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【初心者向け】昔のデッキから学ぶ「スボミー」の使い方・対策法

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ついにハイクラスパック「テラスタルフェスex」が発売しましたね!
目玉のブイズSARやその他人気ポケモン・サポートのSARはもちろん、再録カードもアツい内容になっているので各地で爆発的に売れているようです。

そんな中、新カードとして収録された《スボミー》。

歴代、グッズロック効果を持つポケモンはたくさん収録されましたが、今の環境で使い勝手の良いグッズロックワザを持つポケモンが登場するとは思ってもいませんでした…。

そんな《スボミー》に関して、”初心者向け”に使い方や使われたときの対策について、昔のグッズロックカードの歴史を振り替えつつお伝えしたいと思います!

※掲載するカード画像は一部駿河屋さまよりご提供いただいています。

まずは「スボミー」を見てみよう

スボミー

たねポケモン、ワザを使うために必要なエネルギー無し、グッズロックしながら10ダメージ、逃げるために必要なエネルギーもゼロ。
文句無しで強いですよね。ポケカを始めたばかりの人でもわかる凄さが詰まっているのではないでしょうか?

もっとわかりやすくお伝えすると、試合中によく使われているこれらのカードが使えなくなってしまうということになります…。


  • なかよしポフィン
  • ネストボール
  • ハイパーボール

どうでしょうか?グッズロックという効果のヤバさが想像できましたでしょうか。
後攻1ターン目に「むずむずかふん」を受けてしまうと、その次のターンではベンチにポケモンを展開したり、進化させるためのポケモンを山札からサーチ出来なくなってしまうのです。

もちろん、グッズはこれらのカードだけではありません。
たねから2進化ポケモンに進化させるための《ふしぎなアメ》や、トラッシュからポケモンやエネルギーを回収する《夜のタンカ》、ACE SPECの《プライムキャッチャー》など、すべてのグッズが使えなくなってしまうのです。

なので、「むずむずかふん」を使われた次のターンは、ポケモンのワザ・特性、サポート、スタジアム、ポケモンのどうぐを使ってターンを進行せざるおえません。

グッズ以外なので思ったより出来ることが多い!と思うかもしれませんが、今のデッキの半分ぐらいはグッズで構成されているので、手札によってはほぼパスのターンになってしまうことも…。

しかし、使う側も考えなければなりません。
グッズロックはとても強力ですが、それだけで勝てるようなワザではないので、グッズロックした後にどのように勝ち筋を追うのかがポイントになると思います。

ということで、過去のグッズロックデッキから《スボミー》の使い方を学びたいと思います。

「ガマゲロゲEX」から学ぶ

ポケモンカードゲームXY 拡張パック「ライジングフィスト」で登場した《ガマゲロゲEX》も、《スボミー》と同様にワザの効果でグッズロックを行うタイプのポケモンです。

ガマゲロゲEX

ガマゲロゲEX》で検索すると、公式サイトに掲載されている「チャンピオンズリーグ2017 岡山 上位入賞デッキレシピ」が出てきました。
そこには、《ジュナイパーGX》と合わせたデッキが3つも入賞していました。

ジュナイパーGX

ガマゲロゲEX》も《スボミー》同様、ワザのダメージが控えめなので、別にダメージソースを用意する必要があったようです。
そこで、《ジュナイパーGX》と組んで足りないダメージを補っていたようです。

このデッキと同様のカードを現環境にあるカードで例えるなら、《マスカーニャex》や特性「カースドボム」を持つ《サマヨール》《ヨノワール》でしょうか。


  • マスカーニャex
  • サマヨール
  • ヨノワール

特に《サマヨール》と《ヨノワール》はさまざまなデッキで活躍しているポケモンです。
グッズロックしながら相手のポケモンを倒しつつ、フィニッシャーとして相性の良い《ガチグマアカツキex》を使うプランがわかりやすくて良いと思います!

ガチグマアカツキex

特性でグッズロックを行う「オーロット」から学ぶ

ポケモンカードゲームXY 拡張パック「コレクションX」にて収録された《オーロット》を見てみましょう。
このポケモンはワザの効果ではなく、特性でグッズロックを行うポケモンでした。

オーロット

オーロット》はかなり注目されていたようでしたが、進化ポケモンかつワザに必要なエネルギーが3つも必要だったため、登場したてこの頃はそれ程使われていなかったようです。

ところが、その後のパックで徐々に強化。
超ポケモンが使うワザのエネルギーが無色1個分減る《次元の谷》、ワザ「かくせい」を持った進化前の《ボクレー》、すぐに場のポケモンを進化させることができるサポート《ミツル》の登場で少しずつ強化されました。

そして大活躍するきっかけとなったのが、ポケモンカードゲームXY BREAK拡張パック「破天の怒り」に収録された《オーロットBREAK》の登場でした。

BREAK進化ポケモンの特別なルールが、「BREAK進化する前のオーロットの「ワザ・特性・弱点・抵抗力・にげる」を引きつぐ。」というもの。
進化前の《オーロット》の特性「もりののろい」が引き継がれるため、グッズロックしながら攻撃することが可能となりました。

そんな《オーロットBREAK》デッキの戦い方は、《オーロットBREAK》で戦いつつ、相手のポケモンについたエネルギーを剥がす《クラッシュハンマー》や《フレア団のしたっぱ》、ワザを使うために必要なエネルギーを増やす《ヘッドノイザー》などで相手を妨害し、ワザを使わせないまま勝利することを目指す戦い方が主流だったようです。

