


お久しぶりです。ましゅまろです。
先日、私の地元藤沢で湘南grand prixという128人〜規模の自主大会が開催されました。
(たしか当日は130人くらいの方が大会に参加していたと思います)
招待選手にはポケカ四天王、CL優勝経験者の2人の選手が名を連ね、参加プレイヤーのレベルも高く規模も非常に大きな自主大会でした。
今回は、上記の大会で使用したデッキの解説をしつつ、後半のおまけ部分では、特にプレイングを検討する際に必要なことについて軽く触れていますので、ぜひ最後までご覧ください!
※掲載するカード画像は駿河屋さまよりご提供いただいています。
1.デッキレシピ紹介

【デッキコード】y2yyyp-bDwVBP-22MU3y
今回はこちらの《レジドラゴVSTAR》デッキを使用しました。
戦績としては、予選を5勝2敗の12位で通過し、決勝トーナメント1回戦敗退のベスト16という結果になりました。
微妙な戦績ではあるのですが、1ターン目に《レジドラゴV》が置けない対戦がかなり多かったこと、ひどい時はスタートした《ルチャブル》や《キチキギスex》にエネルギーをつけて相手にターンを返すような対戦もあったことを踏まえると、そこそこ粘れたのかなとは思います。
まずは採用カードの解説をし、その後採用を検討したカードについても触れていこうと思います。
2.各カードの採用理由
ポケモン
《レジドラゴV》 4枚
《レジドラゴVSTAR》 3枚
最初のターンに《レジドラゴV》を2枚置きたいマッチアップが多いことからこの枚数になっています。
3枚ずつで組むと大体2枚目が置けず、殴り出しが早い《タケルライコex》や《トドロクツキex》に《ポケモンキャッチャー》などを使って倒される可能性が非常に高いためあまりおすすめできません。
《オーガポンみどりのめんex》 3枚
後述する《エネルギーつけかえ》と合わせて《レジドラゴVSTAR》の早期育成をサポートします。
もちろん自身も技を使いにいくことができ、《リザードンex》などに対しては非常に強いです。4枚あっても良かったと思えるくらい強力でしたが、枠の関係で1枚減らしています。
《ドラパルトex》 2枚
《ヒスイヌメルゴンVSTAR》 1枚
《キュレム》 1枚
《レジドラゴVSTAR》のワザ「りゅうむそう」でコピーするためのポケモンたちです。
《ドラパルトex》はワザ「ファントムダイブ」で盤面にダメージを蓄積させることができます。早い段階からこの技を使っていきたいことから2枚目を採用しました。
《ヒスイヌメルゴンVSTAR》のアイアンローリングは、次の番に受けるワザのダメージを軽減します。これによって《レジドラゴVSTAR》の場持ちが良くなり、複数回行動を可能にしています。
《キュレム》は3匹に110ダメージを与えることができます。序盤にこれを使ってサイドを取るというよりは2回連続で使って6枚取り切ったり、最後の詰めで使ったりという使い方が多いような気がしています。無理やり使って闇雲にサイドを取り進めるのではなく後続を準備できる体制が整ってから使うのがベストです。
《かがやくリザードン》 1枚
《ギラティナVSTAR》を採用していないので、火力枠はこのカードに一任しています。このデッキが苦手としている、急いでポケモンを倒していく必要のある《タケルライコex》+《オーガポンみどりのめんex》や《トドロクツキex》対面で活躍してくれます。
サポートポケモン関連です。《ミュウex》は《エネルギーつけかえ》で技も使っていけるので非常に汎用性が高い1枚です。ポケモンが倒された返しの番は必要なカードが多くなりがちなので《キチキギスex》も必要だと感じます。
最初のターンに置かないと特性を使用できない《イキリンコex》は、アイアンローリングで耐え抜く戦術を取る時に負け筋となる点が気になりました。また、ドロー系のサポートを増やすことである程度安定感を補強できることから今回は採用しませんでした。
ここに関しては《レジドラゴVSTAR》というデッキにおける世間一般との考え方の違いだと思います。
