


2025/4/18に発売予定の拡張パック「ロケット団の栄光」は「バトルパートナーズ」から続く「〇〇のポケモン」というテーマが展開されるパックです。
今回フィーチャーされるのはなんと「ロケット団」です。
1テーマを1パック丸ごと使っているだけあって強力なテーマになっていますし、環境デッキへのメタカードも多数収録されています。
早速「ロケット団の栄光」の注目カードと使い方を確認していきましょう。
新登場のメタカード
「ロケット団のカード」から紹介したいところなのですが、今回のパックは「新テーマの登場」よりも「既存テーマのメタカードの追加」の影響が大きいのでそちらから紹介します。
ロケット団の監視塔
最初のメタカードは《ロケット団の監視塔》です。
「無色ポケモンの特性を無くす」という効果を持っているカードで「無色ポケモンの特性」が強力なものばかりなことからこのカードも高い評価を受けています。
よく使われているカードで影響を受けるのがこれらです。

デッキの安定性を支えるカードであったり、テーマの根幹になるカードばかりですね。
これらが使えなくなることの影響は大変なもので、被害を受けるデッキは「タケルライコex」「リザードンex」「宝石バレット」「ブイズ(ブースターex)」「テラパゴスex」あたりです。
「タケルライコex」や「リザードンex」が《スボミー》を倒した返しに《カウンターキャッチャー》《アンフェアスタンプ》と合わせて使われると簡単に2~3ターン作られそうです。
これらのデッキは構築の変更を余儀なくされるでしょう。
特に、現在シティリーグで大活躍中の「タケルライコex」に効果的というのが大きく、「タケルライコex」を苦手としているデッキは積極的に採用することになりそうですね。
《ロケット団の監視塔》を「採用できるデッキ」=「影響を受けないデッキ」としては「ドラパルトex」「サーナイトex」「Nのゾロアークex」「サーフゴーex」「ブリジュラスex」「バチュルバレット」「トドロクツキex」「ユキメノコ系デッキ」「コントロールorロック系デッキ」などがあります。
その他《ケッキングex》の特性を自分で消して誰にでも攻撃できるようにするという使い方もできますね。
Eレギュ当時の《頂への雪道》ほどの使用率になるかはまだわかりませんが、環境を大きく変化させるカードなのは間違いありません。
発売されたらとりあえず4枚確保しておきましょう。
ロケット団のミミッキュ
続いては《ロケット団のミミッキュ》です。
「テラスタルポケモンのワザ」をコピーできるアタッカーで、主に「ドラパルトex」への対策になるカードです。
《リーリエのピッピex》と合わせて使えば、バトル場の《ドラパルトex》を倒しつつベンチにダメカンをばらまくことができます。
これまで《ミュウex》で行っていた方法ですが、ワザを出すのに必要なエネルギーが2つになったことで事前の準備がほとんどいらなくなります。
例えば《アカマツ》を使ってもいいですし、新カードの《ロケット団エネルギー》を使うのも良いでしょう。
《アクロマの執念》で《ボウルタウン》と《ロケット団エネルギー》をサーチすれば、後はバトル場のポケモンを逃がすだけでワザを出せます。
このセットを採用できるのならどのデッキでも《ドラパルトex》を簡単に倒せるようになるのですが、ここまで専用カードを入れるのは現実的ではないかもしれませんね。
おそらく《基本超エネルギー》を入れており、エネルギー加速手段を持っているデッキが採用するにとどまるのではないでしょうか。
具体的には「サーナイトex」「ブイズ」あたりでしょうか、もちろん「ロケット団」でも採用されることにはなるでしょう。
非常に強力ではありますが新しいデッキが生まれない限りは「サーナイトex」の評価が上がる程度の影響にとどまりそうですね。
ロケット団のフリーザー
こちらも《ドラパルトex》への対策カードです。
ベンチにダメカンを置かれなくなるので、《ドラパルトex》がただの200打点に成り下がります。
ただ、このカードの効果範囲は「ロケット団のポケモン」のみですので他のデッキでは採用できません。
使用する際は「カースドボム」で倒されないように《コダック》と合わせてベンチに置くか《勇気のおまもり》などでHPを上げておきたいですね。
やや限定的ですが、使いやすいメタカードの登場は環境に影響があるでしょう。
番外編:コダック
