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PJCS2025とは?
2025年6月21日~22日にポケモンジャパンチャンピオンシップス2025(PJCS2025)が開催されます。
上位32人には8月に開催れるPWCS(世界大会)への参加権が付与される国内で最高レベルの大会です。
DAY2はBO3(2本先取)での開催されることもあり、普段の大会とは少し違った戦略が必要になります。
その点も踏まえてPJCS2025の環境予想をしてみました。
最新弾「ブラックボルト」「ホワイトフレア」の影響
2025/6/6に発売予定の拡張パック「ブラックボルト」「ホワイトフレア」は「BWシリーズ」の復刻パックでしたが、数枚環境に影響を与えているカードがあります。
まず《ふうせん》は《緊急ボード》を採用していたデッキに入れ替わりで採用だけでなく逃げるエネルギーが2つ以上のポケモンの活躍機会を増加させました。
具体的には「サーフゴーex」の安定感が抜群に良くなりました。
《トウコ》は「ドラパルトex」の足回りの改善に大幅に貢献しました。
「ドラパルトex」はエネルギー加速手段が限られているデッキなので、手張りできるかどうかが継戦能力に大きく影響します。
進化ラインのサーチに合わせてエネルギーを持ってこられるのはこのデッキが求めていたカードといえます。
「カースドボム型」の「ドラパルトex」では1~2枚の採用が定番となっています。
デッキ自体の評価が変わったという意味で《ブレイブバングル》が最も環境に影響を与えているといえるかもしれません。
採用されるデッキは「ヒビキのバクフーン」です。
2進化のポケモンexを倒す難易度が多きく下がったことでデッキのしての評価が1段上がりました。
最後は汎用枠の《ツールスクラッパー》です。
《ジャミングタワー》との使い分けになりますが、現時点ではどちらも採用されているようです。
デッキ分布予想
各デッキ新弾の影響は個別に解説しますが、PJCS2025当日のデッキ分布予想はこちらになります。

この中でも優勝予想は「タケルライコex」です。
デッキの安定感に加えてBO3での勝ちやすさもあっての評価です。
まずはこのデッキから新弾後の構築を確認していきましょう。
「タケルライコex」の構築トレンド

戦績:ジムバトル優勝
開催日:2025年6月15日
【デッキコード】KxJ8Y8-KMG6Qk-xc4YG4
「タケルライコex」は変わらず「宝石型」が活躍しており、サイドアタッカーとして《コライドン》《タケルライコ》を1枚づつ採用するのがトレンドです。
以前は《チヲハウハネ》で「バチュルバレット」を対策していましたが、環境から「バチュルバレット」が姿を消したことでこちらは採用しない構築がほとんどです。
代わりに《テツノイサハex》の採用が見られるようになりました。
これは人気の「オーロンゲex」への対策枠で、入れ替えしつつ弱点を突いてバトル場のポケモンを突破する役割を担っています。
新弾のカードは採用されていませんが新弾の影響は受けているデッキで、やや苦手な「ヒビキのバクフーン」が増加傾向にある点が向かい風となっています。
「ヒビキのバクフーン」を意識するなら《コライドン》2枚採用なども選択肢なのですが、ここへきて「バチュルバレット」も増えてきているという噂もあります。
そうなると《チヲハウハネ》をまた採用したくなってきます。
新カードはもらえていませんがサイドアタッカー次第でどのデッキにも対応できるようになっていますので、環境読みと構築力の見せ所となりそうです。
デッキタイプ | 相性 |
---|---|
ドラパルトex | 五分 |
オーロンゲex | 有利 |
バクフーン | 不利 |
リザードンex | 五分 |
サーナイトex | 不利 |
その他、BO3である点は追い風となります。
というのも、Bo3では時間切れになった場合そのラウンドの最終戦の結果は取得したサイドの枚数で決まるからです。
「タケルライコex」は序盤からサイドを取り進めていくデッキなので、タイムアップ時にサイドが先行していることが多いのです。
さらに先攻でも後攻でも悪くない動きができるという点も踏まえてBo3に強いデッキと言われています。
「ドラパルトex」の構築トレンド

戦績:ジムバトル優勝
開催日:2025年6月16日
【デッキコード】xc8Kcc-eV1hua-YYKcGJ
「ドラパルトex」は相変わらず「ボムドラパ」が人気です。
《トウコ》の加入で「手張りさえできれば」というターンが少なくなっているのが安定感い大きく影響しています。
これに合わせてエーススペックは《ネオアッパーエネルギー》が採用されるようになりました。
立ち位置としては《マシマシラ》と《コダック》の採用率が高いこともあって最高とは言えなません。
とはいえ苦手な「サーナイトex」が減っているのでその点は追い風とも言えます。
もちろんデッキパワーと安定感は非常に高いので当日は活躍が大いに期待されています。
デッキタイプ | 相性 |
---|---|
タケルライコex | 五分 |
オーロンゲex | 不利 |
バクフーン | 有利 |
リザードンex | 有利 |
サーナイトex | 有利 |
「オーロンゲex」の構築トレンド