グッズロックだけでなく他の妨害系効果を絡めて勝利するというのはわかりやすい方針ですね。

現環境でも《クラッシュハンマー》はありますし、《サカキのカリスマ》で同じようにエネルギーを貯めさせない戦術は取れそうです。
(エネルギー加速が多い現代でも強いかは置いておいて・・・。)

「スボミー」を活かすには

ここまでに紹介した方法どちらかで《スボミー》を活かしたいのですが、
以前活躍していたポケモンに比べ、HPもワザのダメージも低いので、上記のような最初から最後までグッズロック効果で戦うというのは無理だと思います。

そこで意識したいのが、”グッズロックをなんのために行うか”ということです。
スボミー》でグッズロックしたところで直接勝ちにはつながらないことがわかりました。
ではどうすればいいのでしょうか?

そこで考えて欲しいのが、グッズロックは「相手のテンポを遅らせる」ということです。
ここで言う「テンポ」とは、相手の盤面の進行であったり、攻撃するまでに必要な準備のことを指します。

グッズロックを行うことでボール系が使えなくなる = 相手の盤面が弱いままになる、ということです。
その間、自分の盤面を強くすることができればたとえ後攻だったとしても、先手でポケモンを展開させたときのようなアドバンテージが得られるようになります。
(先手と後手を入れ替える、とも言えますね。)

このように、グッズロックは序盤の相手の足止めに使い、自分の盤面が強く出来たら、グッズロックを続けることよりも強いポケモンで攻撃した方が勝ちにつながると思います。

そしてもう一つ伝えたいのは、《スボミー》を入れたからと言って必ず最初にグッズロックする必要は無いということです。

先程も話した通り、相手のテンポを遅らせることができるのであれば、試合後半であってもグッズロックすることで巻き返しにつながります。

例えば、相手にサイドを先行されてしまい、自分の場に進化前のたねポケモンがいなくなってしまった場合には、
相手の逃げにくいポケモンを《ボスの指令》や《カウンターキャッチャー》で呼び出して、《スボミー》で「むずむずかふん」を使うことで自分の場のポケモンが倒されないターンを作れるかもしれません。

まずは試合中に「相手のテンポを遅らせる」ことを意識して、《スボミー》を使ってみましょう!

逆にグッズロックされたときはどうしたらいいの?

逆に後攻を取られてグッズロックされてしまった場合は、グッズを使わずに盤面を強くする動きを意識しなければなりません。

例えば相手のバトル場の開始ポケモンが《スボミー》だった場合は、先手1ターン目のうちにやれることをやってしまう必要があります。
ボール系のカードは使い切ったほうが良いこともあると思います。グッズロックされたターンの動きを意識して《ハイパーボール》で先にポケモンを持ってくるような動きもしても良いかもしれません。

もちろん《ナンジャモ》等で手札がデッキに戻されてしまう恐れがありますが、他に解決手段がない場合はやらざるおえません。
(手札が少ない場合は相手に《ナンジャモ》を使わせることで枚数が増えるのでお得かも…?!)

また、《スボミー》を使われる意識を持ってデッキ構築を変えておくのも良いと思います。

現在はグッズで事足りる場合はグッズの採用が優先されていますが、サポートで同様の効果が得られるカードを投入するのも必要になってくると思います。

例えば、進化先のポケモンを手札に加える手段は《ハイパーボール》が担っていましたが、《ジニア》や《シアノ》(ポケモンexに限る)で代替出来ます。
エネルギーつけかえ》が必要なデッキであれば、《ポピー》が同様の効果を持っています。
トラッシュから回収する手段も《スイレンのお世話》や《リップ》(超タイプに限る)があります。


  • ジニア
  • ポピー
  • スイレンのお世話

さらに、サポートをデッキから持ってこられるように《ネオラントV》の枚数を増やす等の工夫があっても良いですね。

デッキ構築の段階から意識することで、グッズロックによる一方的な試合展開は防げるようになると思います。

対策方法はたくさんあると思うので、皆さんもカードリストを眺めて考えてみてくださいね!
良い案があればぜひコメント欄で教えて下さい!

さいごに

恐らく環境がガラッと変わってしまう影響力を持つ《スボミー》のグッズロックを特集しました。

今後も初心者の方向けにわかりやすく情報をお伝え出来るようにいたしますので、この記事の良かったところや悪いところなどをコメント欄で教えてくれると嬉しいです。

ではまた!

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著者情報

せいれん

くさタイプとドラゴンタイプが好き

編集責任

株式会社カブキ
〒251-0025
神奈川県藤沢市鵠沼石上1丁目7−8 ビックライズビル5F

コメント

コメント1件

匿名プレイヤー
  • 匿名プレイヤー さん
    2024年12月9日
    2024/12/09

    グッズロックの対策参考にさせてもらいます!
    ちなみに
    にがにがではなくむずむずです|ω・)

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    参考になった5

    匿名プレイヤー
    • ポケカジラ【公式】 さん
      レベル:
      ★★★☆☆
      2024年12月9日
      2024/12/09

      コメントありがとうございます!少しでも参考になれば幸いです!
      そして「にがにが」のご指摘ありがとうございますm(_ _)m
      なんでにがにがしちゃったんだろう!?自分でもビックリしました笑
      助かりました、ありがとうございます!

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