


9/6(土)より「シティリーグ2026 シーズン1」が開催されます!
ところが大会環境はBIG6と呼ばれる6デッキが支配的です。
具体的には「ドラパルトex」「サーナイトex」「リザードンex」「サーフゴーex」「オーロンゲex」「タケルライコex」の6デッキで、シェア率は合計で7割以上になります。
非常に高い壁ではありますが、これら以外のデッキにチャンスがないわけではありません。
いわゆる「ティア2デッキ」と言われる者たちですが、今回はそんなデッキ達の状況について探っていきます。
メガルカリオex

戦績:ジムバトル優勝
【デッキコード】XSyMpp-f6ZQfG-XSM3yp

戦績:ジムバトル優勝
【デッキコード】gLnP9Q-lkKLlp-HnLHiN
「メガルカリオex」は「メガブレイブ」に収録された《メガルカリオex》を中心としたデッキです。
1進化1エネで動き出せる速さに加えて、同弾に収録されたカードが軒並み優秀なので非常に強力なデッキに仕上がっています。
特に《ハリテヤマ》は呼び出し札兼サイドアタッカーとしてデッキを支えており、このカードのために《リバーサルエネルギー》を採用している構築もあります。
そしてドローサポートの《ルナトーン》&《ソルロック》は安定感の向上に寄与しています。
また「ルナサイクル」のとりがーに過ぎないと思われた《ソルロック》はエネルギー1つで70点だせるワザを持っているので、最序盤のアタッカーとして非常に優秀です。
イメージとしては《スピンロトム》でワザを出す感覚に近いです。
安定感という意味では最も貢献しているのは《ファイトゴング》です。
ポケモンにもエネルギーにもアクセスできるのは便利すぎて癖になります。
ただデッキとしては素の打点がやや貧弱という課題があり、《パワープロテイン》や《マキシマムベルト》、場合によっては《グラビティーマウンテン》を採用して打点の増強を図っています。
これらの優秀なサポートカードのおかげでTOP6うち「サーナイトex」を除く5つとは十分にやりあえるデッキではあります。
しかしながら「サーナイトex」にはどうやっても勝てません。
超弱点の《メガルカリオex》が軽々と2回傷つさせられてゲームエンドです。
ならば《メガルカリオex》を使わずに戦いたいところですが、そこまで柔軟な立ち回りができるデッキではありません。
近頃では「サーナイトex」は捨てて他のデッキへの対策にデッキの枠を割く方針が良いのではないかと言われているほどです。
この1点が大きく響いてティア2に甘んじてはいますが、「サーナイトex」が少ないタイミングを見計らえば好成績を残せるポテンシャルがあるデッキです。
シティリーグやCLでも活躍が見られるのを楽しみにしておきましょう。
シロナのガブリアスex

戦績:ジムバトル優勝
【デッキコード】F5Vkff-4NZGGg-vkkfFw
「シロナのガブリアス」は《シロナのガブリアス》に《シロナのパワーウエイト》をつけてHP400の高耐久を押し付けるのが強みのデッキでした。
そこに《ファイトゴング》《パワープロテイン》が加わったことで、心もとなかった打点と展開の安定感が大きく向上しました。
それに加えて《活力の森》によって《シロナのロズレイド》を格段に立てやすくなりました。
こうした要素からデッキとしての完成度が大きく上がりました。
もともと魅力だった耐久力を活かして「ドラパルトex」や「オーロンゲex」に強気には強気に攻められますが、「タケルライコex」と「サーフゴーex」の青天井組が大の苦手です。
そこで、「タケルライコex」と「サーフゴーex」が高火力を出すために必要なエネルギーの供給を断つ目的で「ねんきんコロニー」の《リククラゲ》の採用が増えています。
それでも相性不利を覆せるほどのキラーカードではないので、苦しい戦いではあります。
「シロナのガブリアスex」も苦手な「タケルライコex」と「サーフゴーex」が減るタイミングを見極めて持ち込めば十分好成績を狙えるデッキですので、シティリーグやCLの開催が楽しみですね。
テラスタルバレット

戦績:ジムバトル優勝
【デッキコード】MppXS3-GxAuBK-XSyy2M
「テラスタルバレット」は多彩なアタッカーを《ヨルノズク》の「ほうせきさがし」で用意して戦うデッキです。
特に強力なアタッカーとして《オーガポンいどのめんex》と《ピカチュウex》が以前から採用されていました。
2進化の種ポケモンを《オーガポンいどのめんex》で狩り尽くし、HPの高いポケモンを《ピカチュウex》で倒すという使い分けが魅力です。
ただし、課題として《ピカチュウex》の300打点を超えるHPのポケモンが倒しづらいこと、ドロー能力が全くないことがありました。
それぞれを解決したのが《メガクチートex》と《メガガルーラex》です。
デッキとしての安定感と終盤の火力が上がったことで、今後使用率が増えてもおかしくありません。
ただし、依然として《スボミー》が重い、《シェイミ》でベンチ狙撃を止められると優位性を失うなどの欠点もあります。
持ち込む際はこれらの採用率を見極めるのが重要になりそうです。
ミライドンex

戦績:ジムバトル優勝
【デッキコード】FV5vk1-lx9FxD-wkvvFF
「ミライドンex」は2進化デッキに《テツノカイナex》を高速でぶつけることで一気にサイドを進めるデッキです。
これまでは《テツノカイナex》でサイド4枚進めた後に《テツノカイナex》を倒した大型のポケモンをうちロス手段がないという問題を抱えていました。
この点を《メガライボルトex》の330打点で解決してくれるようになったので、評価が大きく上がっています。
エネルギー加速に《シビビール》を迎えたことで、序盤から終盤まで安定してエネルギーをつけられるようになったことも大きいですね。
動きのわかりやすさもあって、今後シェアを増やしてもおかしくないデッキです。
ブイズ

戦績:ジムバトル優勝
【デッキコード】giLnnQ-gYg6cL-gLng6n
「ブイズ(ブースターex)」は「テラスタルバレット」と似た立ち回りのデッキで、多彩なアタッカーで攻めていくの魅力です。
「サーフゴーex」「タケルライコex」には《ブースターex》、「ドラパルトex」には《ニンフィアex》、「リザードンex」には《リーフィアex》とTOP6の各デッキに強いカードが用意されています。
もちろん《オーガポンいどのめんex》のベンチ狙撃も強力です。
課題は唯一弱点を突けるアタッカーを採用できていない「サーナイトex」で、《ニンフィアex》の「エンジェライト」進化ラインを戻し続けるプランがあるのですが、確実に時間が足りなくなるという問題があります。
そのため《オーガポンいどのめんex》を使って戦うことになりますがそうなると《シェイミ》の有無に左右されることになります。
「テラスタルバレット」と同様に《スボミー》が重いデッキでもありますので、持ち込む際はこれらの採用率を見極めるのが重要になりそうです。


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