


最新弾「ステラミラクル」の発売から1週間以上が経ちデッキの開発もある程度進んできました。
特定のデッキの使用率が変わればカードの価格も変わるものです。
大会で活躍するデッキの構築が固まり始めたところでカードの価格動向にも目を向けてみましょう。
今弾は多くのデッキに大きな影響を与えたパックだったのですが、注目カードには以外な顔ぶれが並んでいます。
※YouTubeチャンネルポケカジラ《公式》にて、動画でも簡単に解説しておりますので合わせてご視聴ください。
ブライア(SR)

画像提供:駿河屋
ブライア
このカードは、相手のサイドの残り枚数が2枚のときにしか使えない。
この番、自分の「テラスタル」のポケモンが使うワザのダメージで、相手のバトルポケモンがきぜつしたなら、サイドを1枚多くとる。
「リザードンex」に環境を支配させる要因となった最新弾の最強カード《ブライア》。
ポケモンカードでは高レアリティのカードは発売直後の2~3日は非常に高価格で取引されます。
いわゆるご祝儀価格のようなものなのですが、その後はしばらくは価格を落としていきます。
そして、ある程度人気のあるカードはさらにその後に価格が回復していき相場が形成されます。
価格が回復しやすいカードの特徴としては「キャラクター人気(コレクター需要)が高いもの」と「プレイヤー需要が高いもの」の2つがあります。
一時期は非常に高騰していた《ナンジャモ》や《カイ》はこの両方の特徴に当てはまっていいたことが高騰の理由といわれています。
それでは《ブライア》はどうでしょうか。
キャラクターとしての人気は高くないようですが「プレイヤーからの需要」は非常に高いです。
現状で採用されているデッキは「リザードンex」「ドラパルトex」「タケルライコex」です。
ちなみにこの3デッキが現環境(7月31日現在)の上位3デッキです。
そして今後も「テラスタル」のアタッカーを中心としたデッキが出ればそのデッキに採用されることは間違いありません。
どのくらい強いかといえば、手札が整えば以下の状況で「リザードンex」がこのターンに勝利することができます。ちょっと引くくらい強いです。

※どうすれば勝てるかはこちらの「リザードンex」の解説記事をご覧ください。
このように前代未聞の最強カードなので「プレイヤー需要」は非常に高いです。
そんな《ブライア》の発売後の価格変動をご覧ください。

まさに発売直後のフィーバータイムが終わって価格が落ち着いてきたところです。
この後はプレイヤー需要によって価格が上がっていくことが予想されます。
「リザードンex」「ドラパルトex」を使う方はもちろん、今後発売されるであろう「テラスタル」ポケモンを使いたい方も是非抑えておきたいカードです。
ドラパルトex

画像提供:駿河屋
ドラパルトex
ワザ:無 ジェットヘッド 70
ワザ:炎超 ファントムダイブ 200
ダメカン6個を、相手のベンチポケモンに好きなようにのせる。
特別なルール
ポケモンVSTARがきぜつしたとき、相手はサイドを2枚とる。
にげる
無
お次は《ドラパルトex》です。
このカードは登場直後に環境を支配したこともあり、発売から2週間ほどは最低レアリティの「RR」でも1200~1500円で販売されていました。
その後は苦手な「タケルライコex」デッキの活躍もありトップシェアを手放すことになったので、価格は落ち着いて600~700円前後で取引されていました。
それがさらに落ち込んで現在は400~500円で購入可能です。

最新弾の発売後に大流行した「リザードンex」に強いため「ドラパルトex」も順調に勢力を伸ばしています。
同じパックから出る同じレアリティ「RR」の《オーガポンみどりのめんex》は最新弾の発売後に値上がりしています。
これは《オーガポンみどりのめんex》を4枚使う「タケルライコex」が「リザードンex」「ドラパルトex」の両デッキに強いので使用率が高くなったことが要因とみられます。
全く同じ状況にある《ドラパルトex》も今後値上りする可能性は高いと考えられます。
また、こうした状況を横においてもスタンダード屈指の強カードである《ドラパルトex》がワンコイン以下で買えるのは非常にお買い得ですので、持っていいない方は今のうちに集めておくことを強くお勧めします。
なかよしポフィン

