

レジドラゴVSTARとはどんなデッキ?
「レジドラゴVSTAR」はアタッカーである《レジドラゴVSTAR》のワザ「りゅうむそう」によってドラゴンタイプのポケモンの強力なワザを使い分けて戦う高速デッキです。
最も強力なワザは《ドラパルトex》の「ファントムダイブ」で基本的にはこれを最速で打つこと目指します。
《レジドラゴVSTAR》は1進化のためエネルギーさえ用意できれば、2進化ポケモンである《ドラパルトex》よりも早くワザを出しやすいというのがメリットです。
問題のエネルギー確保には《オーガポンみどりのめんex》+《エネルギーつけかえ》を使い、盤面のエネルギーを《レジドラゴVSTAR》に移動させることで賄います。
手張りと組み合わせることで最速で先手の2ターン目からワザを出すことができます。
この早さが魅力で、2進化デッキの種ポケモンを狩り尽くすことで試合を有利に進めることができます。
さらに展開や相手のデッキタイプによっては他のドラゴンポケモンのワザを使うこともできるので対応力が高いという魅力もあります。
《ドラパルトex》以外で「りゅうむそう」用に採用されるのは、《キュレム》、《ギラティナVSTAR》、《ヒスイ ヌメルゴンVSTAR》等があります。
WCS2024で大活躍したことで注目している方も多いデッキだと思います。
今回はそんな「レジドラゴVSTAR」のプレイや構築の方針を初心者向けに解説します!
レジドラゴVSTARの優勝デッキレシピ

戦績:WCS2024TOP8(ナイトワンダラー環境/Bo3)
使用者:Michael Davidson [US]
【デッキコード】ac4JY4-y3XJvZ-xx88cK

