


本日は「スターターセット テラスタイプ:ステラ ニンフィアex」と「スターターセット テラスタイプ:ステラ ソウブレイズex」の発売日です!
それぞれ新しく登場する《ニンフィアex》《ソウブレイズex》を中心としたデッキで、それぞれ数枚ずつ環境に影響を与えそうなカードが収録されています。
デッキ産のカードは再録されずに値上がりすることもありますので、使いそうなカードは早めに抑えておくのがよいでしょう。
「ニンフィアex」&「イーブイ」
一枚目は「スターターセット テラスタイプ:ステラ ニンフィアex」の看板カード《ニンフィアex》とその進化元の《イーブイ》です。
まず《ニンフィアex》自体の評価ですが、予想ではかなりの強さだと思われます。
《ニンフィアex》は「エンジェライト」という相手のベンチのポケモン2体をデッキに戻すという唯一無二の能力を持っています。
序盤に「エンジェライト」を使えば展開を大きく遅らせることができますし、終盤に呼び出し札と合わせて使えば相手が苦労して立てたアタッカーを盤面から消し去ることができます。
また進化元も《イーブイ》は「ブーストしんか」という強力な特性を持っており、バトル場でなら最初の番や出した番でも進化できます。
進化ポケモン特有のタイムラグなしで攻められるのは大変素晴らしいです。
また「イーブイ」は他にも選択肢が豊富にあります。
1体が進化すると連鎖的に進化できる「きょうめいしんか」の《イーブイ》、自身のワザで進化できる「かくせい」の《イーブイ》はどちらも強力ですし、HP70で逃げるエネルギーが1の《イーブイ》も複数あります。
「ブーストしんか」の《イーブイ》が本命になりそうですが、4枚目を他のものに変えることもあるでしょう。ご自宅のストレージを探してみてください。
すでに「ロスト型」「ガラスのラッパ型」「きらめく結晶型」「サーナイトex型」などいくつもの構築が考案されています。
各構築の解説はまたの機会に行いますが、「リザードンex」や「ドラパルトex」登場直後のようにしばらくは様々な型で環境を賑わせてくれるでしょう。
個人的には最近日の目を見ていない「ロスト」の救世主になってくれるのではないかと期待しています。
マリルリ
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画像提供:駿河屋
[svLN]004/022
お次は「スターターセット テラスタイプ:ステラ ニンフィアex」収録の《マリルリ》です。
このカードについて語ることは多くはありません。
特性「きらきらシャボン」によって自身のワザに必要なエネルギーが超エネルギー1つだけになります。
1進化とはいえサイド1のポケモンがエネルギー1つで230点出せるのは破格です。
「テラスタル」のポケモンと組み合わせなければいけないので盤面をサイド1のポケモンだけにすることはできませんが、生かして返せば次のターンも230点飛ばされるとあっては無視するのも難しいでしょう。
種ポケモンのexで戦う「ミライドンex」や「タケルライコex」「テツノイバラ単」「トドロクツキex」などには非常に強く出られるでしょう。
テラスタルオーブ
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画像提供:駿河屋
[svLN]012/022
続いては両方のデッキに採用されている《テラスタルオーブ》です。
効果はシンプルで「テラスタルポケモンをサーチする」というものですが、リザードンex、《ドラパルトex》などこれまで《ハイパーボール》を使わなければならなかった進化ポケモンをコスト無しで手札に加えられるようになるのは大きいです。
それ以外でも《オーガポンみどりのめんex》を並べるのに役立ったりとスタートデッキにしか収録されないカードにしては汎用性と需要が高すぎます。
採録されるまではそこそこの値で取引されるでしょうから、デッキを買って集めておくのがよいでしょう。
ヨルノズク
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画像提供:駿河屋
[svLS]010/022
お次は「スターターセット テラスタイプ:ステラ ソウブレイズex」に収録の《ヨルノズク》です。
「ステラミラクル」に収録されたばかりでの再録に何を騒ぐことがあるのかとお思いかもしれませんが、これは非常に重要な再録です。
なんと初のノーマル版(光ってない)での収録です。
視認性向上のために「ルール持ちはfoil、非ルールはすべてノーマル版」というようなデッキの組み方をしている人が一定数おられます。
私もその一人ですのでこの再録は非常に助かります。このためだけに「スターターセット テラスタイプ:ステラ ソウブレイズex」を買いそうです。
「パーフェクトミキサー」「プレシャスキャリー」
「スターターセット テラスタイプ:ステラ ニンフィアex」と「スターターセット テラスタイプ:ステラ ソウブレイズex」それぞれに採用されているACESPECです。
どちらも非常に派手な効果を持っています。
《パーフェクトミキサー》はトラッシュを一気に増やすカードで、エクストラで大人気の《バトルコンプレッサー》とよく似ています。
スタンダードで使うなら《ルギアVSTAR》の「アッセンブルスター」のために《アーケオス》をトラッシュする使い方がわかりやすいです。
その他、《ホウオウV》とエネルギー4種をトラッシュして先行の1ターン目に《ホウオウV》をベンチに大気せせるというのも面白そうです。
強力なカードなのは間違いありませんが、デッキのメインの動きをエーススペックに頼ってしまうとサイド落ちしたときにデッキが全く機能しないということにもなりかねませんので、構築の工夫は必要です。
その点も考慮すると、多少安定感の向上を期待できても「ルギア」において《レガシーエネルギー》を差し置いて採用されるかは疑問が残ります。
《プレシャスキャリー》も同様の問題を抱えていて、ポケモン展開という安定感に関わるカードでありながらサイド落ちの可能性がある。
ゆえに使えなくても盤面を作れるようにデッキを組まなければならない。
なくても動けるなら最初から入れなくてよいのではないか?というジレンマに陥りそうなカードです。
ただ、《オリジンパルキアVSTAR》の打点を上げるなど、盤面を一気に広げること自体に価値があるデッキならば他のカードではできない仕事をしてくれます。
どちらのエーススペックも活かせれば大きな働きをすることは確実です。今後のカード次第では化ける可能性が高いので確保しておいて損はないでしょう。


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