


2024年の9月~10月にかけて価格変動の大きかったカードをご紹介します!
※YouTubeチャンネルポケカジラ《公式》にて、動画でも簡単に解説しておりますので合わせてご視聴ください。
ミュウツーex

画像提供:駿河屋
ミュウツーex
ワザ:超 トランスチャージ
自分のトラッシュから「基本[超]エネルギー」を2枚まで選び、自分のポケモンに好きなようにつける。
ワザ:超超 フォトンキネシス 10+
自分のポケモン全員についている[超]エネルギーの数×30ダメージ追加。
特別なルール
ポケモンVSTARがきぜつしたとき、相手はサイドを2枚とる。
にげる
無無
1枚目は「スターターセット テラスタル ミュウツーex」の看板カードの《ミュウツーex》です。
このカードで重要なのは「雷タイプ」で「テラスタル」を持った唯一の「たねポケモン」であることです。
「ステラミラクル」に《ゼロの大空洞》が収録されて「ミライドン」デッキは「大空洞ミライドン」へと変化しました。
このデッキには《ゼロの大空洞》の効果を発動させるために「テラスタルポケモン」が必要です。
その枠に《ミライドンex》から呼び出せるように「雷タイプ」である《ミュウツーex》が選ばれています。
現時点のスタンダードのカードプールには《ミュウツーex》以外に「タンデムユニット」で呼び出せる「テラスタルポケモン」がいないため、「ステラミラクル」の発売後すぐにこのカード評価が上昇。
不人気のスターターセットにしか収録されていないこともあって価格が高騰しました。
ところが9/23にCL東京の配信で悲劇が起こります。
10/18発売の次弾「超電ブレイイカー」に収録される「タンデムユニット」に対応した「テラスタルポケモン」《ピカチュウex》の情報が公開されてしまったのです。
《ピカチュウex》は特性「がんばりハート」の効果でHPが満タンの状態ならワザのダメージで気絶しない特性を持ちます。
《ミュウツーex》にせよ《ピカチュウex》にせよワザを使う気はないので、耐久力がある方が採用されるのは仕方がないことです。
《ピカチュウex》はまだ発売前ですが、多くのプレイヤーが同じことを思ったようで、この日を境に価格が急落。
「大空洞ミライドン」の使用者が《ピカチュウex》の発売直前まで使用する必要があるため、今のところ価格は《ゼロの大空洞》発売直前までは落ち込んでいませんが、10/18以降どうなるかは分かりません。
不要な方は今のうちに手放してしまうのが良いでしょう。
ソウブレイズex

画像提供:駿河屋
ソウブレイズex
ワザ:炎 しんえんほむら 30+
自分のトラッシュにあるエネルギーの枚数×20ダメージ追加。
ワザ:炎超鋼 アメジストレイジ 280
このポケモンについているエネルギーを、すべてトラッシュする。
特別なルール
ポケモンVSTARがきぜつしたとき、相手はサイドを2枚とる。
にげる
無無
《ソウブレイズex》は、8/30に発売された「スターターセット テラスタイプ:ステラ ソウブレイズex」に収録されたカードです。
発売直後からシティリーグで結果を残していることもあって価格を伸ばしています。
特に買取価格は500円を超えているショップもあり、今後は販売価格もさらに上がることが予想されます。
「スターターセット テラスタイプ:ステラ ソウブレイズex」は税込み1,800円で《ソウブレイズex》が2枚手に入りますので《ソウブレイズex》が欲しい人はスターターデッキを買うのもいいでしょう。
通販サイトはまだ在庫があるようですが、すでにカードショップではスターターデッキが在庫切れになっていることも多いようです。
お目当ての方はお早目の購入をお勧めします。
ザマゼンタVSTAR

画像提供:駿河屋
ザマゼンタVSTAR
ワザ:鋼鋼無 ギガインパクト 220
次の自分の番、このポケモンはワザが使えない。
VSTARパワー(特性):シールドスター
自分の番に使える。次の相手の番、自分のポケモン全員が、相手のポケモンから受けるワザのダメージは「-100」される。
特別なルール
ポケモンVSTARがきぜつしたとき、相手はサイドを2枚とる。
にげる
無無
《ザマゼンタVSTAR》は「ソウブレイズex」に採用して絶対にサイドを取られないターンを作る役割が注目され一気に値上がりしました。
このカードは「ロストアビス」が8パック入った「VSTARスペシャルセット」のプロモパックにしか収録されていないことも高騰の原因でしょう。
また、直近では「ブリジュラスex」での採用もみられました。
ただし、どちらのデッキでも確実に採用されるわけではない点、最近は「ソウブレイズex」では採用しない構築が増えている点からこのまま高額な状態が続くかは不明です。
買取価格が高い今のうちに手放してしまうのも悪くないでしょう。
プレシャスキャリー

画像提供:駿河屋
プレシャスキャリー
自分の山札からたねポケモンを好きなだけ選び、ベンチに出す。そして山札を切る。
《プレシャスキャリー》は「スターターセット テラスタイプ:ステラ ニンフィアex」に収録されているACESPECです。
発売直後は1枚しか採用できないACESPECに序盤の展開を任せてしまうとサイド落ちや引けなかった際にデッキが回らなくなるという懸念からあまり評価が高くないカードでした。
ところがYouTubeチャンネルも人気の「はるn」選手と「まく」選手がCL東京にて同じ構築で好成績を収めたことで話題となり、シティリーグでも「キャリー型リザードン」が見られるようになりました。

戦績:ドラゴンスター日本橋3号店優勝
開催日:2024年9月26日
【デッキコード】fbFFkk-qGIoG5-f5kVFw
その影響もあって急激に価格が上がっています。
同スターターの目玉カードだった《ニンフィアex》が事前評価ほどの活躍をできていないことから、「スターターセット テラスタイプ:ステラ ニンフィアex」を「スターターセット テラスタイプ:ステラ ソウブレイズex」よりも優先して買うプレイヤーは少ないと予想されます。
そうなると市場に出回る《プレシャスキャリー》の枚数が想像よりも少なくなり、今後さらに高騰する可能性は十分にあります。
こちらは安いものを見かけたら今のうちに勝っておくことをお勧めします。
カウンターゲイン (UR) [sm7a]

画像提供:駿河屋
カウンターゲイン
自分のサイドの残り枚数が、相手のサイドの残り増し数より多いなら、このカードをつけているポケモンがワザを使うためのエネルギーは無エネルギー1個分少なくなる。
最後は《カウンターゲイン》のサン&ムーン時代のURです。
《カウンターゲイン》は「楽園ドラゴーナ」で再録されたポケモンの道具です。
サン&ムーン時代にスタンダードでリーガルだった頃は強力なカードだったようで、再録の情報が出た瞬間に「迅雷スパーク」に収録されていたurの価格が一気に高騰しました。
もちろん現代でも効果は十分に強力なのですが、現環境の上位デッキのポケモンはほとんどがワザに必要なエネルギーをすべて指定されています。
無色1個分減らしたころでワザを打てるようになるポケモンがほとんど活躍していないため、このカードを使うデッキがありませんでした。
その結果「楽園ドラゴーナ」に新規で収録されたURの《カウンターゲイン》は価格が伸びず1000円前後で販売されています。
にもかかわらずサン&ムーン版のURは5000円近い価格を維持しています。
9月に入って買取価格も上昇しており、最高買取価格はなんと4000円です。
サン&ムーン版のURに強いこだわりがないのなら一旦手放してしまって、必要になったときに新URを買うのが賢い判断に思えます。


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