戦績:ジムバトル優勝
開催日:2024年8月24日
【デッキコード】F1vFFV-tzwutp-F1k5vk

戦績:ジムバトル優勝
開催日:2024年8月25日
【デッキコード】Sp2RSy-3eiWQ2-yMpS3U
「レジドラゴVSTAR」最新弾の「ステラミラクル」で新規のカードをもらえなかったのでWCS2024(ナイトワンダラー環境)の構築からほぼ変化がありません。
また構築のテンプレートがほぼ固まっており自由度はあまりないのですが、採用するドラゴンポケモンは好みが分かれるところです。
メインで使用する《ドラパルトex》はサイド落ちしないように2枚採用、その他は3~5種類ほどのドラゴンポケモンを1枚ずづ採用します。
候補としては《キュレム》、《ギラティナVSTAR》、《タケルライコex》、《ヒスイ ヌメルゴンVSTAR》、《オンバーンex》が人気です。
それぞれの役割はざっくりと以下の通りです。
カード名 | 役割 |
---|---|
《ドラパルトex》 | メインワザマシン。とりあえずこのワザから使う。 |
《キュレム》 | 小型ポケモンをベンチ狙撃。(110×3)×2でhp220以下のポケモンを3匹取ってサイド6枚取り。 |
《ギラティナVSTAR》 | 対大型ポケモン。(リザードンex、《ドラパルトex》等) |
《タケルライコex》 | 対大型ポケモン。エネルギー要求量の問題で《ギラティナVSTAR》が人気。 |
《ヒスイ ヌメルゴンVSTAR》 | 延命用。高確率で1ターンもらえる。 |
《オンバーンex》 | 対「タケルライコex」最終兵器。 |
採用が分かれる《オンバーンex》について解説します。
前提として「レジドラゴVSTAR」はその早さゆえに、「リザードンex」や「ドラパルトex」のような2進化デッキにはつ用意のですが、「タケルライコex」のように自身よりも高速で高打点を出せるデッキの相手は厳しく、サイドを2枚ずつ取られてあっけなく負けてしまうこともあります。
そこで「タケルライコex」に対して使うのが《オンバーンex》の「おんみつひこう」です。
たねポケモンからワザのダメージを受けなくなるので、種ポケモンしか入っていない「タケルライコex」を詰ませることがてきます。
ただし、呼び出し札を使われると「おんみつひこう」の効果が切れてしまうので、《ポケモン回収サイクロン》を「レガシースター」で使いまわすなどして、盤面を《レジドラゴVSTAR》1匹のみにする必要があります。
ここまでの盤面を作るのが難しいこと、エーススペックが《ポケモン回収サイクロン》に固定されてしまうことなどから、採用しない人も多いカードです。
ただし、完璧な詰み盤面を作れなくとも《ナンジャモ》による手札干渉を絡めるだけでもベンチポケモンを呼ばれる可能性は下がるので「タケルライコex」側の呼び出し札の枚数次第では十分に採用圏内のカードです。
また「タケルライコex」への対抗手段には《かがやくリザードン》というカードも人気です。
こちらは《タケルライコex》を一撃で気絶させられるポケモンでありながら、自身はサイド1のポケモンである点が強みです。
ゲームの途中で《かがやくリザードン》をはさむことで、サイドを2枚ずつ取られる負けパターンを回避することができます。
その他採用が分かれるのは《ルチャブル》でしょうか。
こちらは特性「フライングエントリー」による10点と「ファントムダイブ」を組み合わせてHP70の種ポケモンを狙い撃ちするためのカードです。
先行の2ターン目から2進化デッキの種ポケモンを2枚取りできればゲームを有利に進めることができます。
レジドラゴVSTARの回し方
「レジドラゴVSTAR」の構築が把握できたところで、実際の動き方を確認してみましょう。
このデッキを使うときの方針は以下の3つです。
- 《レジドラゴVSTAR》を立てる
- 《レジドラゴVSTAR》にエネルギーを貼る
- ドラゴンポケモンをトラッシュする
《レジドラゴVSTAR》を立てる
このデッキのアタッカーは基本的には《レジドラゴVSTAR》です。
《レジドラゴVSTAR》は1進化ポケモンですから、ワザを出す前のターンには《レジドラゴV》を盤面に出しておく必要があります。
速さが売りのデッキですから、最速でワザを出せるように1ターン目に《レジドラゴV》を出さねばなりません。
そのためにボール8枚に加えて《イキリンコex》も採用されており、全力で《レジドラゴV》を探す構築になっています。
とにかくまずは《レジドラゴV》を出しましょう。そして可能ならばエネルギーを1枚貼っておきましょう。
2ターン目の要求がグッと下がります。
《レジドラゴVSTAR》にエネルギーを貼る
「りゅうむそう」は草草炎の3エネルギーが必要なワザなので《レジドラゴVSTAR》が2ターン目にワザを出すには一工夫必要です。
以前は《ナタネの活気》でエネルギーをつける型もありましたが安定感のなさから現在は見かけなくなりました。
最近主流の構築では《オーガポンみどりのめんex》+《エネルギーつけかえ》を使い、盤面のエネルギーを《レジドラゴVSTAR》に移動させる方法が採用されています。
1ターン目の手張り+《エネルギーつけかえ》+2ターン目の手張りで3枚です。
最初のターンに《レジドラゴV》にエネルギーを1枚貼れていなければ《オーガポンみどりのめんex》+《エネルギーつけかえ》が2セット必要です。
この場合は簡単に集められないのでVSTARパワーの「レガシースター」を使うことになるでしょう。
ただ「レガシースター」は終盤に使うほど選択肢が増えて強力になるので可能な限り温存したい特性です。
ゆえに1ターン目の手張りが重要なのです。
また、草エネルギーが7~8枚採用されているのに対して、炎エネルギーはデッキに2~3枚しかありません。
《イキリンコex》や《博士の研究》を使う際は、炎エネルギーが足りなくならないように意識しておきましょう。
ドラゴンポケモンをトラッシュする
「りゅうむそう」はトラッシュにドラゴンポケモンがいないとダメージが出ないので、使いたいワザを持ったポケモンを早急にトラッシュに送る必要があります。
そのために手札をトラッシュするカードが多く採用されています。
具体的には《大地の器》、《ハイパーボール》、《博士の研究》、《イキリンコex》、です。
《ハイパーボール》で探したポケモンを《大地の器》や《博士の研究》でトラッシュするのが基本です。
ただ、ここまで説明してきた条件はすべてのゲームで容易に満たせるわけではありません。
速攻寄りのデッキゆえに事故はつきものなのです。
条件を満たせなった場合はあえて進化せず《レジドラゴV》の状態で「てんのさけび」や「ドラゴンレーザー」を使うこともあるので覚えておきましょう。
-
画像提供:駿河屋
[s12]076/098(RR)
レジドラゴVSTARのデッキ相性デッキ相性
有利 | 五分 | 不利 |
---|---|---|
「リザードンex」 「ドラパルトex」 「サーナイトex」 「ロストギラティナ」 「ロストバレット」 | 「テツノイバラ」 「ルギア」 「大空洞パルキア」 | 「カビゴンLO」 「ミライドンex」 「タケルライコex」 「トドロクツキex」 |


あわせて読みたい
著者情報
コメント
コメント0件
レビューはありません。