は不採用としています。
ポケモンVSTARを《かがやくリザードン》で処理できる点は依然強力なので、今後のメタゲームによっては採用が必須になることも大いにあり得る1枚です。《ネオラントV》
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採用するなら《ロトムV》を2枚採用し、かつ《ペパー》を4枚採用してそれでも安定感に難があると感じたときだと思います。
個人的にはスタートするリスクと発揮するパフォーマンスが釣り合っていないと感じており、《ハイパーボール》で手札を減らしてまでこのカードを使うのは得策ではないと思っています。
もちろん終盤までこのカードを温存できた際には山札の当たりが気持ち少しだけ増えるので、採用は使う人の好みによって変わってくるとも思っています。《キャンセルコロン》
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《オーガポンいしずえのめんex》や《テツノイバラex》などといった、特性が非常に強力で対戦中苦しめられそうな相手に対して使うカードとして採用を検討しました。
しかし、これらが採用されやすいデッキには《ビワ》や《野盗三姉妹》が採用されることが多いため、効果を使う前にトラッシュに行ってしまって使えない、という事態が頻発すると考えました。
特に《テツノイバラex》単デッキでは、特性によって行動が制限される上に《ジャッジマン》などといった妨害カードがふんだんに採用されているため、このカードを引き込むことができても使用して状況を打開するようなことができない点も本末転倒だと感じ、採用を見送りました。《エール団の応援》
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《カビゴン》デッキや《ピジョットex》を使ったコントロール系統のデッキに対して使用することを想定したカードです。
《すごいつりざお》が前述の《ビワ》、《野盗三姉妹》などでトラッシュに送られてしまっても、このカードがあれば《ヨノワール》の進化ラインを使い回すことが可能になります。サポートに関しても使いまわせる対象になるため、これだけ聞くと強そうに聞こえるんですが、通常通り攻撃してくるようなデッキに対して使用するタイミングが見出せず、特定のデッキに対するメタカードとしては、シェア率も踏まえると見合ってないと考えて最終的に不採用としました。
《エリカの招待》
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相手の手札にあるたねポケモンを、強制的にバトル場に引きずり出すカードです。主に対コントロール系統での中盤〜終盤、対戦相手が《カビゴン》や《オーガポンいしずえのめんex》単騎でターンを返してくる状況をこのカードで打開しようと考えて採用を検討しましたが、《エール団の応援》同様使用タイミング、使用する対面があまりにも限定されるということで不採用となりました。
《ルギアVSTAR》デッキでの、《アーケオス》をトラッシュに送る《ハイパーボール》からサーチされやすい《ネオラントV》を手札からバトル場に引きずり出すような戦術など、クセのあるテキストの割にはそれなりに汎用的なパフォーマンスもこなせるのはこのカードの良いところどと思います。
4.当日のマッチアップと試合内容
R1.《タケルライコex》+《オーガポンみどりのめんex》 Win
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サイドを2枚先行させてから《かがやくリザードン》で《オーガポンみどりのめんex》を倒し続けて終盤に相手の要求が揃わず勝ちました。
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2ターン目から《デンチュラex》にグッズロックされてしまいましたが、《キチキギスex》や《ロトムV》を壁にしながら220ダメージの技を使わせることでグッズロックを解除し、《リザードンex》、《ピジョットex》等を成立させ、手札干渉も決めて相手が再起不能になって勝ちました。
R3.《タケルライコex》+《オーガポンみどりのめんex》 Win
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早期に《ピジョットex》を作ることができたので、《サマヨール》を使い自分から《リザードンex》で攻めることで主導権を渡すことなく勝ちました。
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《ピジョットex》を作りつつ《ヨマワル》を倒したところ、《アンフェアスタンプ》と《ワザマシン デヴォリューション》を併せて使用されましたが、《森の封印石》を使用してすぐに復帰することで主導権を渡すことなく勝ちました。
R5.《レジドラゴVSTAR》+《オーガポンみどりのめんex》 Win
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相手がVSTARパワーを切りつつ《キュレム》の技でサイドを取り進めてきたので、《ナンジャモ》をプレイし相手の展開を弱め、《ネジキ》で用意した《ヒトカゲ》を《リザードンex》に進化させ攻撃を始めても相手は動いてこなかったためそのままサイドを取り切って勝ちました。
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相手の《ネオラントV》がバトル場にいる状態でスタートしたため、倒さずにベンチを圧迫しつつ、盤面に余裕があることから相手にカードを使わせる立ち回りをし、ある程度使い切ったところから《ナンジャモ》をプレイしつつ相手の場から《リザードンex》や《ヒトカゲ》といったアタッカーとなるポケモンを全て消しつつこちらの残りサイドを1枚にしたところ相手が投了しました。
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VSTARパワー宣言が1ターン遅れたことで、場にいるエネルギーが多くついた《チラチーノ》と《アーケオス》を1ターンで同時に処理することができたため相手の攻め手が鈍り、リザードンexが複数回行動したためそのままリードを守って勝ちました。
R8.《タケルライコex》+《オーガポンみどりのめんex》 Lose
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《ヨルノズク》が採用されているタイプでした。最初のターンに場にポケモンをフル展開できたものの、《ジャッジマン》で手札を乱しつつ《スピンロトム》の技で《ヒトカゲ》等進化前のポケモンを突破していくコンボに太刀打ちできずそのまま敗北してしまいました。
5.長丁場の大会に耐えうるデッキの組み方
テンプレに「+1」してみよう
デッキの安定感を上げたいときに使う考え方です。
ボール系のカード、ドローする効果を持つサポートのカードなど、世間でテンプレートとなっているリストには上記のカードの採用枚数が少ないため安定感に多少難があり、長期戦に向かないようなリストも存在していることがあります。
そんな時にこの考え方を使って、例えば《ネストボール》の4枚目を入れてみようというようにしていくと、自ずと事故率が下がっていきます。やりすぎるとデッキパワーが極端に下がってしまうので注意が必要ですが、安定感に疑問を持ったら1度試してみることをおすすめします。
対策は局所的なメタカードよりもプレイで(メタカードを採用する場合は汎用性重視で)
あくまで理想ではあるのですが、局所的に刺さるメタカードを採用するよりもプレイでなんとかできるような癖をつけると良いと思います。
また、メタカードを採用するときに、なるべく複数の役割をもつもの(汎用性が高く、多くのマッチで使用する可能性があるもの)から優先して採用すると良いと思います。例をあげると、自分は《リザードンex》デッキを使っていて、《キュワワー》を使うロストゾーン軸のデッキが少し苦手だなと感じているとします。この時にパッと思いつく対策として、《キュレム》を採用して強烈なカウンターをしていくというようなものが挙げられると思いますが、まずはこういった思考をやめてみてください。
今回例に示した場合であれば、《ヤミラミ》のリスクを下げる《崩れたスタジアム》や《フトゥー博士のシナリオ》などといったカードで耐えられるターンを増やして勝利するという方針にする方が、ロストゾーン軸以外と対戦する際でも使用する可能性があるカードを採用しているのでデッキパワーを落とさず多くの試合をこなすことができると思います。
6.おわりに
今回はスクランブルバトルで使用した《リザードンex》デッキの紹介と、普段実践しているデッキ作りのちょっとしたコツについての紹介でした!
無事CL東京大会の優先権を獲得することができたので、本番に向けてコツコツ練習していきます!
最後まで読んでいただきありがとうございました!また次回!
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