


ポケカジラではシティリーグの結果を毎週まとめてお伝えしていましたが、オフシーズンも自主大会で活躍したデッキをご紹介していきたいと思います。
今回は拡張パック「ナイトワンダラー」環境で活躍しているデッキをピックアップ。
新しいデッキタイプが活躍するというよりも、さまざまな既存デッキが強化された模様です。
※2024/6/15に行われた「第14回カードラッシュCS」様よりデッキリストを拝借しております。
「リザードンex」デッキ

戦績:第14回カードラッシュCS 優勝
開催日:2024年6月15日
【デッキコード】c48GJJ-MIimFc-xcc48c
拡張パック「ナイトワンダラー」から《ヨマワル》 《サマヨール》 《ヨノワール》と《キチキギスex》が入っています。
《サマヨール》と《ヨノワール》が持つ特性「カーストボム」と《リザードンex》の相性が非常に良く、これまで不利とされていたデッキに対して有効なダメージを与えられるようになりました。
《キチキギスex》は後半の《ナンジャモ》や《ツツジ》などの手札干渉に強くなれる1枚。
現状「リザードンex」デッキ以外にも搭載されていることが多く見受けられます。
これまではサイドが取られるまで火力が出なかった《リザードンex》でしたが、自ら能動的にサイドを取らせる手段を得たことでゲームスピードが格段に上がりました。
現在はまだまだ構築が固まってないようで、《ヨマワル》が2枚入ったリストもありました。
また「リザードンex」に流行の兆しがあるので、今後の大会でも要チェックです。
「レジドラゴVSTAR」デッキ

戦績:第14回カードラッシュCS 準優勝
開催日:2024年6月15日
【デッキコード】nHgg9L-Fre3mO-nLLPnP
拡張パック「変幻の仮面」で強化を得た「レジドラゴVSTAR」デッキが「ナイトワンダラー」でも強化を受けて活躍しています!
「変幻の仮面」では強力なワザを持つ《ドラパルト》と《オーガポンみどりのめんex》を得てエネルギー加速も行えるようになりましたが、「ナイトワンダラー」では《レジドラゴVSTAR》から打つワザ「りゅうむそう」で使えるポケモンが2種類登場しました。
ひとつ目は《キュレムVMAX》です。
《キュレムVMAX》自身の特性「アンチプラズマ」でワザに必要なエネルギーを無色1個にすることが出来ますが、《レジドラゴVSTAR》から打ってしまえば関係ありません。
ワザの性能は超強力で、相手のポケモン3匹に対してそれぞれ110ダメージ与えるというもの。
ワザ使用後にエネルギーをすべてとラッシュしてしまうというデメリットはありますが、これだけで試合が決まってしまう展開も少なくないと思います。
そしてもうひとつのワザマシン要員は《オノノクス》です。
上ワザの「アックスダウン」は特殊エネルギーが付いたポケモンに対して使用することで強制的にきぜつさせるというもの。
このワザ自体も強力ですが、《ミストエネルギー》で防げてしまうので微妙かと思われていましたが…。
実は下ワザも《レジドラゴVSTAR》にピッタリの性能で、230ダメージ与えつつ自分の山札の上から3枚トラッシュするというワザを持っています。
山札のトラッシュは通常デメリットではありますが、「レジドラゴVSTAR」デッキではトラッシュにドラゴンポケモンを落としたいのでメリットにもなります。
何より230ダメージというのがちょうど良く、今までのダメージラインが《ヒスイヌメルゴンVSTAR》と《ドラパルト》の200ダメージか、《ギラティナVSTAR》の280ダメージまたは《タケルライコex》の青天井ダメージというものでした。
そのため、HP220~230ラインのポケモンに対しては”足りない”または”エネルギーを消費しないと倒せない”状態でした。
なので、230ダメージというエネルギーを消費しないちょうど良いダメージラインが追加されたことが何よりの強化だと思います。
環境によってワザマシン要員とACE SPECを変えて戦うことが出来る「レジドラゴVSTAR」デッキは、今後レギュ落ちまで活躍し続けるのではないでしょうか?
「パオジアンex」デッキ

戦績:第14回カードラッシュCS 準優勝
開催日:2024年6月15日
【デッキコード】RpEyMM-yOYYnM-Sy2p2R
バトルマスターデッキが出たにも関わらずイマイチ活躍しきれていなかった「パオジアンex」デッキが、「ナイトワンダラー」から1枚入ったただけで大きく変わりました。
その1枚は先程の「リザードンex」デッキでも紹介した《キチキギス》です。
今までの「パオジアンex」デッキは盤面に《セグレイブ》と《ビーダル》を並べて、手札を補充しつつエネルギーを大量に使用してダメージを与えるデッキでした。
トラッシュからエネルギーを回収するために《スーパーエネルギー回収》を使用するので、手札を多く消費するデッキでもありました。
そのため、《ビーダル》が生命線となっていて倒されてしまうと後半の手札干渉に抗えず、そのまま攻撃できずに負けてしまうパターンがありました。
この弱点を補うことが出来たのが《キチキギス》です。
序盤の動きは変わらず、「パオジアンex」デッキの展開を行って積極的にサイドを取りに行きます。
そして《ビーダル》が倒されてしまった場合も、《キチキギス》を出します。
《ビーダル》が倒されてしまっても手札を補充する手段が増えたので、手札干渉を受けたあとでも再度攻勢に転じやすくなりました。
当たり前のことばかり書いていますが、「パオジアンex」デッキにはこの差が非常に大きかったため活躍することが出来るようになったのです。
《キチキギス》以外にも《夜のタンカ》を入れることで、《パオジアンex》が倒されてしまってもすぐに場に復帰できるようになっています。
たった数枚カードが加わっただけで過去のデッキが活躍できるようになるのは、やっぱりポケカ面白いなーと思いました!
新しいデッキも活躍中?
ここで紹介した他にも、新ポケモン《モモワロウex》や《イイネイヌex》 《マシマシラex》を使用した悪タイプデッキや、《ガチグマアカツキ》を使用した「ガチグマブジン」デッキなど、さまざまなデッキタイプが登場しているようです。
今後も定期的に活躍しているデッキをピックアップして紹介したいと思います!


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