画像提供:駿河屋
なかよしポフィン
自分の山札から、HPが「70」以下のたねポケモンを2枚まで選び、ベンチに出す。そして山札を切る。
《なかよしポフィン》は発売以降あらゆるデッキで2~4枚採用され続けており、今後もレギュレーショ落ちまで状況が変わることがないであろうカードです。
非常に強力で需要の高いカードゆえにこのカードは何度か再録の機会がありました。
そして再録のたびに一瞬落ち着いて、しばらくするとまた値上がりします。

これは再録の方法がパックへの通常版の収録ではなく、「イベントの景品」であったり「UR」の収録であったりして供給数が伸び切らないためです。
そして現在も価格下落中なのですが、今回の値下がりの要因は「ファーストエントリーキャンペーン」での配布とデッキビルドボックス「ステラミラクル」への収録です。
この「ファーストエントリーキャンペーン」は今年の1月末にも開催されていました。
当時も値下がりしたのですが各店舗で配布分が尽きた2月末あたりからじわじわと値上がりしていきました。
その後「変幻の仮面」に「UR」が収録された4月末を境に価格が落ち着いていきます。
ただしそれも1か月ほどで6月に入るとサイド値上がりを始めました。
現在は「ファーストエントリーキャンペーン」での配布とデッキビルドボックス「ステラミラクル」への収録で値下がりしていますが、これも一月ほどでまた値上がりに転じると予想されます。
「配布しているからジムバトルに出ればもらえるし~」と考えている方もいると思いますが、前回のキャンペーンを思い出してください。
キャンペーンだけで必要な枚数が集まりましたか?今回も同じです。
それにデッキを作るたびに4枚消費されるカードなのですから何枚あってもいいのです。安いうちに買い込んでおくことをお勧めします。
夜のタンカ

画像提供:駿河屋
夜のタンカ
自分のトラッシュからポケモンまたは基本エネルギーを1枚選び、相手に見せて、手札に加える。
《夜のタンカ》は強化拡張パック「ナイトワンダラー」に収録されている汎用グッズです。
そこまで高いカードのイメージはないと思いますが、実は直近で一気に値上がりしています。
このカードをピックアップしたのは「ナイトワンダラー」に収録されていることが理由です。
実はこのパックはSR以上で人気のカードが《キチキギスex》しかありません。
そのため他のパックに比べてあまり剝かれておらず、供給量が少なくなっています。
《キチキギスex》の値上がりが止まらないのはご存じの方も多いと思いますが、このパックに収録されているカードは同様に値上がりのリスクを孕んでいます。
《夜のタンカ》はこの弾に収録されている数少ない汎用カードなので、かつての《いれかえカート》のような高騰の仕方をすることも考えられます。
すでに値上がりは始まってしまいましたが、まだ手が出るうちに十分な枚数を集めておきたいところです。
暗号マニアの解読(SR)

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暗号マニアの解読
自分の山札から好きなカードを2枚選ぶ。残りの山札を切り、選んだカードを好きな順番に入れ替えて、山札の上にもどす。
《暗号マニアの解読》は好きなカードを2枚サーチできる強力なサポートです。
「パオジアンex」や「サーフゴーex」のような「デッキに置いた2枚をすぐに引ける」「サポート以外のカードが強力な動きに必要」なデッキでは唯一無二の働きをします。
強力なカードであることは間違いないのですが、両デッキが低迷中なこともあって「SR」の価格が下落して現在1000円で販売されています。

流石に1000円は安いです!
イラストも人気ですし他にはない性能ですので先ほどの条件を満たすデッキが新たに登場すれば価格が跳ねる可能性もあります。
多少のリスクはありますが、このカードも1000円以下で販売されているのを見たなら買っておいてもよいでしょう。
まとめ


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