《ルチャブル》 1枚
一般的には《ドラパルトex》の200-60のバラマキを補佐する使い方をしがちな1枚ですが、今回は使うタイミングを変えて、残りHP10のポケモンに乗せてサイドを取るというように変えてみました。以前の使い方はあまり好みではなかったのですが、今回のような使い方をすることで、好きなタイミングで手札が増えるのでゲームがやりやすくなりました。
トレーナーズ
《ネストボール》 4枚
《ハイパーボール》 4枚
《エネルギーつけかえ》 4枚
《大地の器》 3枚
《大地の器》のみ、後述するカードたちを採用するために1枚減らしていますが、これらのカードたちは、《レジドラゴVSTAR》デッキを使っていく上でとても大事になってくるので、基本的には採用枚数を減らさないようにしましょう。
《かがやくリザードン》を使い回す上で最低限必要な枚数を採用しています。
エネルギーについても《キュレム》の技を使うとガス欠が起こりやすいのでこちらの《すごいつりざお》等で補いたいところです。
《ポケモンいれかえ》 1枚
《キャンセルコロン》 1枚
《プライムキャッチャー》 1枚
《キャンセルコロン》と《プライムキャッチャー》は、相手の場に《マナフィ》がいる場合でも《キュレム》の技を通していく上で必須になるコンポパーツです。60ダメージ乗せてからルチャブルで《マナフィ》を倒すルートの方がスマートではありますが、これらのカードが採用されていれば、無理やりこじ開けていくルートも取れるようになります!
《ポケモンいれかえ》は、枠に余裕があれば2枚目の採用をお勧めしたい1枚です。《レジドラゴVSTAR》がスムーズに技を使う上で必ず必要になってくるので、なるべくピン挿しで採用するのは避けておきたいと考えています。
1ターンで必要なパーツが多いこと、りゅうむそうで使いたいポケモンたちをトラッシュに送る必要があることから《博士の研究》は4枚の採用となっています。
《ドラパルトex》や《キュレム》で終盤にサイドを複数枚とるコンセプトのため、《ナンジャモ》が非常に強く使えると判断して3枚目を採用しました。
《ボスの指令》 2枚
理想を言ってしまうともう1枚欲しいなと思うこともありますが、3枚目を採用するよりは《カウンターキャッチャー》を採用する方が良いと思います。
終盤にサイドをまとめて取るというコンセプトのデッキであることから、実はこのデッキと相性が良いと考えています。
大会直前で採用を決定したカードたちです。《ネジキ》に関してはスタートしてしまった《キュレム》や《ルチャブル》といったカードを《レジドラゴV》などのアタッカーに変換できることが大きな強みとなっており、相手に予想外の奇襲を仕掛けることができます。
《ジャミングタワー》はたねポケモンのポケモンexを使うデッキに採用されがちな《勇気のおまもり》や、非ルールのデッキに採用され始めている《ニュートラルセンター》などに対しての回答となるため、今回は試験的に採用しました。
エネルギー
《基本草エネルギー》 7枚
《基本炎エネルギー》 3枚
毎ターン手札からエネルギーを《レジドラゴV》につけていくために最低限必要な枚数を採用しました。
炎エネルギーについては、サイド落ちも考慮するとなるべく3枚目を採用すべきだと思います。
3.採用を検討したカード
枠の関係で採用できませんでしたが、このデッキのコンセプトにバッチリハマっていることから今後採用されうる1枚であると確信しています。
サイドをまとめて取る力があるこのデッキと非常に相性が良いです。
《ヒスイヌメルゴンVSTAR》を採用せずこちらだけ採用している人をよく見かけますが、個人的には微妙でした。勝つまでに必要なターンが少なくなるという点は魅力ですが、アイアンローリングを使って《レジドラゴVSTAR》が1ターン持ち堪えるようにすれば、次のターンも技が使えるわけで、合計で400以上のダメージを盤面に散らすことができます。
そうなると《キュレム》を使った勝ちも見えてきます。ロストインパクトで正面突破するよりは、《キュレム》や《ドラパルトex》でゲームを締めるという考え方の方が《ナンジャモ》を強く使い続けられることも踏まえるとスマートだなと感じます。