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画像提供:駿河屋
最安価格:2200円
《コダック》は拡張パック「ロケット団の栄光」に収録されるカードではないのですが、同時にジムバトルで配布が開始される「プロモカードパック第10弾」に収録されます。
誰もが待ち望んでいた「カースドボム」を止められるカードです。
このカードの登場で「ドラパルトex」「リザードンex」は構築の変更を余儀なくされるでしょう。
実際に採用されるかどうかはわかりませんが、カードプールにあるだけで抑止力になる良いカードですね。
ロケット団のカード
ロケット団のトレーナーズ
まず《ロケット団のレシーバー》を見てください。
「ロケット団のサポート」なら何でもサーチできるというとんでもない能力を持ったグッズです。
サーチ先となるカードがいずれも強力なのでこのカードおよび「ロケット団」というテーマの評価も上がっています。
「ロケット団のサポート」は以下の5枚です。
《ロケット団のアテナ》と《ロケット団のサカキ》はやや使用条件が厳しですが、その分強力な能力を持っています。
そしてなんといっても《ロケット団のランス》が最高です。
先攻1ターン目に使えるサポートはやや能力が控えめになるものなのですが、このカードは通常のサポートと同じようなカードパワーを持っています。
《ロケット団のレシーバー》と合わせれば最大8枚デッキに入れられますので「初動の安定感」は抜群に良いデッキになるでしょう。
また「ロケット団のサポート」は《ロケット団のファクトリー》の存在でさらに強さが増しています。
「ロケット団のサポート」はすべて「その後、カードを2枚引く。」というテキストが追加されると思って下さい。
全てのサポートが1段階上の強さになる超強力なんです。
また《ロケット団のファクトリー》のいいところは《ロケット団のアテナ》や《ロケット団のアポロ》で「後から引いた場合でもドロー効果を使える」点です。
気兼ねなくサポートを使えるのはポイントが高いですね。
総じて「ロケット団」というテーマはトレーナーズカードのパワーが高いので非常に強力なデッキになりそうです。
ロケット団のポケモン
「ロケット団のポケモン」の中でもいくつかのテーマに分かれています。
最も注目されているのは《ロケット団のミュウツーex》でしょう。
《ロケット団のミュウツーex》はベンチのエネルギーをトラッシュして打点を上げるカードなので、ベンチでエネルギーの貯蔵庫になれる相方が必要です。
自分の場に「ロケット団のポケモン」が4匹いないとワザを出せないというデメリットもありますので、《ロケット団のワナイダー》を相方として「純ロケット団」で構築するタイプと《オーガポンみどりのめんex》を使う「宝石型」が考えられています。
どちらの構築も面白そうですが、せっかくなら新カードの「ワナイダー型」から考えてみたいところです。
実は《ロケット団のワナイダー》自身もなかなかの火力を出せるので、ルールを持たないポケモンには《ロケット団のワナイダー》で対処するというプランもありそうですね。
続いては《ロケット団のクロバットex》の進化ラインです。
進化するたびにダメカンを2つ、4つと置いていける特性と、自身を手札に戻すワザを持っています。
この進化ラインだけで特性の使い回しができるのは便利ですね。
置けるダメカンは少し物足りませんが、こちらも面白いデッキになりそうです。
その他にも面白い特性を持ったカードはたくさんありますので「こんな組み合わせを考えているよ!」などのコメントをお待ちしています!
その他のロケット団のカード
《ロケット団のミミッキュ》の際に少しだけ触れましたが《ロケット団エネルギー》という非常に強力なエネルギーも収録されます。
超と悪タイプのエネルギー2つ分になれるカードですが《ロケット団のミュウツーex》や《ロケット団のクロバットex》など、ほとんどのアタッカーが超か悪タイプなのでこのカードをつければ自由にワザを出せると考えてよいでしょう。
また《ロケット団のびっくりボム》も強力です。
《マシマシラ》と合わせて使えばコインの表裏に関係なくダメカンを2つ置けるカードになります。
ほぼ無条件の打点アップカードと考えられるので、「ロケット団」以外のデッキでも採用される機会がありそうなカードです。


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