戦績:ジムバトル優勝
開催日:2025年6月16日
【デッキコード】J8cJ8c-BWCJb0-xYxxGK
「オーロンゲex」は変わらずは《ユキメノコ》と《マシマシラ》と組み合わせた構築で活躍しています。
この2枚と組み合わせたデッキはいくつかありましたが戦略の幅が非常に広く盤面の構築力で「オーロンゲex」にかなわず、他のタイプはほとんどが消えていってしまいました。
とはいえカードを引く効果を持ったポケモンは採用されておらず、中盤の手札干渉で何もできなくなるというシーンもあるデッキなのは注意です。
《ふうせん》の影響を受けているデッキで、逃げるエネルギーが重いために扱いにくかった《マラカッチ》を採用しやすくなっています。
逃げロックが行いやすくなるという点で大きな進歩といえます。
それを踏まえて相性表はこちらです。
デッキタイプ | 相性 |
---|---|
タケルライコex | 不利 |
ドラパルトex | 有利 |
バクフーン | 有利 |
リザードンex | 五分 |
サーナイトex | 有利 |
「リザードンex」の構築トレンド

戦績:ジムバトル優勝
開催日:2025年6月11日
【デッキコード】Vkb5fk-85Gxgj-kFvVdk
「リザードンex」は相変わらず強いデッキですが、得意な「サーナイトex」が減少し苦手な「ドラパルトex」が少し増えているので立ち位置は良いとはいいにくいです。
このデッキも《ふうせん》の恩恵を受けており、《リザードンex》をエネルギーを切らずに逃がせるようになっていいます。
構築としては《イーユイ》の採用の「ピジョット型」が続いています。
エーススペックの枠は《マキシマムベルト》か《シークレットボックス》が多いようです。
「ドラパルトex」に勝つには《マキシマムベルト》が必須ですが、《シークレットボックス》無しでは「タケルライコex」の速度に追いつけないことが増えてしまうという状況です。
どちらかしか採用できない部分なので、悩ましいですが最大勢力となりそうな「タケルライコex」を強く意識しておくのが無難でしょう。
なおそのような考えの方が多いのか《シークレットボックス》は価格が高騰中で、現在の最安値は1,380円となっています。
デッキタイプ | 相性 |
---|---|
タケルライコex | 五分 |
ドラパルトex | 不利 |
バクフーン | 五分 |
オーロンゲex | 五分 |
サーナイトex | 有利 |
「ヒビキのバクフーン」の構築トレンド

戦績:ジムバトル優勝
開催日:2025年6月18日
【デッキコード】wdFFVb-hqAJoJ-kvdFk1
「ヒビキのバクフーン」は新弾で一気に強化されたデッキです。
《ブレイブバングル》が入ったことで2進化のポケモンexを倒す難易度が多きく下がりました。
これによってこれまで固定枠だった《マキシマムベルト》が不要になり、エーススペックの選択肢が増えました。
人気なのは《シークレットボックス》ですが《アンフェアスタンプ》《プライムキャッチャー》を採用することもできます。
また、必ず採用されているのが《ピクニックバスケット》です。
《ユキメノコ》や《マシマシラ》を使うデッキや「ドラパルトex」の対策札として優秀で、使用すると相手の場のダメカンまで減らせるのでこのカードの有無で展開が大きく変わります。
他のデッキでも採用は検討されていますが「ヒビキのバクフーン」にはほぼ確実に入っていますので、対策される側のデッキを使う方はその前提で立ち回るようにしましょう。
デッキタイプ | 相性 |
---|---|
タケルライコex | 有利 |
ドラパルトex | 不利 |
リザードンex | 五分 |
オーロンゲex | 不利 |
サーナイトex | 五分 |
「サーナイトex」の構築トレンド

戦績:ジムバトル優勝
開催日:2025年6月18日
【デッキコード】PQ6Hng-5SC7a2-9HnngL
「サーナイトex」は新弾の《ブルンゲルex》を採用した構築が見られるようになってきました。
《ブルンゲルex》はグッズロックをできるポケモンで強力なのですが、進化元の《プルリル》も優秀です。
《プルリル》の逃げるエネルギーがちょうど3つなので、「サイコエンブレイス」でダメカンを6つ乗せる→《マシマシラ》×2でダメカンを6個送る→後ろの《プルリル》を前に出してグッズロックという動きができます。
もちろん《ブルンゲルex》も効かないのは「オーロンゲex」以外にはいないというレベルで強力です。
悪タイプで弱点を突いてくる「リザードンex」と「オーロンゲex」が上位にいるので、立ち位置が良いとは言えませんがこれらとの対戦に自身がある方は持ち込むのも良いでしょう。
デッキタイプ | 相性 |
---|---|
タケルライコex | 有利 |
ドラパルトex | 不利 |
オーロンゲex | 不利 |
バクフーン | 五分 |
リザードンex | 不利 |


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