また、ロストインパクトを多用するのであれば、《レジドラゴVSTAR》デッキを使う理由そのものが薄れ、他のVSTARデッキを使っているのと変わらないように感じました。これについてはおまけ部分でも触れていきます。
《ピィ》
HPの問題で採用できませんでした。ルールを持たないポケモンや《かがやくリザードン》などがバトル場に来てしまうとこのカードは基本的に場に置けません。安定感を上げるために採用しているのに盤面が弱くなりすぎて負けたというような事態を回避するために、今回はナンジャモの3枚目を採用しつつ、後半まくっていくプレイスタイルに変えていくことで中盤以降でも余ったナンジャモを有効活用できるようにしています。
《シンオウ神殿》
《ルギアVSTAR》への対策や、《ピジョットex》に貼られがちな《ミストエネルギー》を対策したかったため採用を検討しましたが、メタゲームを考える上で《タケルライコex》+《オーガポンみどりのめんex》などのようなたねポケモンでスピード感のあるデッキに対しての対策を講じる方が先だと考えて《ジャミングタワー》を採用しました。
4.おまけ部分 プレイで差をつけるには
ここからは今回のおまけ部分になります。テーマは大会で勝てるようになるためのプレイについてです。私はいくつかのステップに分けて研究するようにしています。
この方法について、今回は《レジドラゴVSTAR》デッキ同士の対戦を例にして紹介します。
※下記はあくまで一例となります。本来は《キュレム》についてもプレイの検討を行うべきですが、文量が長くなってしまうためここでは割愛させていただきます。
ステップ1 基本となる動き(正攻法)を理解する
①サイドを早く取り続けるなら《ギラティナVSTAR》を採用するのが良さそう。 仮に後攻になってしまってもロストインパクトを3回宣言すればゲームに勝利できる。
②先攻をとることができれば《ドラパルトex》で攻め続けるのが良さそう。《オーガポンみどりのめんex》のHPも考慮したときにサイドを複数枚獲得しやすい。
ステップ2 正攻法の弱みを確認する
①について、相手に《ヒスイヌメルゴンVSTAR》が採用されていたときにこのプレイが破綻することがある(サイドを取り続けるにはベンチを呼び続ける必要が出てくる)。また、HPがまんたんの《レジドラゴVSTAR》がアイアンローリングをしてくると確実に1ターン差が生まれてしまう。
②について、ダメージのばら撒きを行う際にHP210のポケモンたちに対して適当に10ダメージを乗せていないかを振り返る。《ヒスイヌメルゴンVSTAR》が採用されていれば、最終盤面で《ナンジャモ》+《プライムキャッチャー》でHP210のポケモンを呼びつつ、技を使ってもHPが10残ってくれる状況を生み出すことができ、劣勢からでもゲームに勝利できる可能性が生まれるので気をつけたい。
ステップ3 最終的な方針を決める
①、②をもとに、《ヒスイヌメルゴンVSTAR》がカギとなることがわかったので確実に採用する。《ドラパルトex》の使い方についても不用意に倒さないばら撒き方を意識したい。
つまり、ミラーマッチをする際は《ギラティナVSTAR》で殴り勝つより《ヒスイヌメルゴンVSTAR》で堅実にターンを作る方が勝ちやすそう。
このような感じで普段からプレイの検討を行っています。実際に対戦をしつつ気になったことを文章化することで、対戦中に意識すべきことが分かりやすくなるかと思います。
5.おわりに
今回は自主大会で使用した《レジドラゴVSTAR》デッキの紹介と、プレイを検討する上で実践していることについて紹介しました。
最近は大会での戦績が芳しくないことが多いので、CL東京に向けていろいろなデッキを使いつつ、本番で勝てるように日々精進したいと思います!ここまで読んでいただきありがとうございました!
また次回!


あわせて読みたい
著者情報
コメント
コメント0件
レビューはありません。