


いつもポケカジラをご利用いただきありがとうございます。
サービス運営会社である株式カブキ代表取締役の片川と申します。
サービス開始以来、たくさんの方にご利用いただくと共に、応援やフィードバックのお声をいただいておりますこと、この場をお借りして心より感謝申し上げます。
突然ですが私は、小学生の息子と一緒にポケモンカードゲームを楽しんでいる、一児の父でもあります。
実は先日、お父さん目線で、ポケカというゲームの素晴らしさを体験する機会がございましたので、こうして筆を取らせていただいております。
我が子の周囲でもやはりポケカは大流行です。
息子のお気に入りは初めて購入したブースターパックから出てきたHR版のヒスイ ヌメルゴンVSTARで、このカードのためだけに鋼エネルギーをタッチするほどのご執心ぶり。

パパは息子の残りカードでデッキをこさえて対戦相手を務めている次第です。
ですが、やはり子供のすることですからまずいプレイも多く、せっかく進化させたヌメルゴンVSTARが私のボスの指令でベンチ送りになるたびに心苦しい思いをすることもしばしば。。。
カードゲームの特性上、息子の手札をのぞいて手取り足取りレクチャーするわけにもいかず、そんなことをされても子供は喜ばないでしょうから、知的ゲームにおいてこの辺りは難しい問題です。
この日も、初期ポケモンとして配置されたはくばバドレックスVを前に、我が子のポケモンたちが次々となぎ倒され、私のサイドは残すところあと2枚、というところまで迫っておりました。

息子は手札も芳しくないようで、エネルギーの設置も思うようにできていません。
虎の子のキングラーVもきぜつしてしまい、負けず嫌いな少年は早くも目に涙を浮かべております。
※ 少々諦めが早いのが、彼の短所なのです。。。
私は自分の手札を公開して告げました。
実は、パパもはくばバドレックスしかたねポケモンを引けてないのよ。だから、パパのはくばバドレックスVを倒したら勝ちだよ。

息子が言い返します。
「そんなカード、あるわけ無い。だって、ぼくのベンチポケモンはエネルギーのついてないヒスイ ヌメルゴンVと、あとはヌメラしかいないじゃないか!」

※ 最近、近所のカードショップでヒスイ ヌメルゴンを入手したそうで、彼のデッキはもはやヌメルゴンファンデッキと化しています。
しかしここで、息子も気づいたようです。
実は、前のターンのキングラーVによる決死のあばれバサミにより、私のはくばバドレックスVの残りHPは10まで追い込まれていたのでした。
「じゃあ、逆転のためにはエネルギーひとつで攻撃できるヌメラをベンチから出せばいいのか。」
そうそう、よく気づいたね。
問題なのは手札にエネルギーが無いこと。
あとは最後のドローにかける、博士の研究でもいい、引いてくれ!(私も祈ってます笑)
ドロー!!
ガクッ、と肩を落とす息子。
ああ、ダメか。そう都合よくいくものじゃないな・・・
ところが私がなぐさめようとする手を振り切って、何かをひらめいた様子。
「あ、違うぞ、そうか、これを使えばいいんだ!!」
息子がプレイしたのはさっき投入したばかりの新カード、ツツジ。

6枚引ければさすがにエネルギーがあるよね、と得意げな息子くん。
果たして父と子は名勝負を終え、ポケモンカードゲームならではの逆転のカタルシスに浸りながら固い握手を交わしたのでした。
そしてこの後、さらに嬉しいことがありました。
諦めないって大事だよね、なんて父としては蛇足っぽいお説法をしながら、しかしツツジって強いなー。手札が2枚になっちゃったからもしパパにポケモンがいたとしても逆転は難しかっただろうな、と素朴な感想を述べたところ、
「でもあれは1枚でもいい気もするー。」と息子。
え、なんで?
と聞き返すと、
「だってピンチのときだけ最後に1枚引ければいいもんね。使えない時間が長いから。」
うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉポケカすごい!!!!
子供って単純なので、強いと思ったものは普通、すぐフル投入したがるんですよ!!!!!!!!
(当然息子もつい最近までそうでしたし、他ならぬ自分が子供のころは入れたいカードてんこ盛りで山札がめちゃくちゃ分厚いデッキを使ったりしていたものです)
めちゃくちゃ学びがあるよポケカ!!!!

お子様とポケカを楽しむお父さん、お母さん。
ポケモンカードゲームは学びがつまった遊びであり、素晴らしい親子のコミュニケーションツールですよね。
きっと今日もどこかのご家庭で、小さな名勝負がうまれていることでしょう。


あわせて読みたい
著者情報
コメント
コメント0件
レビューはありません。