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ポケモンカードの価格は下がっているの?
ここ最近「ポケカの価格が全体的に下落している」という話を耳にする機会が増えました。
私も一人のプレイヤーとして「このカード安くなったなぁ」と思うことが増えているように思えます。
そこで今回は販売価格の推移を価格帯ごとに確認して「ポケカの価格が下がっている」という噂が真実かどうかを確認してみたいと思います。
価格帯ごとの傾向
ポケモンカードはストレージで10~30円で買えるものもあれば、100万円を超えるような高額カードもあります。
全ての価格帯で同様の変化が起きるとは考えづらいため、4つのグループに分けて価格推移の傾向を探っていきます。
- 超高額カード(絶版の高レアリティカード):10万円~数百万円
- スタンダードの高レアリティカード:数千円~数万円
- 最低レアリティが高額なカード:1000円前後
- スタンダードの汎用カード:10円~数百円
超高額カード(絶版の高レアリティカード)の傾向
主にコレクターや投機目的での売買が盛んだったカード群です。
結論から言えば、多くのカードが1月末~2月をピークに価格を下落させています。
高額カードの代表として知られる《リーリエ》も例にもれず一時期の半値以下にまで落ち込んでいます。
《リーリエ》以外でも《アセロラ》《レックウザVMAX》《ブラッキーVMAX》など高額なカードのほとんどでこの傾向が見られます。
この価格帯のカードは注目度も高いため、「ポケカの価格が暴落している」という印象を広めることになったのだと思われます。
スタンダードの高レアリティカードの傾向
主にコレクターやデッキのレアリティにこだわるプレイヤーに売買されているカード群です。
具体的には《ナンジャモ》や《カイ》など大会で人気のデッキで使われるカードの「SR」や「SAR」「UR」です。
どちらも1月以降価格は下落傾向にあります。この2枚に限らずサポートの「SR」「SAR」は同様の傾向にあります。
また、ポケモンの「SAR」やグッズ・エネルギーの「UR」でも同様の価格変動が見られます。
ここまでの価格推移を見ると投機的にポケカを売買する人やコレクターが減ってきているのだろうと予想されます。
最低レアリティが高額なカードの傾向
大会で頻繁に使用されるカードでありながら再録回数が少ないなどの理由で価格がやや高騰するものがあります。
大会に参加する際には必要になるカードですからプレイヤーとしてはこうしたカードの価格変動は気になるところです。
具体的なカード名でいえば《プライムキャッチャー》や《ロトムV》《大地の器》《なかよしポフィン》などです。
これらのカードはコレクターからの人気は低く、主にジムバトルやシティリーグなどの大会に参加するようなプレイヤーからの需要があります。
コレクター需要のあったカードとは異なり、価格は横ばい~上昇傾向のカードが多いです。
これらのカードの価格変動は現状では純粋に、収録からの時間と大会での使用実績が反映されているように見えます。
ただし、今後はコレクターの数が減少した影響で少し値上がりするかもしれません。
これは最新弾の発売直後にとあるカードショップの店員さんに聞いた話なのですが「今回はノーマルカードを一気に買取に投げてくれていたコレクターの方たちが売りに来ていない」とのことでした。
結果としてそのショップは最新弾の在庫が少なく価格も若干高くなっていました。
これは「ナイトワンダラー」が例外的にコレクターからの需要がなかったからなのか、そのショップに限った話なのかは分かりません。
ただ、コレクターが引退すると安価なカードの価格が上昇しやすくなる可能性には注意しておいた方がよいでしょう。
スタンダードの汎用カードの傾向
最後はスタンダードの汎用カードです。
《ネストボール》や《すごいつりざお》のように何度も再録されていて数十円~数百円以下で買えるカードです。
予想通りではありますが、供給がかなり多いこともあってほとんど価格の変動は見られません。
まとめ
この半年で「コレクター需要のあるカード」の価格が大きく下がっているのは事実のようです。
ただ、「プレイヤー需要のあるカード」については大きな変化はみられません。
プレイヤーにとっての変化としては、スタンダードの高レアリティカードも値段が落ちてきていることが大きいでしょう。
サイド落ちの確認を素早くできるように、サポートだけレアリティを上げて視認性の向上させるという人は少なくありません。
そうした方をはじめ、デッキのレアリティを上げたいプレイヤーにとってはうれしい変化といえます。


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